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誕生!2歳から紙で遊べる本「ぺぱぷんたすぷち」。自分で作る喜び&「できた!」嬉しさを届けます

こんにちは。『ぺぱぷんたす』という耳慣れない名前の本をつくっている、編集長の笠井です。『ぺぱぷんたす』は、紙をとことん体験する本です。

この連載では、この本を作るために集ってくれているたくさんの「プロ」たちの仕事、そして私たちがこの本に込めている思いなどを、ご紹介していきます。「紙ってすごい!」を一緒に感じてもらえたらうれしいです。

紙を遊び尽くす「ぺぱぷんたす」の世界へようこそ!2歳でも楽しめる「ぷち」が誕生

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こんにちは! 『ぺぱぷんたす』ファミリーにかわいい仲間が加わりました! その名も『ぺぱぷんたすぷち』。

実は、以前からイベントやワークショップで、お子さん連れのお母さんやお父さんから、「うちの子は2歳ですが、この本はまだ早いですか?」「3歳なんですけど、ワークショップに参加できますか?」というような質問をたくさんいただいていました。

『ぺぱぷんたす』の対象年齢は4歳〜100歳。4歳以下のお子さんが遊べるものもあるのですが、ちょっと難しいものも混ざっています。「まだ2歳なので、もう少し大きくなってから遊ぶ用に、家で保管しています」なんてお声をいただくことも。

改めてイベントに来られるお子さんをよく見てみると、小さいお子さんもとても多いことに気づきました。保育園や幼稚園に通う前のお子さんをお持ちの方こそ、家で、親子で一緒に遊べる本を求めているのかもしれない……。

そこで、ぺぱぷんたす007号を発売する前に、小さなお子さんでも直感的に遊べる、シンプルな『ぺぱぷんたすぷち』を作ろう!ということになりました。

『ぺぱぷんたすぷち いち』(1,980円・税込/小学館)

『ぺぱぷんたすぷち』を作るにあたって、再度、アートディレクターの祖父江慎さんと、編集スタッフと目指す方向を確認しました。

1:正解のない本

2:「そうぞう(想像・創造)力」がむくむく膨らんでいく本

3:紙という身近にあるすごい素材で、自分の手を動かして「できた!」っていう喜びや驚きを味わえる本。

4:「頭が良くなる」とか「知識が増える」本ではなく、「何の役にも立たない」本

5:自分の好き!も、誰かの好き!も大切にできる本

「正解のない本」「何の役にも立たない本」なんて謳ってしまうと、売れなそうですよね……。

ですが、目的を持った途端に遊びは遊びでなくなり、面白くなくなってしまう……。「役に立つための本」は他にもいっぱいあるので、『ぺぱぷんたす』は別の道を歩みます。

アートディレクターの祖父江慎さん。

「ただ、目の前のものに夢中になる、遊びこむことこそが大事だよねー、無駄なことってとっても素敵!」

「これからの時代は自分の好き!を大事にしていくことが大切。そうしたら誰かの好き!も大切にできるよね♡」

とアートディレクターの祖父江慎さんも目をキラキラさせて語ります。

ですが、そう言いながらもふと思うのです。『ぺぱぷんたす』は「何の役にも立たない本」を目指しているけれど、実はこれからのAI社会、成熟社会を生きていくのに最も大切な根っこである「自分でできる!」「自分はできる!」という自己肯定感や、ゼロから何かを作り出す創造性と表現力を育む、「将来的にものすごく役に立っちゃうかもしれない」すごい本なんじゃないかな、と。

名前は「ぷち」、でも中身はぎっしり!

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さて、ぷち、という名前の通り、『ぺぱぷんたす』よりひと周り小さい『ぺぱぷんたすぷち』。表紙は『ぺぱぷんたす』と同じ、100%ORANGEさんのイラストですが、初のPP貼りで、カラフルで賑やかなイメージに。

巻頭付録の「くしゃボール」。作れるボールはサイズ違いの6種類、紙なので室内でも安全に遊べます。

巻頭の付録はデザイナー高田唯さんによる「くしゃボール」。「きっかけ折り」という折り方で1/6に折りたたまれたA2(くらい)のサイズの紙が3枚も入っています。そこに印刷されているのは、見慣れた絵柄。そう、バスケット、テニス、サッカー、ゴルフボールに、野球、そして卓球。大きな紙をくしゃくしゃにして、ボールを作る楽しさや、そしてお家でボール遊びができる面白さを味わえます。

