第6位:「ありがとう」「ごめんなさい」を伝えること・・・12票
null「親しき中にも礼儀ありで、“ありがとう”や“ごめん”などちゃんと言い合う」(40歳/営業・販売)
「相手に対する感謝の気持ちを折に触れては伝えています」(54歳/営業・販売)
「何か妻が不機嫌な感じだったら、自分から謝る」(59歳/その他)
相手に何かしてもらったら「ありがとう」、相手を傷つけてしまったら「ごめんなさい」。人間関係を円滑にする基本のキですが、夫婦だと近すぎてかえって疎かにしてしまうこともあるのではないでしょうか? でも、一番親密な間柄だからこそ、どんなささいなことでも声に出して「ありがとう」を伝えたり、トラブルがこじれる前に「ごめんなさい」と素直に謝ったりすることは、夫も妻も互いに心がけたいものですよね。
第5位:愛情表現をすること・・・16票
null「相手を名前で呼ぶ。お母さん、ママではなく」(49歳/公務員)
「会話も大事だがハグなどのスキンシップをとること」(57歳/営業・販売)
「付き合っていた頃と変わらずかわいいと言う」(35歳/総務・人事・事務)
上記以外には“行ってきますのキスを欠かさない”など、微笑ましい意見も。結婚生活を重ねるにつれて、恋人時代のようなときめきは自然と薄らぐものですが、常に“パパママ”の役割だけに徹するのではなく、妻をパートナーとして愛おしむ姿勢が素敵です。
第4位:夫婦で一緒に過ごす時間をとること・・・17票
null「忙しくても、予め一緒にいる時間を予定して作る」(43歳/営業・販売)
「毎週一緒に食事の買いものに行く。特別なことはせずに、簡単にできることを続けてやることで、お互い気を使わず自然体でいられて喧嘩も起きない」(52歳/研究・開発)
「お互いに料理が好きなので 休みの日は一緒に料理する」(38歳/営業・販売)
よく芸能人カップルの破局の原因にあげられるのは“生活のすれ違い”。一般人でも、仕事や家事、育児に追われて、夫婦で向き合う時間があまりにも少ないと、いつの間にか関係が冷え切っていた……なんてことにもなりかねません。「忙しい」を言い訳にせず、夫婦の時間を意識的に設けてみてはいかがでしょうか。
第3位:妻の話をしっかり聞くこと・・・19票
null「相手の話を遮ってマウントを取らないこと。とにかくまずは話を聞く」(50歳/その他)
「妻の愚痴を聞く。意見はせず、ひたすら聞いて吐き出させてあげる」(47歳/デザイン関係)
「相手の言っていることを頭から否定しない。話の内容を最後まで聞いてから、自分の考えを話すようにしている」(52歳/総務・人事・事務)
この項目に関しては、「私の夫だってそれはやってくれるよ」という人もいれば、「うちは全然ダメ! よその旦那さんがうらやましい……」とため息をつきたくなる人もいるのではないでしょうか。
ちなみに、筆者の友人のエピソード。結婚当初は「夫は私の話をすぐに遮る」と悩んでいたのですが、粘り強く夫に対し「とりあえず最後まで聞いて」「そういうリアクションは悲しいから、こう相槌を打って」などと訴え続けた結果、少しずつ聞く姿勢が改善されたそうです。
聞き上手な夫は最初からそうだったとは限りません。夫とのコミュニケーションに不満がある人は、どんなふうに話を聞いてほしいのか具体的にレクチャーしてみるのも一考です。
第2位:よく会話すること・・・34票
null「細かい事でも相談して物事を決める事で、会話や意思疎通が図られ、お互いの考えや気持ちの擦り合わせができる」(56歳/総務・人事・事務)
「お互い溜め込まず、思ったことや言いたいことをすぐその場で言うようにすること」(30歳/営業・販売)
「とにかく会話をする事だと思います。くだらない話でもいいと思う。自然と会話が弾みます」(54歳/その他)
第3位に続いて第2位もコミュニケーションに関することですが、ただ“聞く”だけでなく“積極的に意見を交換する”ことに重きをおいている人がかなりいました。いくらウマが合う夫婦であっても、以心伝心ということはありえません。互いの理解を深めるためには、まずは日常会話を大切に!
第1位:適切な距離感を保つこと・・・40票
null「適度に距離感を取って、お互いの時間を邪魔しないようにしています。お互いに息抜きしながら、コミュニケーションをとりたい時に話をするようにしています」(52歳/総務・人事・事務)
「束縛しないこと。相手をリスペクトすること。相手の相談や悩みに親身に対応すること。以上を守れば大丈夫です」(58歳/営業・販売)
「違いを認める。お互いの干渉しない時間をもって、好きな事を行えるようにする」(58歳/総務・人事・事務)
夫婦円満のために夫が心がけていることの第1位は、“適度な距離感を保つこと”。ただ、妻に干渉しないといっても、知らん顔、無関心というわけではなく、いざというときには妻の支えになるという姿勢もうかがえます。
ちなみに、女性編では第1位が“よく会話をすること”、第2位が“適切な距離感を保つこと”でした。今回のアンケート結果によれば、これらは夫婦円満にとっての二大黄金ルールといえるかもしれませんね。
以上、結婚生活に関する夫の意見をご紹介しましたが、いかがでしたか? 普段何気なく生活しているようで、実は妻と仲良くするために夫が努力していることは他にもいろいろあるかもしれません。夫とハッピーな関係を築いていけるように、妻の側も何かできることがないか今回のアンケート結果をぜひご参考にしてみてくださいね。
成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。