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日焼け後のかゆみがツライ!必要なケアは?メイクはしていい?【皮膚科医が教える日焼け対策♯2】

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日焼け後に感じるかゆみを、この夏に経験している方もいるかもしれません。では、日焼けでかゆみが出てしまったときは、どういったケアをすればいいのでしょうか。美容皮膚科医の宇井千穂医師に教えていただきました。

知っておきたい!「かゆみ」はどうして起こるの?

そもそもどうして日焼けによって、かゆみが生じるのでしょうか。

「本来、お肌はバリア機能を保ち、細菌や汚れ、紫外線や乾燥などさまざまな外的要因から身体を守ってくれています。しかし、日焼けによりこの機能が低下してしまうと、お肌は外部の刺激を受けやすくなり、赤みやかゆみの症状が出やすくなってしまいます。日焼けによる炎症がかゆみなどの症状をもたらすと考えてよいでしょう」(以下、「」内は宇井先生)。

乾燥とかゆみの関係

肌のバリア機能が低下することで、かゆみが生じるということですが、日焼けをすると肌がパリパリと乾く感じを受けます。これも何か関係があるのでしょうか。

「肌の乾燥は当然、かゆみと関係します。本来バリア機能が保たれていれば、身体の大切な水分は外に出ないようになっています。ところがこの機能が低下すると、皮脂分泌量の低下や角質層の細胞間脂質であるセラミドなどの天然保湿因子の低下を招き、肌の表面はカサカサし、細かいシワとひび割れが生じてしまうのです」

乾燥によってかゆみの原因が作られるということでしょうか。

「皮膚が乾くことにより、外部からの刺激にも敏感になります。バリア機能がしっかりあるうちは外部からの刺激や細菌や多少の汚れも気にならないのですが、この機能が低下することでちょっとした接触でヒリヒリとした痛みを感じたり、お化粧品でかぶれてしまったりと、通常より反応しやすくなってしまいます」

日焼けでのかゆみ!応急処置でしておきたいこと

では日焼けによるかゆみが出てしまった場合の応急処置は、どうすればいいのでしょうか。

「日焼けは皮膚に炎症が起きている状態。なので炎症を和らげるために、まずはその部分を冷やしてあげるのが効果的です。ただその際、“冷やしすぎない”ことが大事です」

冷やし方にも注意が必要!

「特に小さいお子さんに多い例ですが、凍傷やけどといって、冷やしすぎによってやけどのような状態になってしまうことがあります。

日焼けによって皮膚にダメージを受け、患部の感度がにぶくなっているので、気づくのが遅くなってしまうのが原因です。

冷やされている本人も気づかないうちに悪化してしまうことが多いのです」

凍傷やけどになってしまった場合、どのような症状が現れるのでしょうか?

「悪化すると皮膚がはがれてしまうなどの二次被害が起こります。そういった事態を避けるためにも、保冷剤はガーゼなどにくるんで、当てる部位を少しずつ替えて冷やすといった対策をおすすめしています」

日焼けによるかゆみが出てしまった日の過ごし方

また、かゆみが出てしまった日の過ごし方、入浴などはどうすればよいでしょうか。

「入浴は炎症を起こしているお肌に負担にならないようにすべきです。たとえば、お湯の温度をぬるめにし、長時間の入浴は避けましょう。また入浴後の30分が1日で一番、乾燥しやすい時間です。日焼けしたお肌を乾燥から守るためには、保湿剤は入浴後すぐ塗るようにしましょう」

それでもかゆみが収まらない場合は?

「もし、かゆみの悪化が気になるようでしたら早めに皮膚科にかかり、お薬を処方してもらうようにしましょう。くれぐれもかいたり、いじったりしないようにしてください」

日焼けでかゆい日、メイクしてもいいんですか?

翌日以降の過ごし方についても教えて下さい。日焼けでかゆみが出ている状態で、いつも使用しているメイク用品は使っても良いのでしょうか。

「やはり日焼けして炎症反応が起きている肌には、できるだけ負担をなくすようにしたいですね。基礎化粧品などで保湿をするのはよいですが、メイク用品によっては、敏感になったお肌にさらなるトラブルを起こしかねません。

もし、メイクがどうしても必要な場合には、通常よりもデリケートなお肌になっていることを自覚して、いつものメイク用品であっても少量ずつ試すなど、注意しながら使用しましょう」


 

宇井千穂・・・皮膚科医。活性酸素とSOD(活性酸素を抑える抗酸化酵素)の研究による天然の治療薬を使い、アトピーを中心とした皮膚疾患の診察を行う。最近では美容皮膚科医としても活躍中。『女医+(じょいぷらす)』所属。

 

構成/青木麻紀

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