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夫、旦那、主人…既婚女性は「家庭の外」で配偶者をどう呼んでいる?意外な1位は

結婚後、配偶者の呼び方に悩む方は少なくないと思います。2022年、既婚男女は家庭の外で配偶者のことを話すとき、どのような呼び方をしているのでしょうか。

『kufura』編集部は、既婚男女356人(男性219人・女性137人)に家庭外で配偶者をなんと呼んでいるのか聞いてみました。

男性にアンケートを実施した【既婚男性編】に続き、今回は既婚女性の声をお届けします。

ランキング形式でお届けした後、男女の回答の傾向を掘り下げていきます。

なお、アンケートでは、場面によって呼び方を使い分けているという声も多くありましたので、それぞれの項目で1回ずつカウントしました。

「既婚女性は、家庭外で配偶者をどう呼ぶ?」1~5位の順序は…

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アンケ―トで既婚女性から多く寄せられたのは、以下の5つの呼び方でした。

5位・・・パパ(7人)

「ママ友の前だと“パパ”と呼ぶ。主人や夫は恥ずかしいから」(34歳・主婦)

「フォーマルでは“夫”、友人など砕けたシーンでは“旦那”、子ども繋がりでは“パパ”、身内では名前を”さんづけ”でということが多い」(54歳・主婦)

子どもがいる女性からは、子どものコミュニティの中で“パパ”と呼ぶという声がありました。ママ友との会話や習いごとでの会話など、子どもが起点の会話で“パパ”はポピュラーな呼び方の1つです。

4位・・・旦那さん(10人)

「どの場面でも“旦那さん”と言います。夫、主人は使ったことないかも」(29歳・その他)

「“旦那さん”と言っている。特に何も考えてない」(51歳・主婦)

「“旦那さん”と呼んでいます」(35歳・金融関係)

“旦那”は妻が自分の夫を言う言葉。別の意味は、商家の奉公人が主人を敬っていう語。後者の意味に引っかかりを感じている人もいるようですが、文化の変化とともに、主従関係のニュアンスは薄れ、配偶者の呼び方として広く使われています。

他人の配偶者を“旦那様”、自分の配偶者を“旦那さん”と使い分けているケースも見られます。

3位・・・主人(36人)

「職場の気が知れた人に話すときは“旦那”。知らない人とか、目上の人と話すときは“主人”と言います」(43歳・その他)

「一番無難なので“主人”と言ってます」(49歳・主婦)

「主人が多いですね」(51歳・総務・人事・事務)

“主人”には、妻が配偶者を言う呼称のほか、一家のあるじや、自分の仕えている人、という意味を含んでいます。上下関係を表す言葉という理由で“主人”を避ける人もいますが、オフィシャルな場で長く使っている人が見受けられます。

2位・・・夫(38人)

「夫。主人や旦那は主従関係のようで嫌」(31歳・金融関係)

「“夫”と言っています。言いやすいから」(39歳・コンピュータ関連技術職)

「夫。旦那は乱雑な感じがするので」(45歳・主婦9

「夫。主人だとは思わないし、旦那は品がない」(41歳・主婦)

「夫。嫁といわれるのが嫌なので、私も旦那、というのはやめようと思って」(51歳・総務・人事・事務)

気づいたら“夫”という呼び方が定着していたケースのほか、上下関係・主従関係のニュアンスを避けるために、 “夫”という言葉を使っているケースも見られました。

1位・・・旦那(73人)

今回のアンケートで最も多くの人が使っていたのは“旦那”という呼び方でした。

「他人には主人というが、仲のいい人には旦那という。夫は言葉に出して言うことは余りない」(52歳・主婦)

「旦那。“夫”は品がありすぎる」(40歳・主婦)

「旦那。友達にはかたくるしくならない程度に旦那と言っている」(42歳・主婦)

「旦那。他の呼び方はなんか気持ち悪くてできない」(45歳・主婦)

4位は“旦那さん”でしたが、敬称を取っ払って“旦那”と呼ぶ人が多く見られました。本来は敬意をこめた言い方だった“旦那”が、時代とともにくだけた言い方となり、気軽さ、気安さを込めて“旦那”と呼ぶ風潮が生まれているようです。

少数派の呼び方や、使い分け方法は?

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6位以降には、以下のような呼び方もありました。

名前で呼ぶ」(5人)、「相方」(2人)、「父ちゃん」(2人)、「ダーリン」(2人)などなど。

場面に応じた使い分けについては、親しい人には“旦那”、オフィシャルな場では“夫”や“主人”という声が目立ちました。

「普通は“旦那”と言っていますが、親しい友人などには“うちのおじさん”と言っています」(56歳・主婦)

「気心知れた人の前では“旦那”。それ以外は“夫”」(44歳・その他)

「話し相手に合わせることが多い。相手が“旦那”を使っていたらこちらも“旦那”」(45歳・その他)

既婚男女の結果を総括して…

以上、2回にわたって既婚男女の家庭外での配偶者の呼称についてお届けしました。

じつに多くの呼び方がありましたね。親しい仲間内とオフィシャルな場面で呼び方を使い分けているケースも多く見られました。

中には「この呼び方はけしからん!」と、一家言ある方もいると思いますが、1人1人が自分の感覚にフィットする言葉を選び取った結果、現在の呼称を使うに至ったようです。

この多様性と他者の言葉遣いへの寛容性が、日本語の特徴なのかもしれないな、と感じた次第です。

今回のアンケートでは、男女差別に配慮して“夫”“妻”“連れ合い”という言葉を使う人が多かった一方、男女ともによく聞かれたのが「気取った言い方は恥ずかしい」という“恥”の感覚です。

ざっくばらんに家庭のことを話すときには、“嫁”や“旦那”という語感がちょうどよいと感じられることもあるようです。

皆さんは、配偶者をなんと呼んでいますか?

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