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「共働き一家の朝ごはん」事情を調査!夫と妻、担当はどっち?パン派vsご飯派、多かったのは…

家庭の中では、1日のうちに忙しさの「ピークタイム」が何度か巡ってきますよね。特に朝は、家事や身支度、家族のケアに加えて“朝ご飯の準備”というタスクが重なり、忙しさを極める人が多い時間帯です。

今回は“朝ご飯”に着目し、共働き夫婦の朝食にまつわるアンケート調査を実施しました。

子どもがいる共働き夫婦。朝ご飯作りの担当は?

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『kufura』編集部が実施したアンケートに協力いただいたのは、夫婦共働きの既婚男女103人(子どもあり70人/子どもなし33人)です。

アンケートでは、夫婦のどちらが朝食を作っているのか、なぜそのような分担になったのか、どんなメニューをよく作っているのかを質問しました。

子どもがいる夫婦、いない夫婦の朝食事情をお届けします。

まず、子どもがいる共働き夫婦の朝食事情について掘り下げていきます。

夫婦間の役割分担については、以下のような割合になっています。

【共働き夫婦(子どもあり)の朝食作り担当】

夫・・・7.1%
妻・・・58.6%
夫と妻の分担制・・・10.0%
夫と妻、一緒に作る・・・1.4%
夫、妻、子ども、それぞれが作る・・・2.9%
作っていない・・・14.3%
その他・・・5.7%

朝食作りは妻が分担しているケースが58.6%と多数派です。現在の分担体制になった理由について聞いてみました。

◆「妻が分担」の理由は?

「自分は時間的、物理的に朝食をつくる余裕がない」(45歳・研究・開発・技術者/男性)

「旦那は朝早く出勤して作れないから」(48歳・公務員・団体職員/女性)

「夫は家事ができないから」(36歳・総務・人事/女性)

「夫が子どもの世話をしているので、私はキッチンで集中して素早くできる」(49歳・事務職/女性)

「全ての家事は私の担当。私たちの年代ぐらいまでは当たり前です」(48歳・事務職/女性)

「年寄りもいる家庭で、女性が作るものだと決まっているような感じです」(50歳・営業・販売/男性)

◆「夫が分担」「夫婦で分担」の理由は?

「自分が出勤時間が早いので、夫が食事担当」(44歳・その他/女性)

「自分の仕事を妻に手伝ってもらっているので、食事は自分が作るようにしている」(31歳・会社経営・役員/男性)

「負担を分担するために、自分が朝ごはんを作っている」(45歳・その他/男性)

朝ご飯の担当を決定づけるものとして、以下のような要素が大きく影響していると推測できます。

  • 料理が得意かどうか
  • 夫婦の勤務形態(夜勤・早朝出勤の少ないほうが担当)
  • 性別分担意識(おもに40代後半以降の年代で顕著)

忙しい朝、より手際よく調理できるほうが担当しているケースが多く見られたほか、出勤時間の余裕があるほうが担当しているケースも見られました。

子どもがいない共働き夫婦、朝ご飯作りの担当は?

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続いて、子どもがいない共働き夫婦の朝ご飯作りの担当の分担状況についてご紹介します。

【共働き夫婦(子どもなし)の朝食作り担当】

夫・・・3.0%
妻・・・48.5%
夫と妻の分担制・・・12.2%
作っていない・・・33.3%
その他・・・3.0%

半数弱が「妻担当」と回答しており、最多となっています。現在の分担体制になった理由としては、以下のような回答がありました。

「結婚する前から妻が料理をしていたので自然とそうなった」(50歳・公務員・団体職員/男性・妻が担当)

「料理は私が担当だから」(36歳・主婦/女性・妻が担当)

「日によって気分の乗った方が作ることで負担にならないようにしてる」(40歳・その他/男性・夫婦で分担)

以下の理由が現在の分担につながっていると推測されます。

  • 結婚前後からの習慣が継続
  • 料理が得意かどうか
  • 相手の勤務スタイルを配慮して

また、特筆すべきは「作らない」の割合。子どもがいる家庭の2倍超となっています。食べる習慣がない、調理の必要がないものを食べている、外食しているなどの回答がありました。夫婦で家庭が円滑にまわりやすいライフスタイルを探り、今の分担体制や朝ご飯スタイルに落ち着いた夫婦が多いのかもしれませんね。

朝ご飯の定番食材。パン派vsご飯派、多かったのは…

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最後に、朝ご飯のおすすめのメニューについてうかがいました。

皆さんの回答中に登場回数が多かった“朝食の5大定番メニュー”をご紹介します。

5位:納豆(7人)

「ご飯と納豆」(36歳・事務職/女性・子どもあり)

「卵納豆ご飯が定番です」(50歳・営業・販売/男性・子どもなし)

4位:卵料理(10人)

「卵焼き」(50歳・営業・販売/男性・子どもあり)

「トーストにマヨネーズで縁取りして卵を中に落として、トースターで焼く」(52歳・その他/男性・子どもあり)

3位:味噌汁(13人)

「フリーズドライのインスタント味噌汁」(51歳・営業・販売/男性・子どもなし)

「おにぎりとお味噌汁、ウインナー、卵」(34歳・総務・人事/女性・子どもあり)

2位:ご飯(24人)

「おにぎり。毎日子どもも大人もおにぎり」(33歳・事務職/女性・子どもあり)

「粉末のトマトスープに白米と粉チーズで簡易リゾットにします」(33歳・企画・マーケティング/女性・子どもなし)

「やはり白ごはんと味噌汁。あとは目玉焼き・納豆・ヨーグルト・キムチなどなどで、夕飯の残りアレンジでOK」(49歳・会社経営・役員/男性・子どもあり)

1位:パン(30人)

「トーストと果物、ヨーグルト」(45歳・事務職/女性・子どもあり)

「ピザトースト。塗って焼くだけ」(32歳・研究・開発・技術者/男性・子どもなし)

「菓子パン」(50歳・その他/女性・子どもあり)

“パン派”“ご飯派”で分かれていますが、朝は手軽さからパンを選んでいる家庭がより多くなっています。

他にもウインナー、ヨーグルト、バナナ、シリアル、チーズなどの食材が朝ご飯の一品として重宝されていました。手間をかけずに気軽に栄養をとれるのも朝ご飯の大切な条件ですが、まさにピッタリの食材ですよね。

 

以上、今回は共働き家庭の朝ご飯事情についてのアンケート結果をご紹介しました。

明日も明後日もやってくる“朝”。個々の習慣が定着しやすい時間帯ですが、固定化された分担や習慣を少しだけ変えてみると、新鮮な1日が迎えられるかもしれません。明日のご飯作りの分担やメニュー、そして朝食後の後片付けについて、夫婦でサラっと話し合ってみてはいかがでしょうか。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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