子どもの学習にも「数え方」が大事!
null私たちの身近にある物の数え方を楽しくレクチャーしてくれるのが『ドラえもんはじめての数え方』(小学館)。著者の飯田朝子先生によれば、数え方を理解することで、算数の文章題や国語の読解問題にも強くなるとのこと。
確かに、子どもが算数の文章題を解いているのを見ているとき、「それは、“個”じゃなくて、“本”で答えなくちゃダメじゃない!」なんて口を出してしまうこと、ありませんか?
ドラえもんといっしょに約100種の「数え方」が楽しく学べる本書の1コマを参照しながら、思わず誰かに教えたくなる数え方のコツをご紹介します。
「タケコプター」は…どうやって数えるのが正解?
nullタケコプターは、車や自転車といった乗り物のように“1台”と数えたくなりますが、“台”には“土台”、つまり大地が支えているものという意味があります。
大地と離れ、空を飛ぶための道具や乗り物には“機”を用います。
つまり、タケコプターの数え方は“1機”。パラグライダーのように、精密な機械を搭載していなくても“1機、2機”と数えます。
【「機」と数える乗り物】
飛行機、気球、パラグライダー、ロケット、ヘリコプターなど
タケコプターひとつとっても、日本語の数え方って奥深いですね。
大人でも難しい!「月」や「太陽」の数え方は?
null私たちの身近には、数え方を必要としない物もあるってご存じでしたか? それは、月や太陽。
確かに、人間にとってたったひとつの存在だから、数える必要はありません。ただし、「湖面に月が2つ映っている」といった場合には、数えることもあります。
『ドラえもんはじめての数え方』は、他にも鬼やお化けの数え方など、子どもの「知りたい!」が満載。「なぜ、この数え方をするのか?」というルールを自分で発見することで、身近な物の見方が変わってくるかもしれませんね。