もしかしたら、幻滅続きのかたも、惚れっぱなしのかたもいるかもしれませんが、『kufura』編集部は既婚男女414人(男性253人・女性161人)にこんな質問をしてみました。
「本人には言わないけれども、結婚相手のことを惚れ直した瞬間とその理由を教えてください」
【夫編】に続く今回は、既婚女性の声をご紹介します。上記の質問に対して具体的なエピソードを回答した女性の割合は77.0%にのぼりました。
どんな瞬間に妻は夫に惚れ直しているのでしょうか。
複数の回答が寄せられた7つの回答をご紹介します。
「自分」に優しくしてくれたとき
null今回のアンケートで26人の女性が回答したのが、夫の気遣いや優しさに触れたときに“惚れ直した”という声です。
「子どもの夜泣きが続いて寝不足で辛かったとき、『寝てていいよ』と外に連れ出して寝かせてくれたとき。共働きだったけれど、主人の方が忙しいはずだったのに、ほんとに優しいなと思った」(59歳・主婦)
「妊娠がわかったとき、不器用ながらに一生懸命フォローしてくれたとき」(28歳・営業・販売)
「姑の嫌味からかばってくれたとき」(42歳・主婦)
「子どもが言うことを聞かなくて私がイライラしてると、それを察して早めに帰ってきてくれます」(49歳・総務・人事・事務)
「私がわがままを言っても受け入れて、優しくしてくれる心の広さ」(32歳・主婦)
「ほとんど料理をしない夫が、私が具合が悪いとき、おかゆを作ってくれたり、洗濯をしてくれたこと」(52歳・主婦)
相手の気持ちを推し量り、心と体を動かす優しさに触れたときに、妻の心が動くことがあるようです。
「他者」への優しさを見て
null他人への優しさを垣間見て「惚れ直した」という声は18人から寄せられました。
「他人に自然に優しくできる姿を見て密かに尊敬した」(31歳・公務員)
「娘の幼稚園に行ったとき、園児に人気があるのに驚いた」(38歳・デザイン関係)
「近所の子どもたちに優しく接しているとき」(43歳・主婦)
「倒れている自転車を直していたこと。他人に優しい」(59歳・主婦)
「お年寄りの荷物を運んであげていた」(46歳・主婦)
家族への優しさはだんだんと当たり前になっていきますが、家族外への人の態度を見て、あらためてパートナーの優しさを実感することがあるようです。ちなみに、夫サイドからは、同様の回答が最も多く寄せられました。
子どもと接する様子を見て
null夫が子どもと向き合っているときのエピソードです。
「子どもに難しい勉強を教えてあげる姿」(41歳・主婦)
「子どもと同じ目線で遊んでいるとき」(32歳・主婦)
「子どもと遊んでいるのを見たとき」(33歳・その他)
「子育てにとても協力的」(38歳・総務・人事・事務)
子どもと全力で遊んだり、しつけをしたりする姿を見て、心強さと愛情が増幅するような印象を受けました。
自分が苦手なことを引き受けてくれたとき
nullいつもの夫が“ヒーロー”に変身するのは、こんな瞬間です。
「家の中にゴキブリが出現したとき。私を風呂場に逃がして、その後一人で格闘してくれたので、頼もしかった」(45歳・主婦)
「米びつにウジ虫が何匹か入っていたことがあって、虫が嫌いな私は片付けるのを躊躇していたのですが、嫌な顔せず片付けてくれたこと」(49歳・その他)
「私が小さな怪我をしたとき、猛ダッシュで薬を買いに走ってくれた」(56歳・主婦)
「すごく方向感覚が良くて、道をすぐに覚えるところ。私は方向音痴なので、外出中にとても頼りになります」(56歳・主婦)
「壊れたものを直してくれたとき。自分では直らなかったものが簡単に直せてすごいと思った」(53歳・主婦)
自分が困っているときに駆けつけて全力で取り組む夫の姿は、ひときわカッコよく見えるようです。
自分の家族と夫の関係を見て
null夫が妻の親やきょうだいを大切に思う気持ちを感じ取ったときのエピソードです。
「私の親にお中元やお歳暮、母の日のプレゼントなどを送ってくれていること。その理由を問うと大切な私を生んでくれた、もっと大切な人だからという答えを聞いて惚れ直しました」(57歳・主婦)
「自分の親の体調が悪いときにいろいろとサポートしてくれた。優しくて頼りになるなと思った」(30歳・主婦)
「旦那が計画して自分の親を旅行に連れて行ってくれたとき」(34歳・主婦)
「結婚する時に頼んでもないのに、いつのまにか田植えを手伝ってくれている。お墓の掃除をしてくれたり、予想を超えて実家のてつだいをしてくれてる」(50歳・主婦)
妻の実家への気遣いを惜しまない夫への感謝の気持ちが“愛”へと昇華しているかのようです。
夫の「職場の顔」を見て
nullコロナ禍で夫が仕事に取り組む姿を見る機会に恵まれた方も。
「リモートで会議を仕切っているところ」(49歳・営業・販売)
「仕事をしている時の真剣な顔です」(38歳・主婦)
「家で仕事をしているとき」(50歳・総務・人事・事務)
“家の顔”とは少し違う職場の顔が新鮮に感じられたのかもしれません。
惚れ直すまでもなく、いつだって大好きです
null最後に、こんな回答をお届けします。
「いつも惚れ直している。わたしよりもよく考えて、行動する人なので、尊敬もしている」(47歳・総務・人事・事務)
「新婚当時から変わらず大好きなので、惚れ直す必要がない(ノロけているわけではない)」(45歳・主婦)
「いつも惚れているなと感じるのでそう言う瞬間は多々あります」(33歳・主婦)
いつも”キュン“とできる相手がいるって、とっても素敵なことですね。
以上、2回にわたって「配偶者に惚れ直した瞬間」についてお届けしました。
男女ともに、相手の立場にたって優しい言葉をかけたり、手を差し伸べたり、人間関係を大切にする姿を見て、相手の心意気に惚れ直すケースが多く見られました。
夫婦の関係が一時的に険悪になっても、すぐに軌道修正できるよう、常に思いやりを交換し続ける関係でありたいですね。