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家族よりスマホが大事ですか?「夫にがっかりした瞬間」小さな失望はいずれ…

夫婦で生活を営んでいると、たくさんの時間をともに過ごす配偶者のふるまいにがっかりする瞬間が訪れるかもしれません。既婚女性の皆さんは、どんなことに小さな失望を感じているのでしょうか?

『kufura』(クフラ)編集部は433人の女性に「夫にがっかりした瞬間」「夫を見直した瞬間」についてアンケートをとりました。甘い回答集は後にとっておくとして、前半の今回は「がっかりした瞬間」をお届けします。

「がっかりした瞬間」6位~10位の回答は…

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まずは、6位から10位の回答をご紹介します。

10位・・・話を聞かないとき

9位・・・約束を破ったとき

8位・・・浪費したとき

7位・・・機嫌が悪くなったとき

6位・・・酒癖が悪いとき

相手の態度や悪い癖にがっかりしたという声が多く集まりました。きっかけとなるのは、“酒”“お金””態度”となっています。

続いてとくに多く集まった5つの回答をランキング形式でお届けします。

5位:虫を見つけたときのリアクション(18人)

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集計していてあまりの回答数に驚いたのですが、今回のアンケートで思いのほか多かったのが、夫の虫へのリアクションでした。

「虫を怖がり誰よりも先に逃げた」(31歳・主婦)

「ゴキブリ退治をしないで完全放置。長男がやってくれたので助かりましたけど」(51歳・主婦)

「クモを嫌がるところ」 (30歳・ 主婦)

「ガとか出たとき、ビビりまくって大騒ぎする」(55歳・主婦)

皆さんの回答を見ていてちょっと思ったのが、もしかしたら虫に対するリアクションから非常事態のことをいろいろと連想してしまうのかもしれない、ということです。とはいえ、「夫は虫に強くあって欲しい」という女性側の“~べき論”も透けて見えます。

4位:ルーズな生活習慣を直さないとき(20人)

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個々が身に着けてきた生活習慣が異なるのは当然ですが、時には妻には理解できない場合も。

「子どもの頃から注意されていることがいまだ、直ってない。食べた袋を置きっぱなし。テーブル汚したらそのまま。郵便物を開けず同じ場所に置いたまま」(48歳・デザイン関係)

「歯磨きを毎日しない」(35歳・総務・人事・事務)

「“寝屁”するところ」(42歳・主婦)

「トイレの電気を消さない」(33歳・営業・販売)

ルーズさやだらしない点への不満の気持ちが伝わってきます。寝ているときの放屁はクスっと笑えるときもありそうですが、そのときの感情によってはイラっとすることがあるかもしれません。

3位:デジタル機器に没頭しすぎているとき(21人)

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夫婦関係に深刻な影響を与える可能性があるのが“ゲーム”と“スマートフォン”の使い方です。

「子どもが産まれても、ゲーム機やスマホを一日中触ってばかりだった」(38歳・その他)

「ゲームに夢中になると、それが優先になることがある。一緒にご飯食べないときとかある」(33歳・主婦)

「『子どもを見てて』と言ったら、テレビをつけて、自分はスマホをいじっていたこと」(32歳・主婦)

「育児はスマホを見ながら片手間でできる」と勘違いしている姿勢にがっかりしたとの声が多数寄せられました。

2位:子どもとの向き合い方を見て(22人)

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子育てにはしばしば困難や面倒なことが伴います。2人の子どもなのに共に困難に向かい合おうとしないとき、失望したとの声も。

「子どもが荒れ気味だったとき仕事のつきあいを優先された。仕事なら仕方ないが、社内のつき合いなので、割り切れないものがあった」(44歳・主婦)

「子どもとの遊びに、ちょっとしたお金がちょいちょいかかる」(31歳・主婦)

「子どもの話をすると、『俺には関係ねえ』といいめんどくさそうな顔をして聞こうとしない」(39歳・主婦)

「子どもの夜泣き中にも気付かずグーグー寝ていたこと」(31歳・デザイン関係)

仮に妻側から“育児のSOS”を発していたのに軽くあしらわれた場合、”がっかり”を超えた大きな失望につながるかもしれません。

1位:家事への関わり方(27人)

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今回のアンケートで最も多かったのは、夫が家事をしないこと、家事を頼まれてイヤイヤやること、そしていい加減にやることについての回答でした。

「『ここ汚れてるよ』と言って、何もしない」(44歳・主婦)

「食器の片づけをしてくれない」(35歳・デザイン関係)

「私が2日間出張に行って帰って来たら、2日前に干した洗濯物がまだベランダにそのまま干してあった」(42歳・総務・人事・事務)

「家の事をなんにもしない。私が病気の時もごはんも掃除も洗濯もできない。ごみの分別くらいできないと私が先に死んだら不安」(51歳・主婦)

中には「家事をやらないのは百歩譲って許すにしても、せめて家事を増やさないで」といった内容の切実な声も見受けられました。

ガッカリだけどちょっと愛おしい!ほんわか回答集

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最後に普段の夫婦の関係性が垣間見られるような回答をご紹介します。

「カッコつけてるのに、たまにドジ」(38歳・その他)

「子どもに『靴下裏返しやめて』と怒っている私の横で、自分の脱いだ靴下をこっそり直していた」(35歳・主婦)

「靴下を裏返して脱ぐ。面倒なのでそのまま干して取り込んだら、何とそのまま裏返しのまま着ていた。そして、気づかないので指摘すると『何で裏返しになっとんやろー?』と言ってた。もちろん私は知らないフリしてた」(38歳・主婦)

「一緒に行こうと思っていたライブのチケットを紛失した」(56歳・総務・人事・事務)

「一人でできることも私と一緒じゃないとと、言い訳して逃げるとき」(59歳・主婦)

きっと普段は仲がいいんでしょうね。それにしても、ささいなことに思えますが、“靴下の裏返し問題”にイラっとする女性はかなり多いようですよ。自分で畳んでしまうのなら問題ないのでしょうが……。

今回は、妻が夫にがっかりした瞬間についてお届けしました。

夫婦を巡る愛情はまるで振り子のようなもの。「好き」に揺れたり、「嫌い」に振り切れたり、揺れが止まって小休止したり。「好き」があふれていたときには許せていたささいなことであっても、なんだか無性に残念に感じられる日もあるかもしれません。

今回のアンケートでは“がっかり”の気持ちを引き起こす最も大きなきっかけは家事や育児にまつわることでした。2人が暮らす家で、2人の子どもだからこそ、がっかりの瞬間を減らしていけたらいいですね。次回は、妻が「夫を見直した瞬間」のアンケート結果をご紹介します。

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