畑での収穫体験とお料理教室に参加
nullこんにちは。楠 みどりです。少し前のお話になりますが、夏休みに刃物メーカー『貝印』主催の「畑で学ぶやさしい切りかた教室」に、小学校3年生の娘と一緒に参加してきました。
今回のイベントは、野菜を切るだけでなく、実際に畑で野菜を収穫し、管理栄養士でSDGs料理研究家でもあるとぅぃんくる星美さんに、基本的な包丁の使い方を教わったり、SDGsについてクイズ形式で楽しく学んだりと、内容も盛りだくさん。親子で充実した一日を過ごすことができました。
今回は、イベントの様子と、キッズ向け包丁を使って感じたことなどをレポートします。
イベントが行われたのは、千葉県木更津市にある「クルックフィールズ」。ここは、農業・食・アートの3つのコンテンツを軸として、おいしさや心地よさを提供するオーガニックファームです。
施設全体を通して資源が循環される仕組みづくりを行っており、広大な敷地内にはミミズコンポストが設置されていたり、きれいな小川が流れていたりと、環境に配慮した取り組みが徹底されています。
参加した子ども達も真剣なまなざしで様々な説明を聞いていました。
広い敷地内を探索した後は畑に到着! 太陽の光をたっぷり浴びて育ったトマトやナス、ピーマン、ハーブなどをそれぞれ子ども達が実際に収穫しました。
スーパーに並んでいる野菜を目にすることはあっても、どのように実をつけるのか、葉っぱはどんな形をしているのかなどは自分の目で見ないと分かりません。子ども達にもとても良い経験になったと思います。
収穫した野菜で調理実習も
収穫した野菜を使って、施設内にあるキッチンにていざ調理実習! 調理の前に、とぅいんくる星美さんに、包丁の正しい使い方や、野菜の切り方などを教えていただきました。
時折、野菜やSDGsに関するクイズも出題され、ゲーム感覚で楽しく学ぶことができました。
野菜くずをなるべく出さないようにするためのナスの切り方などは私も勉強になりましたし、ピーマンも種ごと食べてなるべくごみを出さないようにしようなど、普段の生活を見直すきっかけになりそうです。
子ども達はみんな、真剣な表情で野菜を切ったり、餃子を包んだりしていました。水分が多くて滑りやすいきゅうりやトマトを切る時は、見ている私のほうが内心ハラハラでしたが、子ども達は生き生きとして楽しそう!
ナスやトマトを肉だねに加えたイタリアン餃子は子ども達に大好評で、あっという間に完食していました。汗だくになって野菜を収穫したのでみんなお腹ペコペコだったこともありますが、何より自分たちで作った料理はおいしさも格別ですよね。
ナスが苦手なお子さんが、「餃子に入れたらおいしく食べられた!」と嬉しそうに話していたのが印象的でした。野菜の収穫と調理実習を通して、苦手な野菜を克服できたお子さんも多かったようです。
子どもに合った道具で料理もスムーズに
nullさて後日、自宅でも『貝印』のキッズ向けブランド「リトルシェフクラブ」の包丁とまな板を用意。これを使って、復習を兼ねて娘に野菜を切ってもらいました。
「リトルシェフクラブ」の子ども包丁(上級用)は、小さくてもよく切れる本格刃付けで、きちんと研ぐこともできるステンレス製です。子どもの手に合うように設計された小さめのハンドルで握りやすく、刃先やアゴの部分も丸くなっていて安心。
娘も、イベントで教わったように、片方の手を「猫の手」にしてピーマンを切ったり、少し滑りやすいトマトを慎重に切ったりしていました。子ども向けとはいえよく切れるので、力を入れなくてもすっと刃が入り、トマトも形が崩れることはありません。
料理を通じて子どもの成長を見守る
娘は最近料理が気になる様子だったところに今回のイベントにも参加して、さらに興味津々に。「これも切ってみたい!」などと積極的にお手伝いしてくれるようになりました。
娘が小さい頃は親の私のほうがハラハラして、包丁を持たせることに慎重になっていました。ただ混ぜるだけ、こねるだけ、といった簡単な作業しかやらせてこなかったので、もっと子どもの「やってみたい!」という気持ちを尊重してあげれば良かったなと今更ながら反省しています。
今回イベントでの子ども達の様子を見たり、娘と一緒に料理してみて思ったのは、危ないからといって遠ざけるのではなく、正しい使い方を覚えて安全に調理するというのは子どもが成長していくうえでも大事なことなのではということ。
包丁で野菜がある程度切れるようになったので、娘には毎日のサラダ作りを担当してもらおうかと思います。手に合った包丁や調理器具で安全に楽しく調理して、作った料理をおいしく食べるというのは、子どもの心を豊かにしてくれることでしょう。
今回のイベントもきっかけにして、料理から始まり食にまつわる環境や資源、SDGsなどについても興味を持って、行動に移していってくれたら良いなと思います。