毎日はちょっと…「預かる日数に関すること」
null「週に1~2日預かるのは問題ないですが、毎日面倒をみるのは自分の体力が持つか心配なので、預ける頻度を減らしてほしい」(71歳・男性/その他)
「孫をずっと預かっていると、自分のことが何もできないし、気力、体力ともに持ちません。せめて週1日だけにしてほしいです」(66歳・男性/その他)
「週に2日程度なら問題ありませんが、それ以上だといくら孫がかわいくても疲れます」(69歳・男性/その他)
「週に1~3日程度なら問題ありませんが、1週間連続はかなりしんどいです」(70歳・男性/その他)
いちばん多かったのが、孫を預かる日数に関すること。どんなに孫がかわいくても、何日も面倒を見続けるのは、祖父母にとってかなりの負担になります。自分のことが何もできないという不満もありますが、そもそも体力、気力的に無理という人も。
今のイレギュラーな状況では、ほかに預ける先がないというのもわかりますが、自分の両親や義両親のこともよく考えて、なるべく無理のない日数で預けるようにしたいものですね。
丸1日は大変…「預かる時間に関すること」
null「長い時間預かるのは大変なので、短時間にしてほしい」(71歳・男性/金融関係)
「1日中というのは、責任重大だし体力的にも無理なので、せめて2~3時間にしてほしいです」(66歳・女性/総務・人事・事務)
「1日中ずっといっしょにいると、こちらは疲れるし、孫も退屈してしまう。預ける時間を短時間にしたほうが、お互いにいいと思う」(67歳・男性/公務員)
「朝からずっといるので相手をするのが大変。生活リズムが崩れてしまっています」(63歳・男性/その他)
丸1日ずっとなど、孫を預かる時間が長いのも、祖父母の大きな負担になっているようです。預かる時間の長さとしては、2~3時間が理想というのが大多数。親の仕事の都合などもあり、預ける時間を短縮するのはかなり難しいとは思いますが、可能な限り祖父母の希望を聞いたうえで、預ける時間を決めるのが良さそうですね。
何を作ればいいの?…「食事に関すること」
null「孫たちといっしょに食事をしますが、好き嫌いが激しくて困ります」(73歳・男性/その他)
「何を食べさせたらいいのかわからないので、できれば毎日孫に食べさせるメニューを教えてほしいです」(79歳・男性/その他)
「食事を作るのが大変。好みも違うため、いつも何を作ろうか迷います」(68歳・女性/主婦)
「孫3人は食べ盛り。朝昼晩と三度の食事をよく食べるので、米がすぐに少なくなるのが困ります」(70歳・男性/その他)
祖父母と孫とでは、世代はもちろん普段の食生活が違うため、食べ物の好みも異なります。いざ食事を作っても、好き嫌いなどにより孫が食べてくれないと悩んでいる祖父母も多いようです。事前に親が子どもの好き嫌いを伝えるのはもちろんですが、「お弁当持参で来てほしい」(70歳・女性/主婦)というように、可能ならお弁当を持たせたり、簡単なメニュー表などを渡すのがいいかもしれませんね。
家にないので困る…「持ち物に関すること」
null「家に取りに帰ることができないので、預ける際に必要なものについて忘れ物がないか、しっかりチェックしてほしい」(72歳・男性/その他)
「宿題をやるのに必要な文房具類を忘れないようにしてほしい」(77歳・男性/その他)
「遊びに飽きたときに、次は何をして遊べば喜ぶのかわからないので、孫が好きな遊び道具をある程度持たせてほしい」(64歳・男性/その他)
「ウンチやおしっこで汚れたときのために、替えの下着を持ってきてほしい」(73歳・男性/その他)
持ち物に関するお願いもいろいろありました。自宅と違って、おじいちゃん、おばあちゃんの家には、宿題に必要な文房具や子どもが喜ぶおもちゃなどはないことがほとんど。必要なものを事前に親がしっかりとチェックして、子どもに忘れずに持たせるようにしましょう。
ゲームの時間やおやつの量は?…「しつけに関すること」
null「親と子どもの間で、ゲームの使用時間について制限を決めておいてほしい」(63歳・女性/主婦)
「おやつの量について制限をしてほしい」(75歳・男性/その他)
「孫は男の子3人なので、とにかくうるさい。もう少し静かにするように言い聞かせてほしい」(70歳・男性/その他)
「自分の家にいるときと同じように、自分の食事の後片付けをしてほしい」(63歳・女性/その他)
「普段から家でいろいろなしつけをしっかりとしてほしい」(70歳・男性/その他)
おじいちゃん、おばあちゃんは、孫のしつけに関していろいろ気になることがあっても、どこまで注意していいのか判断しにくいもの。預ける際に、普段の家庭でのルールなどもきちんと説明しておけば、おじいちゃん、おばあちゃんも孫を注意しやすくなるのではないでしょうか? 特に、子どもにゲーム機器を持たせる場合は、使用時間などのルールをきちんと伝えておきましょう。
泣いたらどうする?…「生活習慣などに関すること」
null「孫の機嫌が悪いときの対応方法がわからないので、どうしたらいいか教えておいてほしい」(67歳・男性/その他)
「日ごろの孫の生活パターンがよくわからないので、預かる際にきちんと教えてほしい」(65歳・男性/公務員)
「どんなことなら孫が家の中で静かに落ち着いて遊べるのか、前もって教えておいてほしい」(70歳・男性/その他)
「遊びと勉強の量のバランスがわからないので、事前にきちんと指示してほしい」(63歳・男性/営業・販売)
普段いっしょに暮らしていないので、祖父母はいつもの孫の様子がよくわかりません。子どもの生活リズムを崩さないために、普段の生活パターンを伝えるのはもちろん、機嫌が悪いなどイザというときの対処法も事前にきちんと話しておきましょう。
じいじ・ばあばにはほかにこんな意見や悩みも…
null「泊まり込みの預かりになっているので大変。孫はかわいいのですが、自分の静かな生活を乱されています」(73歳・女性/主婦)
「孫を預かり始めて3週間が経ちます。最初は張り切っていましたが、今はもう疲れ果てていて、新学期が始まるまで体力が持つか心配です」(69歳・女性/主婦)
「孫と四六時中いっしょなので、いろいろと時間が制約されて正直つらいです」(71歳・男性/その他)
「預かるのが孫一人だけならいいですが、兄弟みんなだと体力的につらいです」(53歳・女性/主婦)
「孫をこちらにずっと任せきりにしないで、ときどき様子を見にきてほしいと思います」(69歳・男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「孫を預かってほしいときは、前日ではなくもっと早くから言っておいてほしいです」(51歳・女性/主婦)
ほかにも、じいじ・ばあばが孫の親に言いたいことはいろいろ。やむを得ず子どもを預けている人も多いと思いますが、祖父母にもそれぞれ自分の生活があります。また年齢的に体力、気力の限界も。子どもを預ける際は、常にこれらのことを念頭に置いたうえで、お願いする必要があるのではないでしょうか?
一斉休校という今までにない状況の中、約1カ月に渡り子どもを預かってくれている祖父母にもかなり疲れが出てきている様子。
気持ちよく子どもを預かってもらうためにも、親は子どもを預ける際にじいじ・ばあばに負担をかけないような工夫をすることが大切です。ご紹介したコメントを参考に、見直すべき点を確認してみてはいかがでしょうか?