夫の分担「ほとんどなし」から「少し」に…夫婦の分担に変化のきざし
nullまず、夫婦間の家事分担割合について尋ねると、
妻がほとんどの家事を担っている・・・30%
妻が主に家事を担っているが、夫も少し分担している・・・36%
以上あわせて66%の家庭では妻がメインで家事を担っていることがわかりました。
2016年9月に実施された同様の調査よりも、「妻がほとんどの家事を担っている」が42%→30%で12ポイント減、「妻が主に家事を担っているが、夫も少し分担している」が3ポイント増。合計した数値では9ポイント減しています。
また、「妻と夫で分担している」については8ポイント増加しており、夫が家事に参加する割合が増えた結果といえそうです。
理想は50:50!でも実際は……たったの10%!?
null実際に何%ずつ家事を担うべきか、理想と実際の割合についても質問したところ、理想は「夫50%妻50%」という、両者が平等に分け合うのが理想と考える人が最も多いという結果になりました。
しかし実態としては、「夫10%妻90%」が最多の24%。次いで「夫20%妻80%」の19%と、夫婦ともにフルタイムで働いている家庭においても、主に妻が家事を分担しているという現状が見えてきました。“理想”と“現実”の間には、数字にして40%もの開きがあるようです。
また、年代別にみると、若い世代の夫婦ほど家事の分担が進んでいることがわかりました。
実際に夫がどのくらい家事を負担しているかの割合は、全体を平均すると30%弱となりましたが、20代の夫婦では夫が家事の約35%を担っているという結果が出ました。
30代の夫婦では30%、40代の夫婦では27%となり、年代が上がるほど家事分担率は下がる傾向があるようです。より若い世代ほど家事分担が進んでいる背景には、柔軟な考え方だけでなく、若い世代のほうが男女の収入格差が少ないなどの事情もあるかもしれませんね。
まだまだ共働き夫婦における家事負担は女性のほうが大きいことは変わりないのが実態。しかし若い世代から徐々に意識が変わってきているきざしが見えてきたようです。
ご家庭でもまず、夫にかんたんなことをひとつお願いするところから始めてみては?
【参考】