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【妻たちの本音】が切ない…。夫にもし「自分への不満は」と問われたら?

日々の暮らしの中で溜まっていくストレス。一つ屋根の下で暮らしている夫に対してこれは……と思っていることは意外にちょっとずつ増えていくものなのかもしれません。

今回『kufura』では、既婚女性124人に「夫にもし“何か不満ある?一番の不満は何?”と聞かれたら、何と答えますか」とアンケート調査を行いました。一体どんな不満があったのでしょうか? 理由とともに見ていきましょう。

1:私の話を聞いてほしい

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「ただ聞いてくれるだけでいいのに面倒の様子」(68歳/その他/結婚39年目)

「意見はいらない、とりあえず思ってなくても同意しているという雰囲気はだして欲しい、と答える。答えが欲しいのではなく、単に聞いて欲しいだけのため」(38歳/その他/結婚7年目)

「なんでもかんでもすぐにキレないで、ちゃんと話を聞いて欲しい。本当になんでもすぐにキレられると、自分の存在意義って何なんだろう?と悲しくなるから」(55歳/主婦/結婚31年目)

「生返事をするのをやめて欲しい。すぐに“ふん”と返事はしてくれるのでやってくれるのかと思っていたら、聞いてないことがほとんど」(57歳/主婦/結婚18年目)

妻側から多く聞かれたのは、「私の話を聞いて欲しい」との意見。この声は夫側からは全く出なかった意見の一つです。おそらく妻は正解やアドバイスを求めているわけでなく、とにかく聞いて欲しいのですよね。その気持ちを夫は理解しているのでしょうか……?

2:上から目線でものを言わないでほしい

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「上からで当たりが強いこと」(41歳/主婦/結婚11年目)

「何でもかんでも卑下するのはやめて欲しい。お互い様だよ、と言いたい」(44歳/主婦/結婚9年目)

「たまに人を小馬鹿にするような態度をとること」(28歳/その他/結婚2年目)

「対等の関係にない。いつも指示を受けるが、私からの指示を聞かない」(39歳/その他/結婚13年目)

「俺の言うことを聞けといわれると気分が悪くなる」(66歳/主婦/結婚44年目)

「会社の部下のように指図する」(51歳/主婦/結婚25年目)

夫婦はどちらが上ということはなくお互い対等な関係なはずなのに、環境なのか、生活の現実からなのか、夫はなぜか自分が上にいるような感覚を持っている人も少なくないようです。中には部下のように指図されるという意見も。

3:生活態度やマナーをちゃんとして欲しい

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「トイレは座ってして欲しい。飛び散りが気になるから」(52歳/主婦/結婚22年目)

「物の扱いが荒いのでぞんざいにしないで丁寧に扱って欲しい」(59歳/主婦/結婚20年目)

「とてもだらしなく、すぐにテーブルの上や車の中を散らかすところなど、たくさんある」(51歳/主婦/結婚23年目)

「クチャラーなので辞めて欲しい。何度か指摘したけど他人ごとみたいな感じだった」(46歳/主婦/結婚20年目)

「食べ方が汚いことです。くちゃくちゃ音を立てて食べたり、箸でつかめない時には手でつかんだりして食べます。(夫は)言われると機嫌が悪くなるので時間差で食べることにしています。一緒に食べると食欲がなくなります。外食の時には店内がうるさいのでその音に紛れて一緒に食べることができます。結婚してからずっとです」(63歳/主婦/結婚36年目)

生活態度は長年の習慣が積み重なっているので、なかなか変えられないものの一つなのかもしれません。しかしながら、一緒に暮らしていて、もう耐えられない、生理的に無理だという気持ちも理解できますね。この生活態度に関しても夫側からは出なかった意見の一つで、こういった不満は積み重なると、大爆発につながる可能性もありそうな気も……。妻は思ったよりもいろいろなことを気にしているのかもしれません。

4:健康状態が心配…

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「太り過ぎ。健康が心配」(52歳/主婦/結婚27年目)

「ダイエットにもっと真剣に取り組んで欲しい。知り合いに会った時に恥ずかしくて夫と言いたくないから」(46歳/総務・人事・事務/結婚5年目)

「いびきがうるさくて眠れない」(62歳/総務・人事・事務/結婚30年目)

「睡眠時間が短いので、もっと眠って欲しい。健康が気になるので」(36歳/主婦/結婚12年目)

