「あなたの家庭での家事分担の割合は?」
nullまず、家庭での家事分担の割合を尋ねたところ、結果は以下のように。
「妻10:夫0」・・・5票(8.2%)
「妻9:夫1」・・・19票(31.1%)
「妻8:夫2」・・・15票(24.6%)
「妻7:夫3」・・・14票(23.0%)
「妻6:夫4」・・・2票(3.3%)
「妻5:夫5」・・・5票(8.2%)
「妻4:夫6」・・・1票(1.6%)
ほとんどの家庭では妻が家事の主な担い手で、分担率が五分五分か、夫のほうが重い家庭は1割にも満たないという結果に。ちなみに、夫が7割以上負担していると回答した人は今回の調査ではゼロでした。
母集団が小さく、またあくまで妻目線の評価であるという点を差し引いても、これはちょっと残念な結果だとガッカリしたのは筆者だけでしょうか……。
「夫婦の家事分担はどうやって決めた?」
null共働き家庭であっても、妻の家事負担が圧倒的に重いことが浮き彫りに。なぜその割合になったのか、家事分担の決め方について、みなさんの声をご紹介します。
夫のほうが就業時間が長いため
「妻9:夫1。夫は平日は仕事が忙しく家事はできないので、ゴミ捨てだけ。週末に一緒に家事をやってもらっています」(35歳)
「妻8:夫2。自分は週1のパートのみなので、家事の大半を担当」(46歳)
「妻8:夫2。夫は仕事で家にいる時間が少ないのですが、ゴミ捨てと夜の食器洗いはしてくれます」(35歳)
今回のアンケートでまず多かったのは、夫婦の勤務時間を考慮して決めたとの声。夫がフルタイムで妻がパートタイムという場合、妻が家事のメインを担うのはある程度納得できる分担かもしれません。
特に決め事はせず自然の流れで…
「妻9:夫1。できる人がやるっていう風にしていると、いつしかこの割合になった。自然と夫がやらなくなって腹が立つ」(36歳)
「妻8:夫2。専業主婦の延長で自然とこうなった。最近は洗濯を手伝ってくれるが、本音は料理をもっとしてほしい」(42歳)
「妻7:夫3。特にコレと話し合ってはなく、主人は私がやっているのを見て、別の家事をやるという感じ」(33歳)
「妻5:夫5。分担はせず二人とも率先して家事をする。お互い早く家事を終わらせて一緒にゆっくりしようという考えなので」(32歳)
特に話し合いなどはせず成り行きで分担が決まったとの声も。ただ、それでうまくバランスがとれている家庭もあれば、自然に任せていると妻の負担がどんどん重くなり、妻が内心不満を抱えてしまうこともあるようです。
夫婦それぞれの特性を考えて…
「妻6:夫4。好き嫌い、得意不得意で決めた」(29歳)
「妻7:夫3。食事に関しては、準備は全て自分が行い、後片付けは共同。自分は掃除は苦手なので、家の内外の掃除はほぼ旦那」(48歳)
「妻5:夫5。手が荒れているので水回りの掃除は夫にお任せ」(43歳)
夫婦それぞれが自分の好きな家事、得意な家事を担当しているとの声もありました。苦手分野を夫が担当してくれるのであれば、妻のほうが負担が重くても、不公平感はそれほどなさそうです。
夫が家事が苦手なので
「妻8:夫2。夫がやると二度手間になることの方が多いので流れでできる家事が夫の担当です。夫は朝お風呂に入るので、その入った流れでお風呂洗い。家を出る時にゴミセンターにゴミ捨て。夜ご飯を食べるのが1番時間が遅いので最後の洗い物を食洗機に入れるのは夫」(33歳)
「妻9:夫1。夫に任せても中途半端だし、やり方を教えるのが面倒。なかなか手をつけないなら、自分がやった方が早い」(40歳)
夫が家事が苦手なので、妻が大部分を担っているというケースも。それで納得している場合は別として、なんとなく腑に落ちないのであれば、「自分でやったほうが早い」と何でも引き受けず、少しずつ夫に任せられる領域を増やしていってみるのはいかがでしょうか。
しっかりと話し合った
「妻5:夫5。結婚前に話し合って決めた」(37歳)
「妻9:夫1。結婚した時に決めた。基本的に家事は私の担当だが、私が疲れていて、夫に余裕があるときにお風呂掃除と食器洗いをしてくれる」(45歳)
「妻7:夫3。子どもが生まれる時に協定を結んだ」(49歳)
今回の調査では、家事分担について話し合いで決めたと明言した人はごく少数派でした。ただ、現時点のあり方について何か思うところがあれば、ただ不満をためこむのではなく、一度、夫婦で協議する場を設けるのもアリかもしれません。
以上、共働き夫婦の家事分担の実態についてアンケート調査結果をお届けしました。「うちではこんな感じだけど、よそではどうなの!?」と気になる人は、ぜひご参考にしてみてくださいね。