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【夫に聞いた】「妻の不機嫌」をめんどうに感じている夫は7割!妻の話を聞くことで解決できる?

人の気分は、天気のように移ろっていくもの。そう頭ではわかっていても、常に顔を合わせる配偶者の機嫌が悪化したとき、機嫌よく向き合うのは難しいものです。不機嫌が不機嫌を呼び、夫婦げんかに発展することもあるでしょう。

『kufura』編集部は、“配偶者の不機嫌”に着目。既婚女性の回答を紹介した【妻に聞いた】に続き、既婚男性198人に実施したアンケートの内容をご紹介します。

妻の不機嫌にまつわるアンケートでは、198人中135人(68.2%)の男性が「妻の不機嫌を面倒だと感じることがよくある(26.3%)/ときどきある(41.9%)」と回答しています。

夫が「面倒だ」と感じる妻の不機嫌な態度として、以下のようなものが寄せられました。

  • 口調が強くなる
  • 小言が増える
  • 表情がけわしくなる
  • 過去を持ち出す
  • 口を聞かなくなる

日常生活で、このような妻の不機嫌と対峙している夫から見た、妻の不機嫌の理由や、不機嫌の対処法について聞いてみました。

夫が考える「妻の不機嫌の原因」は?

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まず、夫が考える妻の不機嫌の原因としては、以下のような回答がありました。

(1)育児・家事・仕事の疲れ

「妻が容量オーバーになっているためで、家事の分担が重要」(44歳/総務・人事・事務)

「様々な要因があるでしょうが、妻は自分ばかり家の用事をやらされているというマインドに取り憑かれているのでしょう。あと更年期もある」(44歳/総務・人事・事務)

「仕事、家事、育児と疲れていて、八つ当たりしたいのかもしれない。自分も余裕があるときは家の仕事をするようにしたら改善するかもしれない」(46歳/コンピュータ関連技術職)

「仕事と家事に追われて大変だと思う。私が手伝ったらましになるかも」(50歳/その他)

(2)夫が妻の話を聞かない

「自分が話をきちんと聞かなかったり、相談に真剣にのらなかったりしたときに不機嫌になるときがある」(43歳/営業・販売)

「妻の話の内容を適当に聞いているから」(59歳/会社経営・役員)

(3)夫が妻の思い通りに動かなかった

「連絡を入れずに帰りが遅くなったとき」(45歳/企画・マーケティング)

「料理を褒めないとへそ曲げる」(54歳/公務員)

(4)生理・更年期に関すること

「生理時期になると不機嫌が見られ、またかと思う」(31歳/その他)

「更年期だと感じる、疲れていると、とにかく機嫌が悪い」(49歳/営業・販売)

(5)理由がわからない

「理由がわかれば苦労はしない。なんで不機嫌なんだろうか」(66歳/総務・人事・事務)

「不機嫌になる理由なんて知らない。ただのわがままなのではないかと思う」(51歳/その他)

妻が家事・育児・介護といった「家庭の仕事」で疲れている、もしくは「家庭と仕事の両立」で疲れているのではないか、という声がありました。さらに、妻の話を聞こうとしないときに、妻の機嫌が悪化するケースも。

ちょっと気になるのが、14人の回答者が妻の不機嫌を生理や更年期と断定していたこと。回答の中には、妻の年齢的に更年期の次のステージに移っているのではないかと推測されるケースも含まれていました。ひょっとしたら、妻の不機嫌の理由に耳を傾けなかったことも不機嫌の原因なのではないか……などと想像してしまいました。実際12人が「不機嫌の原因がわからない」と回答していました。

「妻の不機嫌」にどう対応する?

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続いて、妻が不機嫌になったときの対応法についてうかがいました。

(1)しばらく妻から離れる

「突然怒り出すときがあるので、その場を立ち去る」(46歳/営業・販売)

「寝入りを起こした時はとても機嫌が悪いので、その場から立ち去る」(60歳/営業・販売)

(2)家事・育児に参加する

「家事を一緒にする」(30歳/その他)

「子どもたちが寝た後に帰宅して、台所やリビングの状態で機嫌がわかる。育児で疲れていると機嫌が悪い。散らかっていたら淡々と片付けておく」(44歳/人事・総務・事務)

(3)妻の話を聞く

「食器の洗い方や洗濯の仕方にへんてこなこだわりがあり、思い通りでないと細かく指摘してくる。その思いを肯定しつつ“こんなこともあるよね”的なお話をして妥協点をファジーに(編集部注:ざっくりと)定めていきます」(51歳/会社経営・役員)

「言いたいことを言わせて聞いてやり、すっきりさせる」(53歳/その他)

「妻はがんの闘病中なので、体の自由がきかず、イライラすることが多い。当たり散らすことでストレス解消になるなら我慢するつもり」(49歳/営業・販売)

(4)機嫌の回復を待つ

「機嫌が悪い時は何を言ってもダメなので、別の機会に話をするようにしている 」(47歳/研究・開発)

「朝遅く起きてきても文句を言わずに朝ご飯が用意されるのをじっくり持つことで改善するはず」(67歳/その他)

育児・家事にもっと関わって欲しいのか、話を聞いてほしいのか、疲れがたまっているのか、妻が何を求めているのかを推察して対応をするケースがあったほか、妻から少し離れて気分の回復を待つと言う声もありました。

妻の機嫌の移ろいを天気に例え、不機嫌を荒天に例える人もいました。

 

以上、2回にわたって夫と妻の不機嫌について掘り下げてきました。

気持ちをわかってほしい、相手に不満や怒りを示したい、なんだか無性にイライラする……。不機嫌の理由はいろいろあると思います。

しかし、相手をコントロールするための手段として「不機嫌」を多用すると、周囲の人の心は少しずつ離れていきます。

不機嫌は怒りに直結しやすく、不機嫌を浴び続けた方は不満が蓄積していきます。配偶者の不機嫌に振り回されぬよう、また、自分も不機嫌に支配されぬよう、夫婦で感情コントロールの足並みをそろえていけるといいですね。

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