36%がイヤイヤ期を体験、なかった人も39%
nullまずは子どもにイヤイヤ期があったかどうか尋ねたところ、「あった」と答えた人は36%でした。一方で4割の人が「ない」と回答したことから意外と悩んでいる人は少ないと判明。また、明確にイヤイヤ期として認識せずによくわからないまま終わったという人も4人に1人程度いることがわかりました。
■お子さんには「魔の2歳児」「イヤイヤ期」はありましたか?
「あった」……35.9%(127人)
「なかった」……39.0%(138人)
「わからない」……25.1%(89人)
では実際にイヤイヤ期があったという人はどんな感じだったのでしょう? 印象に残るエピソードを答えてもらいました。

何でもイヤイヤ!絵に描いたようなイヤイヤ期
nullイヤイヤ期があったという人の中には、何でも「イヤ」と言う、いわゆる絵に描いたようなイヤイヤ期を経験した人も少なくないようです。何でも自分でやりたくなる時期なので、兄弟姉妹や親の真似をしたくてできなくてイヤイヤする子や、もはや本人が何がイヤなのかわからなくなっているイヤイヤもあるとか。知恵がついて今まで誤魔化せたことが通用しなくなるのもこの時期かもしれません。
「現在ちょうどイヤイヤ期である。何をするにも一度はイヤと言う」(33歳女性/主婦)
「上の姉の真似をして何でも自分でやろうとしてできないときに泣いていた」(43歳女性/主婦)
「公園から帰りたくないと砂の上で寝ころびながらイヤイヤ。帰らないでもう少し遊ぼうかと言うとまたイヤイヤ。どうすることも出来ず30分。もはや何が嫌なのかも、見失っているわが子。なかなか頑固」(44歳女性/主婦)
「上の子が小学生になって、宿題するのを見ていたら、下の子が宿題のプリントをくしゃくしゃにしたこと。自分が構ってもらえてないと思ってしたことだと思うけど……」(60歳女性/主婦)
対処法としては、親が泣くという強行手段は意外と効くのかも!?
「お風呂も着替えも何をするのもイヤイヤで、私が泣きだしたら少しイヤイヤがおさまりました」(43歳女性/主婦)
家の中のイヤイヤで特に経験者が特に多かったのが食事と着替え。好みやこだわりが出てきて思い通りにいかなくなって困ったという声も聞かれました.
「ご飯の置く位置が違うとギャン泣きして食べなかった」(18歳女性/学生・フリーター)
「それまではおやつ等でご機嫌だったのが、ご飯もおやつも投げる位イヤイヤする」(58歳女性/総務・人事・事務)
「飼っている犬に、ドッグフードを与えていると、それを食べようとしたので、慌ててご飯を食べさせようとしたら、アレ(ドッグフード)がいいと言って困った」(65歳男性/会社経営・役員)
「今まで大好きだった食べ物がその日に限って嫌いになったことがある」(70歳男性/営業・販売)
外出前の洋服選びに頭を抱える人も。
「服を選ぶとき全部イヤイヤと言い、かなり困った」(35歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
「自分でジャンパーのチャックを閉めたがって永遠とトライしていて買い物に行けないので寒くてもジャンパーが着せられず困った」(59歳女性/主婦)
そしてパパにとっては悲しくなる「ママじゃなきゃイヤ」というエピソードも。
「食事を食べさせたりお風呂に入れる時必ず“ママがいい”と言われました」(42歳男性/その他)
「自分が抱くとよく泣かれた」(66歳男性/その他)

もう店には行けない…外出時におねだりモンスター続出
null家の中のイヤイヤならまだ我慢できても、人目が気になる外出先のイヤイヤはかなり苦労しますよね。最も多かったのはお店でのおねだり攻撃……お店の人を困らせた子も少なくないようです。
「スーパーで欲しいお菓子を持って離さず、買わないと大泣きしながら床に寝転がってバタバタして大変だった」(44歳女性/その他)
「ガチャポンで欲しい景品が出なかった時に、まだやりたいと相当駄々をこねられて困った」(55歳男性/総務・人事・事務)
「買ってほしいとねだられ、店に置き去りにしたら、成人になっても、置きざりにされたと何度も言われている」(66歳男性/その他)
車に乗らない、歩かないなど移動でのトラブルも目立ちました。気分次第で乗りたかったり、乗りたくなかったり……時間が決まっている時は本当に困ったものですよね。
「エスカレーターで何度も上り下りする」(39歳女性/その他)
「決まった順路を歩かないと寝そべって抵抗して動こうとしない」(41歳女性/主婦)
「なかなか車のチャイルドシートに座らないこと」(41歳男性/その他)
「保育園に車で迎えに行ったら歩いて帰りたいと言われた」(42歳女性/その他)
「幼稚園から帰りたくないとものすごく暴れて、その後、道路に飛び出してバスにひかれそうになりました! 今、思い返しても、ぞっとします」(55歳女性/主婦)
中にはこんなエピソードも。
「19歳の娘がいますが、勉強するために大学に入ったけれど、いくら言ってもゲームばかりで、勉強イヤイヤで、成績が大ピンチです」(44歳男性/コンピューター関連技術職)
「何を言っても無視された」(50歳女性/主婦)
「レストランや公園で若いきれいなお姉さんの所にすり寄ろうとして困った」(61歳男性/学生・フリーター)

覚悟していたのになかったという人も意外と多い!?
null中には「何もなかった」とか「思ったよりなかった」といううらやましい意見も。「自分がその時期育児にかかわっていなかったから感じることがなかった」というコメントもちらほら見られました。
「思ったより何もなかった」(33歳女性/弁護士)
「全くない素晴らしく聞きわけの良い娘でした」(43歳男性/コンピューター関連技術職)
「イヤイヤはなかったが、自己主張がはっきりしていて2歳ですでにその日に着たい服を自分で選んでいた」(53歳女性/主婦)
「何もない、完璧な子ども」(65歳男性/その他)
「子どもは2人いるが特に幼少期は妻任せだったので、困った記憶はないように感じる」(78歳男性/その他)

みんなのイヤイヤ期エピソード、いかがでしたか? みんな同じような経験をしていて安心したという人も多かったのでは? 多くが2歳前後に来るイヤイヤ期ですが、何年も続く人や思春期になってやってきた人など、子どもによって時期や種類が全く異なることもわかりました。今まさに「イヤイヤ期」に頭を抱えている人もいつかは終わるので、同じような経験をした人と愚痴を言いあったりしながら乗り越えてくださいね。きっと数年後には笑い話やいい話のネタになるはずですよ。

エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。