新聞をとらないご家庭が多くなって、きっと大きな紙と接する機会も減ったのではないでしょうか。モニターのお子さんたちは、大きな紙を見ただけで大興奮していました。

100%ORANGEさんによる表紙&「ぺぱぷんたすの おはなし」。

そのほか、『ぺぱぷんたす』でお馴染みの表紙キャラクター・ぺぱちゃんたちの誕生秘話や、『ぺぱぷんたす』に度々登場している謎のおじさん(?)「ずっとはれるまん」の正体が明らかになるマンガも。

はってはがせるシールが2枚ついた「ずっとはれるまん」。

「ずっとはれるまん」には、はってはがせるシールが2枚と台紙(リバーシブル)もついています。

描き込んで遊ぶ「ペンDEグッチャシテチョーネ」。

tupera tuperaによる「ペンDEグッチャシテチョーネ」は、その名の通り、ペンで思いっきりぐちゃぐちゃ描き込むページ。ぐちゃぐちゃした後、隣のページの点線で紙をピリピリ抜き取ってめくると……?

tupera tuperaさんのユーモアに、お子さんは爆笑するに違いありません。

こちらは「あさごはんすごろく」。パンとごはん、2つのコースがあります。

絵本作家シゲタサヤカさんの「あさごはんすごろく」は、ただのすごろくではありません。食べる顔や仕草、音を、体で表現しながら進むすごろく。

コロナで子どもたちの表情が乏しくなった、と言われますが、このスゴロクをやれば表情筋が鍛えられるかも? 遊んでいるうちに、お腹が空いてくるのが難点です!

そのほか、荒井良二さんの毎日が愛おしくなる絵本、デザイナーの脇田あすかさんの、見立て遊びができる「おうちカード」18枚がついた「わたしの おうち」、イラストレーターMomoe Narazakiさんのシュールな紙人形の遊びなど、「ぷち」だけど内容は盛りだくさんです!

荒井良二さん作、「あさの ひかりちゃん」。
「わたしの おうち」&「おうちカード」。屋根部分にあいた三角の穴を通して、好きな屋根を探して遊べます。
ちょっとシュールな「ねこころがし」。ペットボトルなどに貼って転がすと……?

小さいお子さんがいらっしゃるみなさまはぜひ、『ぺぱぷんたすぷち』でお子さんと一緒に遊んでみてください。もちろん4歳以上のお子さん〜大人の方も楽しめる内容だと思います。

プレゼントにもおすすめです。


『ぺぱぷんたすぷち いち』(1,980円・税込/小学館)

満を持して『ぺぱぷんたす』から、弟版、いや、妹版? かわいい『ぺぱぷんたすぷち』が誕生しました。

4歳から100歳までのMOOK『ぺぱぷんたす』に対し、『ぺぱぷんたすぷち』はより小さいお子さんから、大きなお子さん、そして大人まで、エイジレスに楽しめるよう、できるだけシンプルに、より直観的に遊べる内容にしています。

巻頭には、なんと6つに折りたたまれた、ビッグサイズの紙が3枚。よく見ると見慣れた柄のような……?

そして、表紙キャラクター「ぺぱぷんたす」のおはなしも登場。はじめて明かされる「ぺぱぷんたす」の正体とは!?

そのほか、ぺぱぷんたすで人気のキャラクター「ずっとはれるまん」のはってはがせるシール(2枚!)や、表情やしぐさで表現しながらコマを進める、ゆかいな「あさごはんすごろく」、見立て遊びができる「おうちカード」など、名前は「ぷち」ですが、内容は盛りだくさんでお届けします。

【参加アーティスト】
谷川俊太郎、100%ORANGE、荒井良二、tupera tupera、高田唯、中村至男、シゲタサヤカ、Momoe Narazaki、脇田あすか

【アートディレクション】
ブックデザイナーの祖父江慎さん。デザインにもこだわって丁寧に作っています。

笠井直子 
笠井直子 

息子ふたり、猫二匹、ウーパールーパーとのドタバタ暮らし。余裕のある生活に憧れるもゆっくりできない性分。20年ほど女性誌を編集した後、幼児誌の編集に携さわり、2017年『ぺぱぷんたす』を立ち上げ。帰宅後10分でつくる料理のマンネリ化が、今最大の悩み。

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