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現地で困らないように…海外旅行での「乳幼児向けフード」の見つけ方【子連れ海外お役立ちテク#3】

離乳食時期や、大人と同じものが食べられない時期の子どもと海外旅行するとき。心配なのは、現地で安心して食べさせられるものがあるかどうかということ。

これまで20回ほど子連れ海外旅をしているママエディターの筆者も、最初は「食べさせるものがない」と途方にくれたことも…。今回は、旅を経て見つけ出した、「お助けフードの見つけ方」のテクニックをご紹介します。

失敗!グアムで炊飯器を買うはめに…

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実際にグアムで購入した炊飯器と1歳の息子

初めて私が子連れで海外旅行に行ったのは、子供が1歳のころ。場所はグアムでした。赤ちゃん連れでグアムに行っている人もたくさんいたし、日本人旅行者の多い場所だから、まぁ大丈夫だろうと、たいした下調べもせずに出発。

でも実際にグアムに到着してみると、レストランには子どもに食べさせたい、体にやさしそうなものが全然見つからなくて、とっても困りました……。

朝食はホテル内のビュッフェだったので、お味噌汁があったり、白米があったり、野菜があったりと、特に問題なかったんです。それ以外のランチとディナーが大問題でした! 当時、初めての子育てで慎重になっていたのもあるかもしれませんが、まだジャンクフードを食べさせてはいませんでした。なのに、子ども用のメニューを見ると、ハンバーガーにフライドポテトにピザ……。サイズが小さくなっただけで、どれも大人と同じものばかり。特に、子どもが食べられそうな野菜料理が見つからなくて途方にくれました。

そしてついに、ホームセンターで蒸し野菜も一緒につくれる炊飯器を、スーパーでお米と野菜を買い、ホテルの客室の中で毎日自炊していたのでした(笑)。今となっては笑い話ですが、当時は必死でした。

けれど、こんな経験があったからこそ、小さな子どもも一緒に楽しく外食できるお店の探し方テクニックを発見することができたんです!

海外でも乳児が安心して食べられるお助けフードの見つけ方

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(1)日本食レストランを探す

とてもベタな方法ですが、やはり頼れる日本食レストラン。和食は世界的に有名なので、海外でも見つかることも多いと思います。日本食の中でもうどんは乳児食の鉄板。私自身、初めての子連れ海外旅行で日本食レストランに助けられました。宿泊したホテルの中に入っていたので、毎晩のように通いましたね。

日本食レストランには、写真のような丼ものもありますよね。子どもが小さいうちは、とんかつの部分はまだ食べられないかもしれませんが、とんかつの下の味が染みたご飯なら喜んでパクパク食べてくれることでしょう!

(2)メイン料理のつけ合わせを活用する

ステーキやハンバーグなどのメイン料理を頼んだら、つけあわせのサイドメニューも一緒に選べるレストランがあると思います。サイドメニューはフライドポテトなどが多いのですが、お店によっては、蒸し野菜やマッシュポテトなどの野菜が用意されています。野菜不足になりがちな海外ではとても助かります。

私が訪れたファミレスでは、つけ合わせだけでもサイドメニューとして注文できました。ファミレスのサラダバーなども野菜を摂るにはぴったりですよね。

(3)コンビニをチェックしてみる

海外のコンビニでも子供が食べやすい食べ物が見つかることがあります。たとえば、ハワイやグアムにある「ABC STORE」では、おにぎり、そうめん、うどん、ヨーグルト、フルーツなどがありました。コンビニは、店舗数も多いので、買いにいきやすいのもメリットです。

(4)お弁当・おにぎり屋さんがないか検索してみる

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日本人旅行者の多い場所なら、おにぎり屋さんがあるかもしれません。最近では、「おにぎらず」の流行で、海外でもおにぎりをつくりやすくなっていますから。一緒に豚汁やお味噌汁があったらさらに良し! 豚汁の具でしっかり野菜も摂れますよね。

お弁当屋さんもあるかもしれませんので、こちらも検索してみてください。海外でも、日本のお弁当はとっても人気のようですよ!

(5)スーパーマーケットでパンを探す

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やわらかな食パンやロールパンなら、小さな子どもも食べられますよね。スーパーマーケットで一緒に牛乳やフルーツも買えば、簡単なご飯になりますよ。

 

子どもの様子をみながら、お腹も栄養面でも満足できる食事を見つけられるといいですね。

 

撮影/羽田 徹(biswa.)、高橋香奈子

【参考】

高橋香奈子(2018)『子連れGUAM~ラクチン・ストレスなし・子供も自分も楽しめるいちばん近い海外リゾート~』(ワニブックス)

 

12回の子連れグアム旅行、約20回の子連れ海外旅行の経験を生かし、完全ママ目線・旅行者目線でつくられた1冊。子連れに向いたホテル選びのポイントから、飛行機内での過ごし方、旅行の持ち物リスト、現地での過ごし方、買い物&レストランスポット情報まで、すべて著者が実際に子連れで訪れ、ママのフィルターで納得したものだけ厳選して掲載。こんなに子連れ目線で、かゆいところに手が届くガイドブックはこれまでになかったと大好評で、即、重版出来。ファッションエディターならではのおしゃれでわかりやすい誌面も話題に。

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