初めての美容院体験は何歳ごろ?
nullまずは、子どもが初めて美容院や理髪店で散髪した年齢をうかがってみました。
0歳〜1歳・・・32人
2歳〜3歳・・・101人
4歳〜5歳・・・69人
6〜8歳・・・53人
9歳以上・・・42人
まだない・・・31人
もっとも多かったのが2歳〜5歳という声。髪が伸びてきて、セルフカットでは難しいと感じたときに髪を切りに行く人が多いようです。他にも、
「1歳の誕生日過ぎです」(38歳/主婦)
「小学校入学直前」(39歳/その他)
「2歳まで伸ばし筆を作りました」(57歳/コンピュータ関連以外の技術職)
など、記念になる機会に初めて美容院や理髪店を訪れたという人もいました。
困った!散髪トラブル
null小学校低学年くらいまでの年齢では、美容院で思わぬトラブルや困ったことが起きることがありますよね。みなさんにうかがったところ、いろいろな声が寄せられました。
怖がってしまった
「少しきつそうな美容師さんが担当だった時、怖いと言って嫌がって、結局他の美容室に行った」(45歳/その他)
「切った自分の髪の毛がパサっと大量に落ちるのが恐くて号泣」(45歳/主婦)
「バリカンが怖くて泣いてしまった」(33歳/営業・販売)
「怖かったようで、終始私に抱っこされて、泣きながらカットしてもらいました」(38歳/主婦)
初めての場所、初めての体験は子どもにとっては怖いもの。「泣き出した」という声が多く上がりましたが、なかには「暴れた」という方も……。
落ち着いて座っていられない
「美容院で待っている間にウロウロしはじめた」(48歳/主婦)
「イスにじっと座らなくて帰りたいと言い出した」(43歳/主婦)
「施術してる最中に足ブラブラ首ゆらゆらしたりして、髪の毛を切りにくそうだった」(29歳/その他)
圧倒的に多かったのが「じっとしていない」という回答でした。美容院の待ち時間や切られている時間は、子どもにとっては飽きてしまいがちですよね。筆者も子どものころ、「かわいくなるかな」という期待もある反面、落ち着いてじっとしているのがつらかった記憶があります。
仕上がりに不満
「子供が思っていることを言えなくて髪型が変になった」(49歳/主婦)
「切り終わってから美容師さんの前でこの髪型嫌だとハッキリ言ってしまった」(39歳/その他)
「前髪をカットしますか?と聞かれ娘がハイと返事した。しかし娘は前髪をカットしたくなかったらしく仕上がりを見て泣き出した」(50歳/コンピュータ関連以外の技術職)
「二回に一度はカットが気に入らなくてキレる」(50歳/その他)
人見知りをして美容師さんに自分の意思をうまく伝えられなかったり、どこまで希望を言っていいのかわからないのは、子どもだけではなく、大人でも経験があることですよね。仕上がりを鏡で見たときのショックは、子どもの方が大きいかもしれません。他にも、
「プロの技術とサービスにすっかり魅了され、私のカットを完全に拒否するようになった」(48歳/その他)
「美容師さんにやたらと話しかけていた事」(49歳/主婦)
など、子どもの個性があふれるさまざまな声が上がりました。このように多くの人が散髪トラブルや困ったことがある中で、親としてどんな工夫をしているのかを見ていきましょう。
こんな工夫をしています
null子どものお気に入りやご褒美を用意
「好きな絵本を持っていきます。あと、終わったら、お菓子を買うことになってます」(44歳/主婦)
「いつも大事にしているぬいぐるみを持っていくと気持ちが落ち着くようです」(46歳/その他)
「お菓子、おもちゃのご褒美で釣った」(49歳主婦)
子どもがお気に入りのおもちゃやぬいぐるみを持って行ったり、普段はあまりできないゲームやタブレットを持って行くという声も多くありました。また、髪を切った後のご褒美で施術の時間を耐えられるように配慮しているという人も多くいました。散髪が好きではない子どもにとって、こうした“ご褒美作戦”は有効なようです。
子どもの気分を上げる・落ち着かせる
「連れて行く前から美容院についてポジティブなことしか言わず、楽しいところだと思えるようにしている」(49歳/主婦)
「座っている間、ただひたすら褒め続ける」(37歳/主婦)
「隣の席で一緒に切ってもらった」(46歳/その他)
気持ちを上向きにしたり、美容院で落ち着いていられるような声がけをしている人もいました。ポジティブな気持ちで髪を切れるように親が子どもに働きかけておくと、子どもが美容院や理髪店に行くのが楽しみになりそうですね!
お店や美容師さんをよく選ぶ
「乗り物の椅子があったりDVD鑑賞ができる所を選ぶ」(26歳/その他)
「危ないからじっとしておく様声かけをする。子供の相手に慣れているスタイリストを指名する。施術に時間のかからない髪型をオーダーする」(40歳/その他)
「いつも同じ所へ行き私の担当の方と同じ美容師さんにして貰っています。少しずつ仲良くなるにつれて美容師さんと会話して楽しめたり言う事を聞けたりしています。その日の気分で親子のどちらが先に切るか決められる点も嬉しいです」(36歳/総務・人事・事務)
最近は、子ども専用の美容室や、子ども用に椅子が乗り物の形をしているところも見かけるようになりました。また、子どもの扱いに慣れた美容師さんを選んだり、親と同じ担当さんに切ってもらい親子で仲良くしているという人も。
他には、「限界まで髪をのばし(前髪や襟足等)、自分で行きたいというまで放置する」など、タイミングを見計らっているという声もありました。
何度も通って慣れたり、ある程度の年齢になったりするまでは、美容院や理髪店で子どもの髪を切るのはたくさんの苦労と工夫があるようですね。なかには、「同じ経験をしたなあ」という方もいたのではないでしょうか。いまも苦労しているという方は、みなさんからいただいた声を参考にしてみてはいかがでしょうか。