キャンプデビューの初期投資は5万円が目安!
null何しろ超インドア派の私、キャンプを始めるまでアウトドアショップなど足を踏み入れたことすらありませんでした。
では、いざアウトドアショップに行ってみたらどうだったか……。
ちょっとでも「おしゃれなデザインでいいな」と思うものは、やっぱりすべて高かったんです! かと思うと、ホームセンターにあるアウトドア用品はやけに安い。
この値段の差は一体何なのか? そりゃ高いものを買った方が品質もデザインもいいんだろうけど、上を見たらキリがない。何しろ30万円のテントもあるくらいなのだから!
そこでSNSを通して知り合った先輩キャンパーたちに質問しました。
「キャンプを始めるにあたって、最初に揃えるべき最低限のギアは何で、いくら投資すればいいのか?」
先輩たちの答えは以下でした。
・テントとタープは絶対に買うこと
・予算は5万円以内におさめること
※タープとは日差しや雨よけとして使う大きな布のこと。
※上記はファミリーキャンプの条件です。シングルの場合はテントやタープのサイズも小さくなりもっと予算を抑えられます。
キャンプ道具は全部買い揃えなくても、いくらでも代替が効く!
nullそれを聞いて「たった2つでいいんだ!?」と驚いた私。
キャンプを始めるためには相当量のギア(20万円分くらい)を買わなければならないと勝手に思い込んでいました。
しかし実際キャンプをしている人たちに聞くと、
「今後、長年続けるなら細かいギアにもこだわるべきだけど、最初はこまごましたものはちゃんとしたアウトドア用品じゃなくてもいいんじゃない?」とのこと。
だからスキレット(鉄製のフライパン)もダッチオーブンも買わず、家で使っているテフロン加工のフライパンと鍋をキャンプ場に持ち込みました。
ガスコンロも家にあった卓上コンロで代用。食器は『イケア』で買ったメラミン皿、テーブルに至っては友人家族が持って来たダンボールに布をかけたもので代用。
野外椅子は持っていたのでそれを持ち込みましたが、子ども用の椅子は100円ショップで買った折りたたみ椅子を使いました。
寝袋もむか~し買ったものを実家から借り、夏場でも標高の高いキャンプ場は寒いので、そこに家の毛布をプラスしただけ。テントとタープ以外、寄せ集めでなんとかなった初回のキャンプ。
先輩キャンパーたちが言っていた通り、アウトドア専科のギアじゃなくても充分でした!
ただし、テントとタープは安易なものを買わないこと!
nullそして肝心のテントとタープですが、テントは「初心者キャンパーにとっては最強の定番」と言われる『スノーピーク』(アウトドアブランドです)の「アメニティドーム(テントの名前です)」を購入。これが3万円。そして残りの2万円を使ってタープを買いました。
当時はあまり『メルカリ』や『ヤフオク』など盛んではありませんでしたが、今はこうしたサービスを使ってもっと安くテントやタープを手に入れることもできると思います。
テントとタープをケチるとどうなる?
そしてテントとタープを買う際、先輩キャンパーたちが口を揃えて言ったこと。
それは「予算5万円はフルに使って、テントとタープは揃えること。ここでケチって妙に安いテントやタープを買うと、あとで必ず買い換える羽目になり、逆に余計な出費が増える」ということでした。
どういうことか。
あまりに安いテントやタープはやはり設営が面倒だったり、使い勝手が悪かったりするんだとか。だからこそキャンプの“要”になるテントとタープだけはきちんとしたものを何とか予算内で買うのがいいと強く言われました。
だから「アメニティドーム」を買うまでいろんなキャンパーのブログを読み、アウトドアショップの店員さんを質問攻めにして決めましたよ。そのおかげであれから5年経ちますが、女性でも設営しやすいうえに使い勝手が良く、未だいちばんのお気に入りのテントです。
先輩キャンパーたちの助言がなければ、絶対に安いものの中からテキトーに選んだテントを買っていたと思います。
「続けるかどうかわからない」という状況だったら、ついリーズナブルなテントやタープを“なんとなく”購入しちゃいそうですが、でも、実はこれが最終的に“無駄”になるんです!
だからこそきちんと予算を決め、ちゃんとしたものを買うこと。
ちゃんとしたものを買えば使い勝手も良く、またキャンプに行きたくなるので、ギアがたんすや物置のこやしになることもありません。
そして本格的にキャンプをやるようになったら、その他のギアを買い揃えていけばいいと思います。
でも実は、ここから“キャンプの恐怖”が始まることも……(笑)。ハマることで“ギア地獄”(「もっといいギアがほしい」「人と違うギアがほしい」という欲)に陥っていくのです……うちは今、このギア地獄の真っ只中にいます(笑)。そんなファミリーキャンプ模様については、またご紹介しますね。