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【妻に聞いた】「夏の夫婦喧嘩の原因」どんな瞬間イラッとした?「水1杯でコップ替え」「また甲子園の話」…

犬も食わないといわれる夫婦喧嘩。とりわけ夏場は、暑さでイライラしやすいこともあり、ちょっとしたことが夫婦間の火種になりがちではないでしょうか? こんなつまらないことで言い争うのはウチだけ? いいえ、そんなことはありません! どうやらどこの家庭でも似たような事情を抱えているようで……。

『kufura』では、既婚女性111人を対象に“夏の夫婦喧嘩あるある”エピソードを尋ねてみました。

エアコンの設定温度を巡って夫婦喧嘩

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「エアコンの設定温度です! 夫はものすごく寒くするんですが、私はエアコンが苦手で極力つけないんです。それで、夫が外出から帰ってきたときにエアコンがついてないと怒るので喧嘩になります」(55歳/主婦)

「私はクーラーの設定温度を高くしないと体が冷えてしまうのです。夫は暑がりでリビングのクーラーを25度にしないと文句を言います。私は長袖で靴下を履いてクーラーの風のこないところにいます。夫には自分の部屋で25度にしてこもっていてほしいです」(62歳/主婦)

「エアコンが効いているにもかかわらず扇風機をつける。私に当たる方向に風がくるためすごく冷えてしまう。わざとではないと思うが自分だけに風が当たるようにすればいいのに、私に当たる方向に毎回置くため頭にくる!」(50歳/主婦)

「エアコンは寒いからと旦那がなかなかつけさせてくれない。やっと今年7月後半から解禁されました。とにかく旦那は自分に合わせるのが当たり前、私が合わせるのが当たり前と思っているのがムカつく」(57歳/主婦)

今回のアンケートでまず多かったのは、オフィスなどでもよく問題になる“エアコンの設定温度”を巡るバトル。家庭でも、一般的に女性のほうが冷えを感じやすく、男性のほうが暑がりの傾向があり、エアコンの設定温度の折り合いがつかず、喧嘩になりやすいようです。

暑い、寒いの感じ方は性差だけでなく個人差も大きく、男女逆転パターンも。夫が頑なにエアコンを使用したがらず、妻のほうがのぼせそうになってしまう……というコメントも少数ながら寄せられています。いずれにせよ、体感温度の問題は何が正解なのか割り切れるものでもなく、しかも夫の快適温度と妻の快適温度の中間であればよいとも限らず、かなり悩ましいところです。

夏場の調理を巡って夫婦喧嘩

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「旦那はキンキンに冷えたそうめんしか食べたくないらしく、あるとき、前もってボールに氷水を入れて冷やしておく時間が短かったのか、冷え具合が悪いとかなり文句を言ってきた。そのくらい合わせろよと思う」(44歳/主婦)

「手間をかけた料理でないと手抜きと言われるので腹立たしい。手間をかける=長時間暑い台所に立たなければならないという辛さを全くわかっていない」(68歳/総務・人事・事務)

「夫は夏でも温かい煮物や焼き魚が好きで作らないと機嫌が悪くなる。台所のガスレンジは場所がら涼しくない。夫はリビングで寒いくらいだと言ってる。たまにはサラダと刺身だけの献立にしたいと思う」(61歳/主婦)

「お盆休みくらい、たまにはご飯を作ってほしい。なのに“何でもいいよ”と私が作るの前提で言われるとむかつく」(62歳/デザイン関係)

家事は季節を問わず面倒ではありますが、とりわけ夏場に手抜きしたいのは炊事。エアコンの冷風が届きにくいキッチンで、さらに火を使って作業するのは、まさに灼熱での修行です。そんな妻の苦労などどこ吹く風で、涼しい顔をしている夫への非難の声が相次ぎました。たまには夫が厨房に立って妻の苦境を察してくれればいいのですが……。

その他、夏場の家事ではこんな悩みも…

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「夫は汗っかきで夏は日に何度もシャワーを浴び、その都度着替えも。シャワーの他、職場についたときにも着替えが必要で洗濯物が半端じゃない。清潔感に関わることだから仕方ないと思うが、バスタオルくらいは1日1枚にして欲しい」(58歳/総務・人事・事務)

「汗をかいたからと、やたら着替えて洗濯物を増やすこと。自分で洗濯するか、せめて速乾性のある衣類を着てほしい」(51歳/主婦)

「夏は喉が渇くので飲み物を飲む頻度が上がるのは仕方ないのだけど、水やお茶を1杯飲んだだけですぐコップを変えてシンクに置きっぱなしなのがイラッとくる。洗い物を増やさないでほしいのでサッとすすぐ程度で同じコップで飲んでほしい」(43歳/主婦)

夏場の家事では、調理以外に洗濯などに関する悩みも。“男性の体臭問題”がネット上で物議をかもしたのは記憶に新しいところですが、男性の清潔感を支えるのが妻の役目という構図が令和の今もなお残存しているのは、騒がれていないだけで、なかなか根が深い問題といえるかもしれません。

レジャーを巡って夫婦喧嘩

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「休みなのにパソコンばかりしていて遊びに連れて行ってくれないことでけんかになる」(66歳/主婦)

「旅行の準備や予約をやってくれない」(44歳/主婦)

「何が食べたい?どこ行きたい?とか、何を聞いても“何でもいい”しか答えない。レストラン街でどこがいい?と聞くと、永遠にうろうろして決めない。優柔不断過ぎてイライラする。相談しても、話にならない。頼れないから常にしんどい」(55歳/主婦)

「旅行から帰ったとき自分だけ忙しくて旦那はソファに座ってテレビを見ている。片付けを手伝ってほしい」(65歳/主婦)

リフレッシュのためのレジャーのはずが、夫婦間にズレがあると、かえって不満をためこんだり喧嘩になったりでストレス源に……。レジャーを巡ってトラブルが生じるのであれば、いっそのこと“夫婦で一緒に楽しむ”ことは諦めて、別々にフリータイムを設けてお互いに干渉しないのも得策かもしれません。

その他、あれもこれも全部夏のせいだよ!

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「旦那の査定が悪くてボーナスがないことで喧嘩になります」(53歳/その他)

「話がくどい! 夏の甲子園の話はもううんざり! 自分自身のスルー力を上げるしかないと思っています」(50歳/主婦)

「自分の部屋にいてほしいのに、私の傍にいたがります。暑くて嫌です」(63歳/主婦)

なんだか夫婦関係が本気で心配になってくる不穏なコメントもちらほら……。きっと異常なまでの今年の夏の暑さのせいですよね! そういうことにしておきましょう。

 

まだまだ厳しい暑さが続くと予測されています。みなさんのコメントを他山の石として(できるのか!?)、なるべく心穏やかに夫婦円満をキープしたいところですね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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