こだわり夫、ここが助かる!
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自分じゃ作れないおいしい料理を堪能できる
「夫の方が手が込んだ料理になるので、彼が休みの日は全任せなので助かっています。嫌と思うところは特にありません」(41歳/パート・アルバイト)
「料理は全任せをしているので、彩りのある美味しいご飯を作ってくれることは助かっています。カレーはこの皿じゃないと嫌とか、ご飯は冷凍じゃ嫌とかいうこだわりは勝手にしてくれと思っています」(34歳/財務・経理)
「美味しさにこだわるので、有り難く美味しくいただいています笑」(32歳/教職員)
掃除や整理をしてもらえてキレイな家をキープ!
「排水溝の掃除など、こだわりが強いが強要せずやってくれるから助かっている」(45歳/専門職)
「掃除をお願いしたら細かいところまではまって掃除をする」(49歳/主婦)
「物の置き場所にこだわるおかげで、家の中が散らかりにくい」(42歳/事務職)
具体的な家事では圧倒的に「料理と掃除」について、こだわる夫がいてくれて助かるという声が寄せられました。また、こういった声が30〜40代に多いのも印象的。共働き世帯が増えるなか、それぞれに得意な家事を分担してうまく工夫しているのが窺えます。
こだわりがあると暮らしの色々な場面でありがたい
「几帳面で作業が細かい。でも私がおおざっぱなので、最初は頭に来たけど、やらせておけば自分が助かる」(48歳/主婦)
「旅行の日程を立ててくれるので、その通りに行くだけで楽しい」(54歳/主婦)
「洗濯物のたたみ方にこだわりがあるので、自分の分はしてもらう」(62歳/主婦)
「とにかく何事においてもこだわりが強いが、それを強要しない点は助かる」(61歳/パート・アルバイト)
自分ではできないことを率先してやってくれるのは、どんな面においても助かるという声が多く聞かれます。また、こだわりを自分や家族に強要せず自身で完結するタイプの夫の場合は、肯定的に受け止めている妻が多いようです。
こだわり夫の困ったところは…
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ほかのやり方を許容してくれない
「洗濯の干し方を自分のやり方があり、私のを直すのがいやだ」(51歳/主婦)
「頻繁に服を洗濯する。自分のことで満足してくれたらいいのに、わたしにまで衣類の洗濯を頻繁にするよう言ってくる」(34歳/パート・アルバイト)
「掃除をしてくれるのはありがたいが、私のやり方には文句を言うところ」(34歳/総務・人事・事務)
「カーデニングを手伝おうとすると必ず、物凄いダメ出しとか、ストップがかかるので、もう手伝うのをやめました。ここがよい?そんなとこありません」(56歳/主婦)
家事シェアが当たり前になってきた昨今ですが、これらのコメントを見る限り、自分のこだわりを押し付けるのは親しい夫婦間でも控えたほうがよいのがわかります。今回はこだわる夫をテーマにしましたが、妻側も同様。筆者も夫の食器洗いの様子を見ると「非効率的だなあ」とモヤモヤすることがありますが、言うとやる気が削がれるのがわかっているのでぐっと我慢。お互いの気遣いを大事にするのが円満に過ごす秘訣と思っています。
こだわりで周りを振り回す
「散歩から帰った犬の足を指一本一本丹念に拭く。そこまでするほどではないし、犬にも嫌がられている。良かれと思って犬に過剰に接するため嫌がられ、結果私の方に犬が懐く。家事の割合は私の方が多いのに犬の世話も私に比重が偏るので負担が増えているのが困る」(26歳/総務・人事・事務)
「料理はレシピ通りにしか作れない。夫が料理をすると、我が家ではあまり使うことのない調味料が増えてしまい少し迷惑です。結局使い切る前に賞味期限切れに。お金もかかるし、レシピには臨機応変に対応してほしい」(34歳/総務・人事・事務)
「夫は気になるとすぐに片付けないと気が済まないので、私が食材を広げる横で掃除を始めたりする」(39歳/専門職)
「餃子は皮から、ピザは生地からと市販のもの使えば楽なのにすごいな~と思う。ただ、市販より美味しい時もあるけど粉が舞い散って掃除が大変なのが嫌だ」(44歳/主婦)
自分だけのこだわりのつもりが、気がつかないうちに周囲に負担をかけている場合も。特に料理の場合、食材や調味料を揃えるところから片付けまでやることが多い中、中途半端にこだわりを見せられると妻は不満に思うことが……。
今回のアンケートでは夫のこだわりについて肯定的、否定的な声はほぼ半数ずつ。なかには「いい面もあるが面倒と思う面もある」と一長一短だという人もいました。
暮らしのなかで「こだわり」があるのは夫だけとは限りません。妻の家事のやり方と夫が異なるからといって妻に合わせることを強要されると揉め事につながるケースもあります。どこまでそれぞれのこだわりを認め合っていくか、時には攻防も交えながら折り合っていくのが夫婦なのかもしれませんね。













