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【夫編】「仲良し夫婦」を自負する夫がしている努力とは?既婚男性228人に聞いた

しばしば、カップルが結婚に至ることを“ゴールイン”という言葉で表すことがあります。でも、ゴールテープを切った後には、アップダウンのある新たなコースが2人の前に出現します。

暮らし方、お金の使い方、互いの家族との付き合い方……。1つずつ意見をすり合わせながら、円満な関係を維持するためには、しばしば大きなエネルギーを必要としますよね。

そのための取り組みを“努力”と呼ぶのなら、既婚者の皆さんはどんな努力をしているのでしょうか。

『kufura』編集部が20~50代の既婚男性228人に「自分たちの夫婦は“仲良し夫婦”だと思いますか?」という質問をしたところ、164人(71.9%)が「そう思う」と回答しています。

7割超が円満を実感していましたが、皆さんが円満な関係性を保つためにしている努力についてうかがいました。

以下のような回答がありました。

独りよがりではない「思いやり」を大切に

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まず、相手の立場にたった思いやりに関する回答です。

「相手への思いやりを忘れないことと常に相手の立場で考えること」(39歳・その他)

「常に相手の立場にたった考え方をする」(48歳・金融関係)

「相手を思いやり、感謝の気持ちを素直に伝えること。話はしっかり聞いてあげること」(44歳・コンピュータ関連技術職)

関係性が深くなるにつれつい忘れがちになる“思いやり”は、夫婦関係の根幹ともなりそう。

「ありがとう」「ごめんなさい」を自然と言える仲に

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たくさんの雑事によって成り立つ家庭生活において「ありがとう」と「ごめんなさい」はコミュニケーションの基礎となるようです。

「相手を思いやり、感謝の気持ちを素直に伝えること。話はしっかり聞いてあげること」(44歳・コンピュータ関連技術職)

「ありがとうをちゃんと言う。できれば毎日言う。愚痴や不機嫌に対応したりばかりしない」(46歳・会社経営・役員)

「“ありがとう”と“ごめんなさい”を言い合う」(50歳・会社経営・役員)

他にも「おはよう」「おかえり」「いただきます」など、小さな“一言”を大切にしている人が見られました。

意見がぶつかったらどうする?

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意見がすれ違ったり、少しギクシャクしたときの方法について、こんな回答が寄せられています。

「意見の相違があっても口論にならないように自身の感情をコントロールする」(54歳・その他)

「口げんかしても、しばらくしてから声をかける」(56歳・総務・人事・事務)

「自分が折れること」(53歳・公務員)

「双方ともに性格や(実家の)生活習慣は治らないので、小さなことにこだわらないようにしています。それにより、子どもの前でのいがみ合いは少なくなるので」(56歳・ その他)

「怒鳴られてもグッと我慢する。歯向かうと三倍怒鳴られる。ただ、機嫌がいいときにはいろいろ無理いってしてもらってるから、お互いさまだと思う」(43歳・営業・販売)

「ある程度の違いは我慢」(36歳・その他)

意見がぶつかったり、雰囲気が悪化したときの対象法としては、感情をコントロールする、自分が折れる、容認する、“お互い様精神”などの回答が寄せられました。

助け合って「1人より2人」の関係に

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育児や家事を助け合う、精神的に支え合うといった声もありました。

「お互いに家事と育児をがんばっている。お互いに助け合う方がストレスが少ないから」(41歳・総務・人事・事務)

「お互いを補う」(57歳・その他)

「お互いを助け合うことができるから」(50歳・その他)

苦手・得意、できる・できないを互いに補い合うことで、「1人でいるよりも心強い」と感じられる関係を築いていました。

相手を1人の人間として尊重する

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相手を尊重する姿勢に関する回答です。

「相手はもちろん家族だけど、何よりも1人の人間として付き合っていくということ」(27歳・営業・販売)

「必要以上に干渉しないこと。基本的に他人であるからイライラすることもあるため」(45歳・公務員)

「お互いに趣味や自由時間に干渉しない。夫婦といっても別の人間だから」(59歳・その他)

「妻を人生のパートナーとして尊重・尊敬すること。日常から、できるところは楽しくなるように振舞うこと」(57歳・総務・人事・事務)

干渉しすぎずない。でも、無関心ではない。互いを尊重しながら、快適にすごせるさじ加減を探り当てたカップルは、円満度が高そうです。

キス・ハグの「習慣化」

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夫婦間のふれあいに関する回答です。

「キスが多い」(32歳・その他)

「いつもキスやハグをしている」(41歳・その他)

「スキンシップ」(47歳・広報・宣伝)

「毎日一緒にお風呂に入ること」(32歳・営業・販売)

妻サイドからも同様の意見があり、キーワードは“習慣化”でした。習慣が人の行いや性質を形成していくということわざの「習慣は第二の天性なり」を体現しているかのようです。

「がんばりすぎないこと」も大切に

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ここまで皆さんの仲良しでいるための取り組みについての回答をお届けしましたが、こんな回答もありました。

「努力はしないようにする」(57歳・デザイン関係)

「無理せずに楽に暮らす」(57歳・ 研究・開発)

勝手に解釈すると、努力せずに“いい加減に”がんばることが大切、ということでしょうか……。なんだか妙な説得力が宿っています。

 

以上、夫婦円満を実感している既婚男性が日ごろ努力をしていることについてお届けしました。

自分自身をすり減らすような“努力”ではなく、相手に寄り添った言動を“お互いに”継続する、ことが大切なのかもしれませんね。

次回は妻サイドの声をお届けします。

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