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子どもの「パパ嫌~!」が発動したシーンは?その時ママたちがとった対応も聞きました

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昔に比べ、育児に積極的なパパたちが増えてきました。ですが多数のご家庭では、ママの方が子どもと関わる時間が多いというのが現状のようです。それゆえ子どもが「パパは嫌!ママがいい!」ということは珍しくはないのもしれません。

そこで今回『kufura』では、お子さんを持つ20代から50代のママ208人に「これまで、子どもが夫のことを嫌がったり、避けたりしたことはありますか?」というアンケート調査を実施。さらに“嫌がったり・避けたりしたことがある”と答えた方には、「具体的なシーン」と「その時のママたちの対応」についても伺いました。早速、回答を見ていきましょう。

「パパ避け」の経験がある家庭は…全体の○○%!

まず、「これまで、子どもが夫のことを嫌がったり、避けたりしたことはありますか?」と質問したところ、結果は以下の通りになりました。

ある・・・80人(38.5%)

ない・・・128人(61.5%)

「ある」と回答した方は全体の約4割ほど。少なくない数の父子の間で「パパ避け」は起こったことがあるようです。

続いて、“嫌がったり・避けたりしたことがある”と回答した約4割の方に、その具体的なシーンとママの対応を伺いました。特に回答が集中した、「子どもが小さい時」「思春期を迎えた頃」「全年齢」の3つに分けてそれぞれご紹介します。

【子どもが小さい時】

まず寄せられた意見が“子どもが小さい時”。その時期の「パパ避け」の理由として、以下のような2つが挙げられました。

・普段の接する時間が少なすぎるため

「食事をさせようとした時。夫は平日いないので、誰この人……状態でした。夫の顔を見なかったので夫も困惑していました。“大丈夫だよ、ママもいるからね”と優しく話しかけ、慣れさせることに集中しました」(27歳/主婦)

「夫が1カ月ほど県外に出向していた際、戻ってきた夫を見て、娘が号泣してしまいました。お父さんを忘れてしまったようです。けれど2日くらいですぐ仲良くなりました。“父ちゃん思い出してもらえるように、頑張って遊んであげて~!”と応援していました」(38歳/主婦)

「単身赴任で数年間離れて暮らしていたため、一緒に遊んだりすることもなく思春期に入り、なんとなく苦手になったみたいです。そうなんだね、と子どもに共感して見守っています(現在進行中)」(43歳/主婦)

ひとつ目は圧倒的な交流時間の少なさがあげられました。ママはパパより接する時間が長いことが多いようで、どうしても“普段かまってくれるママの方がいい!パパは嫌”という傾向になりがちに……。

・寝かしつけや歯磨き…子どもにとって苦手なことほど“ママがいい!”が発動

「歯磨きと寝かしつけ。パパが磨こうとすると“ヤダ!ママ!”と歯ブラシを持ってきます。眠い時も抱っこを要求しますが、抱きかかえてパパが寝室に連れていこうとすると、“ママ~!!”と泣き叫び、寝室に行っても自分で扉を開けて出てきます。子どもには結局、私が歯磨き、寝かしつけをして寝かせてから、自分の事というのがいつものルーティーンになります。夫には、特にフォローなどはせず、夜しかいないから、“まぁ仕方ないね!”と言って流しています」(32歳/主婦)

「寝かしつけのとき、わたしが忙しく夫に頼んだところ、全く寝ず、わたしのところにかけてきて“ママじゃなきゃヤダ”とねだられました。パパが拗ねてしまったので、どうしようもなく、自分が寝かしつけました」(36歳/主婦)

「保育園の送迎や歯磨きなど、やりたくないことをやらせるときに夫だと従ってくれません。ママが良いというのは仕方ないことだと思うので何も言わない。ママが無理なときは、“今は無理だからパパにお願いするね”と言う」(33歳/研究・開発)

「子どもがまだ小さかった頃、泣いた時は夫が抱っこするとさらに大泣きしていた。特に何も言わず、抱っこを代わった」(39歳/主婦)

「私がでかけて夫と留守番するときに泣いて嫌がった。帰ってくる時間をおしえた」(31歳/総務・人事・事務)

寝かしつけや歯磨きなど、子どもは苦手なことや不安な時ほど、パパを嫌がるといった意見が多く寄せられました。

ちなみに、乳児・幼児期の「パパ避け」は一定の時期に本能として高い頻度で起こりうるそう。本能的なものであれば、時期を過ぎれば落ち着くはず。普段、なかなか育児に参加できていないパパは、まずスキンシップなどのコミュニケーションをとっていくといいかも!

