小さいころから目にするスマホ。つながる仕組みってどうなってるの?
null子どもたちにとって、スマホは幼いころから見慣れているツールであり、実際に触れて身近なものになっているという家庭も多いですよね。お友だちと通信を通してゲームでコミュニケーションをとることも。
大人にも子どもにも身近な通信コミュニケーションですが、当たり前の存在である通信を支えているその仕組みは、大人ですらよく理解していないという人が多いのではないでしょうか。
じぃじやばぁばとのテレビ通話の際に、「なんでこんな風に顔がはっきり見えるの?」など、通信の仕組みを聞かれてドギマギすることも……。
そんななか、キッザニア東京とキッザニア甲子園にKDDI出展の「通信会社」パビリオンが登場したとのことで、キッザニア東京のパビリオン体験に行ってきました!
5Gで世の中が変わる!KDDI出展のパビリオンで「通信エリア設計士」体験
nullいつでもどこでも通信でつながる大切さを学べる
KDDI出展の「通信会社」パビリオンでは、子どもたちが「通信エリア設計士」として5Gの基地局を建てていくことで、電波が届く仕組みや通信でつながることの大切さ、また、未来の社会の通信がどのように変化していくのかを学ぶことができます。
「いつでも、どこでも、だれとでも」通信でつながることを可能にしてくれるのが通信エリア設計士の仕事。
数種類の基地局を街のどこに配置するのかを計画し、バランスよく基地局を建てることで、街のどこにいても通信がスムーズにできるようにしていきます。
オンライン授業なども増え“デジタルネイティブ世代”とも言われる、今の子どもたち。
KDDIは「KDDI Sustainable Action」という独自のSDGsを公表していて、その1つに「次世代の育成」を掲げています。パビリオンでの体験を通して、通信でつながることの大切さを伝えることは、今注目を集めるSDGsの「質の高い教育」の提供にもなっています。
通信エリアを設計!未来の街づくりを実際に体験
nullグリーティングを受けて中央の通路をまっすぐ進んだ左側に「通信会社」のパビリオンはあります。街でもよく見かける「au」のロゴが特徴的です。
体験前の準備で通信会社のユニフォームに身を包んだら、子どもたちのテンションも急上昇。
仕事の様子をのぞいてみると、大人も「そうなんだ!」と思うような気づきのある内容がたくさんありました。
1.通信の基本的な仕組みって
まずは通信の基本的な仕組みを、スーパーバイザーと呼ばれる子どもたちの“ちょっと先輩”という立場で接するキッザニアのスタッフから伝えられます。スムーズに通信ができるためには、基地局が必要。
スマホなどから届く電波を基地局が受信して通信が成り立っている仕組みや、基地局の種類や特徴を「街の中で見たことがある」などイメージできるように説明してくれます。
初めて知る通信の仕組みに、子どもたちは興味津々。
2.5Gって知ってる?
通信についての説明のあとは5Gについても教えてもらいます。「5G、聞いたことある!」と子どもたちも声をあげながら、5Gで実現される社会の様子にさらに興味が高まります。
高速で大容量のデータ通信が可能になる5Gによって、これからの暮らしが変わっていくことをまずは聞きます。今から体験する「通信エリア設計士」の仕事が、自分たちや社会の仕組みにどう貢献できるのかを理解してから、実際にスタート!
3.実際に基地局の計画を立ててみたら
一通りの説明の後は、シミュレーターを使って基地局の設置計画に!
ジオラマを囲みながら、各種の基地局を実際に建ててみると、その周囲のエリアが放射状に点灯して通信をカバーする範囲がわかるようになっています。
基地局の形も実際のものを再現したものになっているので、街の様子も考えながら設置していきます。基地局同士が近すぎると電波が干渉してしまうこともあるので、いかに少なく効率よく基地局を設置するかがカギ。
チームワークも大事な作業なので、子どもたち同士相談しながら、基地局を設置していきます。
4.完成した街がどうなるか、映像で体感!
すべてのエリアを、基地局で効率よくカバーできたら、街づくりは完成です!
その後、スピード感あふれる映像で、5Gがかなえてくれる暮らしの色々も教えてもらいます。
自分たちが5Gの基地局を設置した街が、どのような未来の社会をつくるのか、子どもにもわかりやすくイメージできるような説明に。
最後に、自分たちが設置した基地局が反映された「5G基地局計画書」とキッザニアのお給料であるキッゾをもらって体験は終了!
これからを担う子どもたちが、通信が社会に及ぼしている大きな役割を体験できる貴重な機会。体験している子どもたちを見守る親にとっても、いい学びの場となります。
社会の仕組みや、改善を繰り返す大切さを学ぶことにもつながる
nullキッザニアにはたくさんの仕事体験ができるパビリオンがあります。中でも、KDDIが担っているのは、今や当たり前に生活の中にある「通信インフラを支える」という、社会的に重要な仕事。これを子どもたちが体験することに、大切な意味があるように思います。
より多くの人に快適なネット環境を届けるにはどうしたらよいかを考えて、効率よく基地局を設置し、設置されている基地局も改善の余地を見つけ出し、どんどん改善していくことで安心な通信環境を提供できる。
KDDI出展の「通信会社」パビリオンでの体験は、子どもたちがゲームを楽しんだりオンライン授業を受けたりする際にも「この電波が通じているのは、誰かが仕組みを作ってくれているから」という、生活の中での気づきや改善を繰り返すことの大切さを実感するきっかけになりました。
近年、地震や台風といった災害も少なくなく、通信インフラの大切さが見直されています。将来社会を支える子どもたちに、通信インフラの大切さや積み重ねることの重要性を伝えられる、貴重な機会であると同時に、子どもの成長をサポートする親にとっても、改めて気づきをもたらしてくれました。
撮影・小林美菜子
施設概要
【通信会社パビリオン】
・定員:6名
・所要時間:30分
・おすすめ年齢:5歳〜
・キッゾ:8キッゾ
【キッザニア東京・キッザニア甲子園】
・営業時間:第1部 9:00〜15:00/第2部 16:00〜21:00
※入場には事前予約がおすすめです。
※第1部・第2部は完全入れ替え制です。
※営業時間の 30分前に開場予定です。
※プラン内容によって営業時間が異なる場合があります。
※料金等の詳細は、オフィシャルサイトを参照ください。