時々、心の中で「この人、好きだなぁ」と感じられるのなら、それも幸せの1つ。
今回は、バレンタインを機に20~50代の既婚女性153人に「夫に直接言うことはないけれど“夫のことがやっぱり好き”だと気づく瞬間」についてうかがいました。
【夫編】に続き、今回は妻からの声をご紹介します。
話をしているときに「やっぱり好き」
nullまず、2人で会話をしているとき、話を聞いてもらっているときのエピソードです。
「私の話をいつも聞いて相づちしてくれるところ」(37歳・主婦)
「外で話したりして帰宅するとき、1番笑いのつぼや、会話があうなと実感するとき」(42歳・主婦)
「話を聞いてくれるところ」(41歳・総務・人事・事務)
「普段一緒にいて話をしたり、夜寝る前にベッドで話をした時とか、ふとした時に好きだなって改めて感じます」(33歳・主婦)
同様の回答は、夫サイドからも聞かれました。
夫婦が向かい合って会話をする時間は「あなたに関心があって、あなたに心を傾けているよ」という思いを通わせる時間でもあるようです。
「優しさ」に触れたとき「やっぱり好き」
null自分に向けられた夫の優しさを感じるのは、こんな場面でした。
「お皿を割った時にはまずはけがをしていないかを心配してくれる」(46歳・主婦)
「眠れないとき、心配して手を握ってくれること。優しい人だなと改めて思います」(31歳・主婦)
「落ち込んでいるときは何も聞かずにさりげなく優しい言葉をかけてくれる」(59歳・総務・人事・事務)
「風邪ひいたときなど優しい。料理もしてくれる」(40歳・主婦)
「子無し夫婦なので、私の最後を心配して“自分のほうが長生きできたらなぁ”とさりげなく言ってくれたとき」(40歳・主婦)
「なんだかんだ車を出してくれたり買い物や頼まれごとをしても嫌な顔をしないでしてくれる」(45歳・主婦)
「私は穏やかな人間とは言い難いし、がさつ。それでも家族として、優しく接してくれることがありがたいと感じる」(55歳・主婦)
優しさには、いろんな形があります。目の前の相手に共感する優しさ、弱っている相手に寄り添う優しさ、困っている人に手を差し伸べる優しさ。そのときに必要としている優しさに触れたときに「好き」という気持ちが増幅するようです。
家事をする姿に「やっぱり好き」
null家事はしばしば、その担い手をひどく疲弊させます。その負担を分かち合えたときに夫への「好き」がふくらむとの声がありました。
「文句言いながらも洗濯など家事を手伝ってくれるところ」(26歳・総務・人事・事務)
「私が寝坊したときに、朝ごはんに手料理をつくっていてくれるとき、ありがたいなーと思う」(38歳・コンピュータ関連技術職)
「普段何もしない主人が、自分が病気の時に率先して家事をやってくれた」(46歳・その他)
「私の部屋のストーブの灯油を、黙って入れてくれていたとき」(49歳・総務・人事・事務)
夫サイドの回答を見ると、“家事をして整えられた家”と“温かい料理”で心が動く人が多かったのですが、家事の負担を分け合えたときに心が動く女性が多く見られました。
子どもと接する姿を見て「やっぱり好き」
null夫が子どもに接する姿を見て、好感を抱く声です。
「子どもたちの相手を一生懸命してくれているところを見たとき」(41歳・主婦)
「子どもが母親に対して生意気な態度をとったときに、母親の偉大さを伝えているとき」(32歳・主婦)
「疲れているのに子どもと遊んでくれるとき」(34歳・主婦)
夫が子どもたちの全力のエネルギーを全力で受け止める姿は、妻サイドからはとても好評でした。
「ありがとう」の言葉に「やっぱり好き」
null夫からの感謝の言葉に関する回答です。
「食べ終わったお茶碗を片付けるとき、洗い物を終えてリビングに戻ってきたとき、そんな些細なことにすら毎回『ありがとう』を言ってくれる夫。本当に尊敬できるし好きだなぁと思う瞬間です」(57歳・主婦)
「ありがとうと自然にいえるところ」(45歳・主婦)
相手に何かを“してもらうこと”を当たり前とせずに、その都度「ありがとう」と伝えることで、「当たり前とは思っていない」という意思表示にもなるのかもしれません。
今回は「夫に直接言うことはないけれど“夫のことがやっぱり好き”だと気づく瞬間」についてお届けしました。
2回にわたり夫と妻の「やっぱり好き」の感情に触れてきました。会話、家事、育児、気遣いの言葉。多くの回答に相手の優しさが垣間見える結果となっています。
恋が愛となり、愛と情の境目がなくなったとき、穏やかな生活を支えるのは結局“相手への思いやり”なのかもしれません。