子どもは自分に構ってくれて、積極的に理解してくれようとする人を見極めて、信頼していくようです。この時期にぜひ親子の信頼関係を築いておきましょう。

【子どもが思春期・お年頃の時】

次に、思春期・お年頃の時に起った「パパ避け」のシーンをご紹介していきます。

・思春期特有の親に対する嫌悪感や恥ずかしさから

「思春期に入り、夫が息子に構おうとしても嫌がって逃げてしまう。特になにもフォローしなかった」(58歳/主婦)

「娘なので年頃になると女同士にしかわからない話もあるし、パパが娘にどう接していいのかわからない。間に入って仲裁するだけではいい関係は続かないと思うので、ぶつかる時はぶつかって、フォローが必要な時は間に入ってた」(50歳/主婦)

「初潮がきた時には、“赤飯を炊かないで、内緒にして欲しい”と言われ、今でもシレっとしています。そのうちに気付くと思うので、いつなったかは明らかにせず成り行き任せにしています。男子とリモートで話す様子や、遊びに行くなどで夫がヤキモチであまり良い顔をしないのも娘は分かっているので、男友達の話は私には言いますが、夫にはしたがりません。小さい頃から、“結婚するならパパのような人がオススメ”と言ってきているので、娘も父親に対してのリスペクトはかなりあるはず。なので、娘に対して夫のフォローは特にしていません。また、夫には娘の成長は嬉しいことだと常々言い聞かせてあるので、こちらも特に触れずに、まあまあ、といった感じ」(49歳/主婦)

・口うるさい、過干渉

「娘が帰ってくるのが遅かったり、着ている服に文句を言ったりすると嫌がっている。子どもには、“事件などに巻き込まれたらダメやから口やかましく言うんだよ”って言っている」(50歳/その他)

「いちいち細かい事まで口出しをしてきた時。構いすぎた時。夫には特に何もしていない。そんな時期はあるだろうと思っている」(51歳/総務・人事・事務)

思春期・お年頃にパパが嫌になるというのは、成長過程において“当たり前”といってもいい反応です。心身の大きな変化に戸惑い、イライラしたり、口を出されることに一番多感な年代なので、できればパパもママも静かに見守ってあげるとよさそう。

親は心配になったり不安になったりすると思いますが、この時期までに家族の信頼や絆ができていれば、思春期後また自然と接することができるはずですよ。

【幼児〜成人までの全年齢】

最後に、子どもの年齢に関係なく起こる「パパ避け」の状況を見てみましょう。以下のような意見が寄せられました。

・子どもの気持ちを汲み取るのが下手、対応が上手くない

「夫の子どもに対する注意の仕方など口調がキツいことがあるので、子どもは怖いと感じることがあるようです。“パパの言い方はちょっとキツいよね、もう少し優しく言ってほしいよね”と子どもの気持ちに寄り添う一方、夫には口調について注意しました」(45歳/主婦)

「子どもの世話も気持ちを汲み取るのも下手で、その場しのぎの適当な返事ばかりするので、そもそもあまり子どもから相手にされていません。自業自得だから放置しています。嫌なら家事育児をもっとちゃんとやればいいだけ。“パパはお仕事頑張ってるんだよ”とか“パパが頑張ってるからごはんが食べられる”みたいなことを言ってみたこともありますが、“ママはお仕事しておうちのことしてるじゃん(正社員共働き)”“ごはんを作っているのはママ”と保育園児でもわかってたので、もういいかなと思った」(43歳/金融関係)

「小さい頃、パパが怖いと泣いていた。夫は口調がきついので、怖いと思っていたようだ。我慢していたみたいなので、夫にそれとなく伝えたが、あまり伝わらなかった」(49歳/主婦)

子どもと接する時間が少ないパパたちの中には、子どもの気持ちを慮ったり、対応が苦手な方も多いようです。

そこから親子関係が破綻したら悲しいもの。ぜひママがフォローに入ってあげましょう。ママが架け橋となって、パパと子どもがうまくコミュニケーションとれるようになったらいいですよね。

・人としての行動が好ましくない、尊敬できない

「ベロベロに酔っぱらって帰ってくることが多かったので、そういうときは私もなのですが、娘たちも、夫のことを軽蔑の目で見ていました。“それでも毎日仕事を休まずに家族のためにお金を稼いできてくれるのはすごいことだね”と子どもに言いました」(53歳/主婦)

「人に文句を言ったりするので、そばにいたくないし恥ずかしいから他人のフリをしていた。私も一緒に離れました」(43歳/主婦)

一個人として好ましくないパパの行動は、子どももママも見たくないものですよね。

また、パパはママと同じように行動できなくても、パパにはパパの大事な役割があります。それは、子どもが何か危ないことに巻き込まれそうになった時に守ってくれる存在であり、社会常識や善悪の分別など、大事なことを教えてくれる役割であるということです。

この分野はママより威厳のあるパパの方が説得力があるもの。そのためには、人として尊敬される存在であることがとても重要となってきます。

 

いかがでしたか? “子どもが夫のことを嫌がったり、避けたりしたことがある”と回答した人が全体の約4割ほどだった今回のアンケート調査。筆者個人としては思ったより少ない印象でした。

「パパ避け」を回避するためには、“パパが育児に積極的に参加・たくさん遊ぶ・コミュニケーションをとる”というパパ行動以外に、“夫婦円満”であることが重要と言われています。ママがパパのことを好きか嫌いか、尊敬しているかしていないかの言動を、子どもは敏感に汲み取り、自分もママと同じ気持ちになるようです。

夫婦関係と親子関係はニアリーイコール。「パパ避け」に悩んでいるママは、うまくいくようにサポートしてあげたり、パパの良いところを子どもに伝え続けることで、パパと子どもの絆が生まれてくるかもしれませんよ。

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