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子どもがモリモリ食べたくなる「魔法のカレー皿<子ども用>」見つけました!

こぼしたり、上手に食べられなかったり、お皿をひっくり返したり……。子どもの食事がうまく進まず、親も子もイライラしてしまうことってありますよね。そんなお悩みを解決する「魔法のカレー皿」を見つけました! コレを作ったのは、毎日カレーを食べ続けているというカレーマニアの“タケナカリー”さん。さっそくそのお皿の秘密を聞いてみました。

カレーを食べていると、最後の最後、お米がどうにもすくいづらくないですか?

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カレー皿を製作したのは、カレーメディア「CHANCE THE CURRY(チャンス ザ カリー)」代表のタケナカリーさん。毎日カレーを食べるのを日課にしているカレーマニアで、なんと連続で1,100日以上も食べ続けているのだとか……!

カレー皿をつくるきっかけは何だったのでしょうか?

「カレー屋さんで他のお客さんを見ていると、お米を少しだけ残している方が結構いるんです。もったいないな、どうにかならないかな、と思っていたところ、食べ残しは平らなお皿のときに多いことに気づいたんです。そうか!  お皿が食べにくいから残してしまうのか、と」(タケナカリーさん)

こうした食べ残しを減らすために、最後のひと粒まですくいやすいカレー皿をつくることを思いつきます。

お米を「すくいやすい」カレー皿って、どんなの?

「カレー皿を作るにあたり、いろんな人の意見を参考にしながらムチャクチャ考えました」

ひとくち分の凹みを皿につけたら良いんじゃないだろうか?とか、本当にたくさんのアイディアを出し合って考え抜いた結果

・お皿の形状を中心から非対称にする

・片側に緩やかな滑り台のような傾斜をつける

・逆側には縦に高いカーブをつける

という基本方針が決まりました。

さらに、障がい者支援施設で働かれている人から「障がい者用のお皿はイメージに近いかも。そういうお皿は健常者でも非常に使いやすいから参考にしてみたら?」とアドバイスをいただいたそう。

そこで、福祉用具を開発されている会社さんに早速相談、そこから取り寄せたお皿をもとに、考えに考えて、ついに出来上がったのがコレ。

完成!このカタチなら最後のひと粒までお米がすくえる!

まず一番に目に止まるのが、この不思議な形。左側が急斜面で、右側は緩やかなカーブというアシンメトリーになっています。

「急斜面にカレー、緩やかなほうにはライスを盛りつけます。急斜面はナイキのマーク(スウッシュ)のように少し内向きになっていて、ここへスプーンを向けると簡単にすくえる仕組みです。通称『カレーの崖』と呼んでいます」(タケナカリーさん)

緩やかになっているのは、ライス用のスペースを広めに確保するためだそう。そうすることでライスとカレーをからめやすく、食べている間にライスがカレーに浸みてくるのを防げるメリットも。

重ねて収納できるし、レンジもOK! 

本当に最後の一粒まですくえるのか、難易度の高い生米で挑戦!  カーブの崖にスプーンを走らせてみると、スルリと簡単にすくえました。カレーだけでなく、パスタなどでも重宝しそうです。アシンメトリーな形状ですが、重ねて収納することもできます。材質は陶器で電子レンジもOK

とはいえ、お皿の完成までにはさまざまな苦労があったそうです。

「特殊な形状だけに依頼先のタイの工場でも前例がないと言われ……。特注の型をつくり、傾斜の微調整やお皿の厚さなど、何度も試行錯誤を重ねてようやく完成した自信作です」

現在、このお皿を販売するECサイトを準備中!

カレー皿の「子ども用サイズ」を作りたい!

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こちらは子ども用の試作品。

こうして最後の一粒まで食べやすいカレー皿を製作したタケナカリーさん。お皿の評価も上々のなか、あることに気づきます。

「残さずに食べることのうれしさ、たのしさを子どもの頃から覚えられたらいいなあ」

そこで、新たに子ども用のミニカレー皿を製作することに。ミニカレー皿は、白地に赤丸のデザインを予定。大人用のカレー皿は赤と白を製作したので、子ども用は掛け合わせたデザインを意識したのだそう。食べ進めると赤丸やロゴがだんだん見えてきます。

このお皿(子ども用の試作品)だと、子どもでも最後まで簡単にごはんをすくえる! 上手に食べられるのがうれしくて食事の意欲もアップ、最後まで集中してモリモリ食べてくれました。

ある程度の重みがあり安定しているので、大人が食べさせやすいというメリットも。こぼしたり、落ち着いて食べてくれなかったり、「2本の手なんかじゃ足りない……!」なんてことも多い子どもとの食事。片方の手(スプーンを持ってないほうの手)が空くのは非常に助かりますよね。

カレー皿のお求めはクラウドファンディングで!

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しかし、このミニカレー皿、じつはまだ完成できていません。

「特殊な形状なので、単純に大人用のカレー皿を小さくするだけではうまくいかず……。商品化までには特注の型をつくり、微調整が必要なのですが、資金面でこのまま製作を続けるのが厳しくなってしまったんです」

そこで、クラウドファンディングでミニカレー皿製作のプロジェクトを立ち上げることに。募集期間は2019年3月30日まで。支援してくれた方へのリターンとして、ミニカレー皿や大人用のカレー皿などが用意されています。

▶︎「最後の一粒までメタメタすくいやすい【 英才食育カレー皿 】を作りたい!」

残さずキレイに食べられると、作った人も食べた人もみんな笑顔になりますよね。家族の食事を楽しくするために、ぜひこの不思議な形のカレー皿を使ってみてはいかがでしょうか。

次回は、タケナカリーさんがいつものカレーをグンと美味しく変身するテクニックを教えてくれます!  お楽しみに!

タケナカリー

カレー研究家、CHANCE THE CURRY代表。毎日一食以上カレーを食べる生活を1,100日以上継続中。食べるだけでなく、レシピ開発やカレーイベントの主催、執筆、製品開発など、多くの人に“カレーのたのしさ”が伝わるように日々さまざまな活動を行っている。

最後の一粒まですくいやすいカレー皿を作るクラウドファンディングに挑戦中(2019/3/30まで)。インスタグラム(@takenacurry)

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