「“不満は特にないけど、お酒飲み過ぎないでね”と答えます。お酒飲む量が多い日は、夜中に起きる回数が増えて体が心配なので」(53歳/主婦/結婚31年目)

「自分の体のメンテナンスをして欲しい、あちこち不調が出てきているのに病院に行きたがらないから」(54歳/その他/結婚16年目)

「たばこの吸い過ぎ。禁煙はしなくていいけど身体のことを考えて少し控えて欲しい」(58歳/総務・人事・事務/結婚20年目)

夫の健康をやんわりと気遣う声から、健康を気にしないことが不満というストレートな声までいろいろ集まりました。若い時は若さで不健康をカバーしていたという人も、年を重ねると気になってきて、それが時には重大な病気に至ることも。生活習慣を変えることは簡単ではありませんが、健康を気遣う声はなるべく素直に聞き入れた方がいいかもしれませんね。

5:節約、散財、借金…お金のこと

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「少しは買いたい物を買って良いと了解して欲しい」(60歳/主婦/結婚31年目)

「お小遣いを増やして欲しい」(61歳/主婦/結婚34年目)

「優しい旦那さんですが、お金のことになると表情が変わり機嫌が悪くなる。お金の管理を旦那さんがやってるからだと思います」(63歳/主婦/結婚26年目)

「生活費を入れて欲しい」(48歳/その他/結婚10年目)

「ギャンブル依存症。お金がかかる」(34歳/会社経営・役員/結婚13年目)

「借金を隠れてすること」(30歳/その他/結婚2年目)

一つの家計で暮らしている家族にとって、お金をどう使うかはとても重要なことですよね。日々の生活費から、借金やギャンブルなど困ってしまうお金の使い方までが集まりました。一緒に話し合って管理する時間も持ちたいところですね。

6:家事や育児に非協力的

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「週末洗濯物を干すくらいしか何もしてないんだから文句言うのはやめて欲しい」(49歳/主婦/結婚21年目)

「家事は楽で良いと言わないで欲しい。そんなに楽な仕事だと思っているのなら一度でも何か手伝えと言いたくなるから」(68歳/総務・人事・事務/結婚19年目)

「家事を全くしないこと」(39歳/総務・人事・事務/結婚7年目)

「子どもの相手をもっとして欲しいと言う。最近仕事の付き合い忙しくて帰りが遅くなっているのが不満だから」(43歳/主婦/結婚16年目)

「忙しい、面倒、疲れた、と言い訳をして家のこと、子どものことを一切やらずに10数年経った」(40歳/主婦/結婚15年目)

夫婦によって家事や育児の役割分担があるのでしょうが、家事を全くしない、育児も非協力的という声も多く見られました。また、家事や育児を見下すような発言にも批判が集まりました。この問題もなかなかズバッと解決策が見出しにくいところなのかもしれませんね。

その他:日々の不満、いろいろあります…

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「子どもと言い合っている時は、味方になって欲しい。母親としての立場を保ちたいから」(56歳/その他/結婚28年目)

「旅行に行ったときに自分の趣味のことばかりするのやめて欲しい。せっかく行くのに待ちの時間が多過ぎる」(31歳/主婦/結婚7年目)

「家族に無関心な態度をやめて欲しい」(36歳/主婦/結婚8年目)

「すごく日々の行動を聞いてくる。ほっといて欲しいです」(41歳/主婦/結婚15年目)

「自分の親のことぐらい自分でやって。連絡係はあなたです」(47歳/主婦/結婚23年目)

「自分が一番大事なところ。自分の母親、自分の姉、自分の姪っ子、自分自分自分。もううんざり」(60歳/主婦/結婚34年目)

それぞれにいろいろな不満があるものですね。読んでハッとした夫もいるかもしれません。

 

今回は妻に「夫への不満」を尋ねましたが、同じ質問を夫側にも聞いています。筆者は書いていて、あまりの視点の違いに驚きつつも、夫婦って本当にいろいろなんだなと思うことがありました。夫側の意見も読んでいただき、自分の家庭に当てはめて考えてみてくださいね。

橋浦多美
橋浦多美

大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、ラジオ、司会等を中心に現在はフリーのアナウンサーとして活動中。得意分野は家計経済で、暮らしがよくなるお金との付き合い方を日々考えています。FP、宅建士、ビジネスマナー検定、食生活アドバイザーなどの資格を保有。双子男児の母。

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