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意外…初詣も!? 住んでみて分かった「ハワイのお正月」は発見がいっぱい

毎年、年末年始になると、ハワイを訪れる旅行客や芸能人のことがテレビなどで紹介されます。では、実際にハワイで過ごすお正月とは、どのようなものなのでしょうか?

ハワイ在住約4年になる筆者が、ハワイのお正月の実態についてご紹介します。

ハワイと日本のお正月…共通点は?

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お正月休みになると、ハワイは日本人観光客の割合が一気に増えて、特にワイキキでは日本人観光客を多く見かけるようになります。そのせいか、日本独自のお正月行事がハワイのあちこちでも行われています。

たとえば、福袋。主要なショッピングセンターでは、日本の初売りセールと同じように福袋を用意していたり、お正月セールが行われていたりします。また、ホテルやショッピングセンターなどでも、餅付き大会など、日本的なお正月の催しが開かれています。

ハワイと日本のお正月…違うところは?

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では、ハワイと日本のお正月で大きく違うことは、何でしょうか。一番大きな違いは、1月1日のカウントダウンに花火を打ち上げて派手にお祝いすることでしょう。

大晦日の夜11時30分を過ぎた頃になると、あちこちで花火が上がりはじめ、街も全体的にそわそわし始めます。そして、時計の針が0時をまわるころには、ワイキキだけでなく、様々な場所で花火が打ち上げられ、爆竹の音も響いたりします。

花火は、ピッタリ0時になると打ち上げられるわけではなく、フライング気味に打ち上げられることも多く、アバウトなハワイらしい雰囲気に包まれます。

また、日本人としては大きなギャップを感じずにはいられないのが、お正月休みが無いこと。1月1日は祝日ですが、12月31日も1月2日もただの平日。会社員ならば12月31日まで仕事をして、1月2日には普段と変わらず出社し、仕事をしなければなりません。

ローカルのお正月

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日本人にとってお正月は、新しい年度の変わり目で、家族や親戚と過ごすのが一般的です。しかし、アメリカ人にとっては、元旦よりももっとビッグイベントに当たるのが、11月のサンクスギビングデーや12月のクリスマス。そのため、お正月には日本人ほど重きを置いていないように感じます。

現地在住日本人のお正月

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ハワイにはかつて日本から多くの人々が移民として移り住んだ歴史があるため、出雲大社などの神社があります。だから、日本のお正月とまったく同じように、初詣に訪れる方も多くいます。

また、ハワイは日本食スーパーが充実しているので、お餅や魚介類などを購入してお正月料理を用意したり、地元の日本食レストランが販売するおせちを購入して食べたりする方が多いようです。

 

筆者は、海外に来て初めて、“紅白歌合戦を見ながらグダグダひたすらゆっくり過ごす……”というお正月休みが、日本独特のものだったのだということを実感しています。

「お正月は日本で過ごしたい!」と思うのが、在住日本人の本音なのかもしれません。

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