最も多かったのは「送迎が大変すぎる!」の声
null
「最も多いときで週に6回の送迎があった」(54歳女性/主婦/水泳、塾)
「大会や試合の際の送迎がイレギュラーにあり、大変」(46歳男性/コンピューター関連技術職/習字)
「送り迎えや試合がある時に、親同士が協力しなければならないことが多い」(43歳女性/主婦/ピアノ、習字、サッカー)
「すべて送迎が必要なので待ち時間が多くて大変だった」(61歳女性/主婦/水泳、ピアノ、学習塾)
「子どもが2人いて、それぞれの別の習い事が入っている日があり送迎が大変だった」(53歳女性/主婦/ピアノ、バイオリン、スイミング、体操、ダンス、バドミントン、絵画、英会話)
最も多かったのが「送迎がしんどい」という意見でした。
住んでいる地域や子どもの年齢などにもよりますが、習い事をする場所までは親が送迎することもしばしばです。習い事の時間に合わせて親が行動することになり、仕事や家事との時間の調整に毎日神経を使います。
しかも子どもが複数いてそれぞれが習い事をしていると、送迎の回数も倍増。1日に2回送迎することもあるなど、親の負担はかなりのものに。親同士が送迎を交換で行うこともありますが、どちらの送迎回数が多いなど、トラブルの原因にもなりかねません。また、
「遠征するのでガソリン代がかかった」(55歳男性/コンピューター関連以外の技術職/野球)
と、時間だけでなく費用の負担も重いという声もありました。
月謝が家計に負担と感じる時
null
「スイミングの選手コースに入ってからは、練習が毎日あり、週末には試合でお金がかかりました」(64歳女性/主婦/水泳、習字、ソロバン)
「試合の遠征でお金がかかる」(58歳男性/コンピューター関連技術職/サッカー)
「ピアノとダンスの発表会は別料金が発生する」(51歳男性/営業・販売/ピアノ、習字、ダンス)
「子どもに熱心さが足りず、ドブにお金を捨ててるような感じがした」(69歳女性/主婦/水泳、音楽教室、公文)
次に多かったのが金銭的な問題。何を習うかでも金額は違いますが、月謝が家計を圧迫することも。基本の金額のほかに、夏休みの特別合宿や夏季講習、遠征などがある場合もあり、想定以上にお金がかかることも増えていきます。
月謝のほかにも、用具、ユニフォーム、消耗品、発表会の衣装や会場費など、思っていたより高い!と感じることは多いもの。しかし、今さら「お金がかかりすぎるからやめてほしい」とは言えない!
せめて子どもに本気で取り組んでほしいものですが、親の心子知らず、とほほ……。と言いたくなることも。
子どもにやる気が見られないんです…
null
「子どもが面倒くさがるのを連れて行くこと」(39歳女性/総務・人事・事務/していないが、過去にしていた)
「子どもの不満が絶えず、楽しんで習い事に通えていないと感じる時」(20歳男性/その他/習字)
「子どもに続ける意欲がない時」(63歳男性/会社経営・役員/ピアノ、習字)
「行く前にぐずったりされるとしんどい」(30歳女性/主婦/ダンス)
「子ども自身が他のことに興味を持ったり気まぐれで継続が不安な時もあり、かかわりが難しかった」(56歳女性/その他/新体操)
習い事を始めるきっかけが子どもの場合、最初はやる気を持って楽しそうに通うものですね。でもだんだんとやる気がなくなって、習い事に行く前にぐずったり、不機嫌になったりするのも“あるある”。
子どもにやる気がないと習い事をしても身につきませんし、無理矢理行かせるのも可哀想に感じてしまうもの。親としても辛い瞬間です。
休日がつぶれてしまい家族の時間が取りにくい
null「土日がすべてつぶれるので、家族の時間が取れない」(52歳男性/営業・販売/水泳、バドミントン、バレーボール)
「野球は土日なので休みがつぶれる」(65歳男性/公務員/ピアノ、体操、水泳、野球)
「土日に親も頻繁に参加する必要がある」(60歳男性/総務・人事・事務/水泳)
習い事の練習や試合が土日に行われると、せっかくの休みがつぶれてしまいます。毎週のように習い事があれば家族で出かけることができなくなってしまいますね。親も平日は仕事、土日は子どもの習い事になるので休む暇がありません。
「お弁当などを持たせないといけないため、休日に朝早く起きて作るのが辛かった」(50歳女性/主婦/サッカー)
お弁当が必要になる場合も多く、休日はゆっくり寝ていたいという願いも、子どものためとはいえなかなか叶わなくなります……。
大人同士の付き合いもいろいろあって…
null
「夏休みの親の当番のやりとりが結構大変だった」(67歳男性/会社経営・役員/野球)
「やはり習い事先のママ友で苦手な方がおり、付き合いが少し大変」(45歳女性/その他/英会話、ロシア語、水泳、ダンス)
「他の親との付き合いが大変だった」(60歳男性/その他/体操、学習塾)
「コーチと保護者間の人間関係が悪かった」(60歳女性/主婦/水泳、ピアノ、野球)
練習や試合の見守りの間、親同士で会話する機会も多いですが、子どもを通しての付き合いというのは何かと気を使うもの。コーチや監督などとも、必ずしもうまくいくとは限りません。
また、チームによっては人間関係が非常に密だったり、逆に熱心さが欠けていると感じられたり。親側の習い事にかける情熱って、かなり温度差があることも多いですよね。
特にしんどいことはなかった!
null
「自分も子どもの頃やっていたので辛いと思うことはなかった」(62歳男性/営業・販売/サッカー)
「自分も子どもがやっていたバレーボールが好きなので、いつも一緒に遠征試合に行っていたが、しんどくはなかった」(63歳男性/その他/水泳、塾4,家庭教師、ピアノ、ドラム)
「自分からやりたいと言ってやっていることなので特になく、常に協力体制」(41歳男性/その他/水泳 英会話 新体操 習字)
「子どもが楽しそうに通っていたので特にありません」(42歳男性/その他/そろばん、水泳)
特にしんどいことはなく、本人も親も楽しんで通えています!という人ももちろんたくさんいました。
親は、子どもにはいろいろな経験をしたり、知識を身につけたりしてほしいと願うものですが、実際に始めてみるとちょっと思っていたのと違ったりすることも。しんどい……と思いつつも、子どもが頑張っているからと応援する様子が印象的でした。
習い事によって親の負担感は大きく異なりますし、人によって負担に感じる度合いも異なるもの。何かを始める場合には、自分の家の事情にマッチしているかどうかを事前によくリサーチをしておくのが良いかもしれませんね。

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。