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「夫婦げんかを未然に防ぐ」ための11の小ワザ!既婚女性500人に聞きました

夫婦げんかは犬も食わないという言葉があります。果たしてそうでしょうか。やっぱりけんかをすると、疲れます。もしかしたら、夫婦げんかの様子を見た家族を不安にさせてしまうことだってあるかもしれません。家庭で過ごす時間が増えている今、できれば怒りをぶつけあわずに気持ちよく過ごしたいものですよね。

今回は、20〜50代の既婚女性500人にアンケートを実施。夫婦げんかを未然に防ぐためにやっていることをお届けします。

忍耐派、技巧派、穏便派……などなど、皆さんのケンカ予防の流儀はさまざまでした!

1:不満はためこまないで都度、伝える

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「あまり溜め込まずに意見を言うようにして、本格的なケンカにならないようにしてます。まずは日頃のコミュニケーションですね!」(41歳・主婦)

「不満が爆発する前に、思ったことはすぐ伝える」(39歳・主婦)

可燃ガスが充満すると、着火した際の被害は大きくなります。たまった不満はその都度冷静に伝えて”ガス抜き”をしておくといいようです。

2:夫は「自分とは違う人格」ということを忘れない

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「家族だけど、別個の人格を持った人と認識すると、あまりけんかしなくなる」(51歳・主婦)

「夫に対して自分の当たり前をあてはめない」(57歳・その他)

「初めの頃を思い出したり、距離を置いたり、夫と思わず一人の男として見ると少し気持ちが楽になる」(49歳・その他)

自分は自分。夫は夫。そのように一線を引くことができると、思うように動いてくれないことに納得できることも。

3:「アンガーマネジメント」を実践

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「イライラした時にも、どうにか6秒くらい怒りの感情を外に出さず我慢して、理性が働いて気持ちが落ち着くのを待つ」(33歳・営業・販売)

「アンガーマネジメント。腹が立ったらまず8秒数える。少し冷静になれる」(47歳・主婦)

怒りをコントロールする“アンガーマネジメント”では「怒りのピークは6秒」などと言われます。ピークを過ぎることで怒りもコントロールしやすいのだとか。そうしたメソッドを夫婦関係でも実践している方が見受けられました。

4:いったん距離を置く

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「いったん距離を置く。時間を置く」(53歳・主婦)

「けんかになりそうなとき、いったん距離をおくと冷静な気持ちになり、けんか回避できます」(50歳・主婦)

「腹が立つときは物理的に距離を置くようにします。私の場合は『プチ家出』と称してちょっとその辺をドライブしてきます」(52歳・その他)

「イラついたときは、ひとりで部屋にこもってテレビを観る。離れることも大事だと思う」(48歳・総務・人事・事務)

イラっとしたら、冷却時間を。1人ドライブ、部屋にこもる、トイレで深呼吸、カフェで1杯お茶を飲む……など、日常生活で培った皆さんの感情コントロール方法といえそう。

5:夫の立場で物事を考えてみる

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「夫も色々我慢していることがあるにちがいないと想像する。結婚式を思い出す」(48歳・主婦)

「思いやりが大事だと思い、ムカついたときは、相手の立場になって考えてみる」(44歳・主婦)

相手に腹が立っているときこそ、相手の心境を想像してみるという、思慮深い声もありました。

6:「お互い様マインド」を大切にする

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「自分が正しいと思うのをやめるようにしている」(38歳・その他)

「よいところだけを見る努力。お互い様だと思う謙虚な気持ち。一緒にいてくれるだけで感謝。多くを望まない」(56歳・営業・販売)

「けんかにならないのは、常にお互いが感謝の気持ちを伝えているからなのかな、と思います」(50歳・主婦)

けんかは1人ではできません。自分が思う正しさを押し付けずに“お互い様”という気持ちを大切にするという意見も聞かれました。

7:強い言葉はいったん飲み込む

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「とにかく余計な一言を言わないように我慢。『こうしてよ!』と思うことも一旦飲み込む。そして笑顔と穏やかな気持ちを心掛ける」(42歳・主婦)

「怒りが沸いたそのときはぐっと堪えて言わない。数日経ってお互いが平常心のときに『あの時はね』と話す。もちろん抑えられない時もある」(50歳・主婦)

「会話がヒートアップしてきてけんかになりそうになったら一旦夫の気持ちを受け止める。少し間をおいて、お互いに一度落ち着いてから、こちらの考えを言葉を選びながら伝える」(42歳・公務員)

むきだしの怒りを暴投せずに、時間をかけてきれいにラッピングして「どうぞ」と渡す。成熟した人がなせる業です。

8:使え方をユニークに

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「怒るときも、ちょっと冗談を交えた感じでお互い笑っちゃうようにもっていく」(46歳・主婦)

「日頃から冗談っぽく小言を言う」(30歳・営業・販売)

「下手な関西弁で文句を言う」(54歳・主婦)

いくら夫婦でも、思ったことを包み隠さず伝えると波風がたつこともありますよね。言いにくいことを伝えるときには冗談が“緩衝材”となることもあるようです。

9:状況を見極めてから言いたいことを言う

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「お腹の満腹感を満たしたり、睡眠を充分とって、何らかの満足感がある状態で要望を話すと、イライラを多少減らしながら伝えられる」(35歳・主婦)

「話し掛けたときの声のトーンで機嫌がわかるから、機嫌が悪そうなときは話し掛けないようにしている」(36歳・主婦)

「イライラ+イライラ=けんか」は、夫婦げんかの公式といっても過言ではありません。相手にとって不都合なことを言うときには、タイミングを見極めることでリスク軽減につながりそう。

10:過度に期待しない・期待させない

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「できる限り多くを期待しない。自分のキャパシティ以上の期待をされたら、相手がするように仕向ける」(49歳・総務・人事・事務)

「期待しない。期待すると、やってくれなかったと腹が立つが、期待しなければ、何かをやってくれた時に感謝できる」(41歳・その他)

相手にたくさんの期待をすると、思い通りにならなかったときに失望が蓄積していきます。期待はするけれど、過度にはしない。そのさじ加減は難しいですよね。

11:けんかは「日常のコミュニケーション」の結果

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「何か家事を手伝って貰う度に『ありがとう』と言うようにしたところ、夫が優しくなり、けんかがなくなった」(44歳・主婦)

「けんかは誤解やすれ違いが原因。小さなことでも誤解の生まれないように、自分の言おうと思うことの1割増しで自分の意図を説明する」(32歳・企画・マーケティング)

けんかをする以前に普段からまめにコミュニケーションをとり、わだかまりを取り除いておくことは、実はとっても大切なのかもしれませんね。

「けんか回避」のユニークな方法も…

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最後に皆さんのユニークなけんか回避策をご紹介します。

「部屋の窓を全開にすると近所に聞かれるので口論は避けられる」(48歳・その他)

「甘い物を差し出す」(43歳・コンサルタント)

「おはよう、おかえり、いってらっしゃい、おかえり、のハグとキス」(43歳・その他)

「ビールをしっかりと冷やしておくと旦那の機嫌がよくなる」(44歳・主婦)

「夫が明日死んでしまったら……と妄想すると、今を大事にしようと冷静になれる」(41歳・主婦)

 

以上、今回は夫婦げんかをさけるためにやっていることについてうかがいました。

雨が降ったら傘をさすように、天気予報を見て対策を打つように、夫婦関係がギクシャクする気配が生じたら“回避のテクニック”で夫婦げんかに使うエネルギーを節約している方は多いようです。

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