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【夫編】「結婚生活をうまくいかせるために大切なこと」を1つだけあげるとしたら…?既婚男性157人に聞いた

結婚生活にまつわるアドバイスは、世の中にあふれています。「堪忍袋と、給料袋と、お袋を大切に」「上り坂も、下り坂も、“まさか”も夫婦は寄り添って」などなど、いろんな人のいろんなアドバイスが耳にはいってきますよね。

しかし「忠言、耳に逆らう」ということわざがあるように、あまりにも“ド正論”なアドバイスに触れると、ちょっと尻込みしたくなる日もあるかもしれません。

『kufura』編集部は、結婚10年以上の既婚男女333人(男性175人/女性158人)にアンケートを実施。

結婚生活をうまくいかせるために大切だと思うことを“1つだけ”あげるとしたらなんですか?」という質問を投げかけました。

10年以上かけて醸成された、皆さんの“金言”とは? 結果は、ランキング形式で男女別にお届けします。

今回は男性サイドの声をご紹介します。

「夫」が結婚生活をうまくいかせるために大切にしていること6位~10位は?

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6~10位の結果をご紹介します。

10位:期待しすぎない・求めすぎない(3人)

「期待しない。期待すると腹が立つ」(51歳・総務・人事/結婚20年以上)

9位:嘘をつかない(4人)

「嘘を言わず、素直に言い合う。親しき中にも礼儀あり」(40歳・営業・販売/結婚11年目)

8位:適度な距離感(6人)

「ある程度の距離感を保つ」(55歳・研究・開発・技術者/結婚20年以上)

7位:相手を尊重する(7人)

「相手を尊重する。寄り添う」(49歳・会社経営・役員/結婚13年目)

6位:感謝する(8人)

「最近とくに感じるのはやってもらっていることを当たり前だと思わず、感謝を言葉で伝えるのは良好な関係を築くのに大切だと思う」(45歳・営業・販売/結婚15年目)

皆さんの回答を荒っぽくまとめると、相手に求めすぎず、してもらったことを当たり前と思わず、相手との違いを尊重する……という感じでしょうか。

やっぱり、あれもこれも実行するのは難しそう。でも、夫婦で共通の軸を決めると、他のことが自動的に付随してくるようにも思えます。

続いて、上位5位の回答をご紹介します。

5位:相手の話を聞く(10人)

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「相手の話をちゃんと聞く」(42歳・研究・開発・技術者/結婚16年目)

「余計なことは言わずまずは相手の話を聞く」(58歳・営業・販売/結婚20年以上)

「話を聞く時間をつくり、相手の言いたいことをためない」(50歳・その他/結婚20年以上)

「話を聞く」という行為は、「相手に関心を持っている」という意思表示の方法となり、話すほうにとっては、「尊重してもらえた」という満足感にもつながっていきます。

4位:コミュニケーション(15人)

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「コミュニケーション。日々のちょっとしたことでも話題に出して会話を常に自然体でしていればお互いをより理解しあえるから」(42歳・営業・販売/結婚14年目)

「日頃から毎日会話すること」(48歳・研究・開発・技術者/結婚18年目)

「言葉のキャッチボール」(51歳・研究・開発・技術者/結婚10年目)

5位の「聞く」に対し、4位は双方向性のあるコミュニケーションです。

言葉のキャッチボールをしながら「どんな言葉も受け止めてもらえる」という安心感は、信頼感につながりそうですね。

3位:干渉しすぎない(20人)

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「お互いのことをあまり干渉しない。干渉しすぎるとお互いが疲れるしけんかが増える」(42歳・その他/結婚14年目)

「お互いのプライベート時間や趣味に口を出さない」(59歳・その他/結婚20年以上)

「干渉しすぎない。それぞれの考えですすめる方が、衝突しなくて済むと思う」(48歳・教職員/結婚18年目)

20人の回答を読んでいくと、「干渉しない」とはつまり「自分の考えを押し付けない」ということに近いように感じました。相手のやり方や考え方を否定せずに受け入れようという姿勢が「干渉しない」という一言につながっているようです。

2位:我慢(21人)

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「とにかく我慢」(45歳・その他/結婚20年以上)

「我慢・忍耐しかない」(55歳・営業・販売/結婚14年目)

「ある程度は我慢する」(55歳・その他/結婚12年目)

皆さんが何を我慢しているのかというと、配偶者によるグチや、相手との価値観の違い、などなど。

ちなみに“我慢”の語源は仏教用語で「自分をえらいと思って、他を軽んずること」の意。そこから転じて「自分の強い心に頼って耐え忍ぶ」という意味になりました。現在、夫婦関係でつらい思いをしている方もいると思いますが、「我慢あるのみ」という回答の中には、もしかしたら自分本位な回答も若干数含まれているのかもしれません。

1位:思いやり(24人)

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結婚生活を送るうえで1つだけ大切なものをあげるとしたら……の質問に対して最も多かったのが“思いやり”という結果になりました。

「お互いの思いやり。元々違う環境で20年以上暮らしてきた2人が一緒の生活をするのだから、衝突はあって当たり前。お互いを思いやって協力することが大切」(57歳・総務・人事/結婚20年以上)

「相手の気持ちを推し量ること」(37歳・研究・開発・技術者/結婚12年目)

「相手を思いやる気持ち」(58歳・営業・販売/結婚20年以上)

「おおらかに相手を思いやること」(59歳・事務職/結婚20年以上)

「思いやりの一言。気は心」(53歳・事務職/結婚20年以上)

思いやりとは、相手の立場になって、相手の気持ちを考えること。思いやりをベースに協力し合ったり、助け合ったりすることで、安定した関係につながっていくようです。

 

以上、「結婚生活をうまくいかせるために大切だと思うこと」についてお届けしました。

夫婦円満の“金言”は、見本市の“掘り出し物”のようなもの。ある人にとっては価値があり、ある人にとっては価値がないものが陳列されている中で、2人にとって有意義なものを探す行為に似ているのかもしれません。

もし、皆さんにとってしっくりくる一言があったら、ぜひ参考にしてみて欲しいと思います。

次回は【妻編】をお届けします!

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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