口の中の痛み経験者は6割。4人に1人は口内炎に苦しんでいた
nullまずは口の中の痛みについて尋ねたところ、最も多かったのは「口内炎」で約25%、次いで「風邪」「親知らずの抜歯」がそれぞれ約2割程度でした。長期間痛みが続く「歯列矯正」を経験した人は3.6%と予想以上に少ない結果となりました。
■あなたは口の中の痛みに苦しんだ経験はありますか?■(※複数回答あり)
「一度も経験はない」……38.4%(192人)
「口内炎で経験した」……24.8%(124人)
「風邪で経験した」……20.8%(104人)
「親知らず抜歯で経験した」……19.4%(97人)
「胃腸炎で経験した」……13.0%(65人)
「その他の理由で経験した」……10.8%(54人)
「歯列矯正で経験した」……3.6%(18人)
口の中が痛い時に食べるもの、1位おかゆ、2位ゼリー
nullそれでは、実際に固形物が食べられなかった時、みなさんはどんなものを食べているのでしょう。口の中の痛みを経験したことがある308名にアンケートで尋ねたところ、最も多かったのは、消化がよくて食べやすい「おかゆ」という結果に。2位、3位はしっかり噛まずに食べられる「ゼリー」、「ヨーグルト」と続きました。4位以降、意見がばらけましたが、全体的に柔らかくて、栄養価が高く、消化にいいものがランクインしました。
■口の中が痛いときに食べるものランキングTOP10■(※複数回答あり)
1位 「おかゆ」……31.8%(98人)
2位 「ゼリー」……25.3%(78人)
3位 「ヨーグルト」…… 13.3%(41人)
4位 「コーンフレーク・フルグラ」……5.2%(16人)
4位(同率) 「うどん」……5.2%(16人)
6位 「プリン」……4.9%(15人)
7位 「バナナ」……4.2%(13人)
8位 「豆腐」……3.2%(10人)
9位 「雑炊」……2.9%(9人)
10位 「ジュース」……2.6%(8人)
10位(同率) 「流動食」……2.6%(8人)
簡単に食べられる市販品を利用している人が多いことがわかります。最近はレトルトのおかゆや雑炊、うどんも売られているので、手軽に食べられるのも便利ですね。
自分の好きな食べ物を柔らかくして食べる工夫をする人も
nullランキング外でしたが、こんな食材で栄養を摂っている人もいました。
「歯がなくても食べられるとうたっている商品」(30歳女性/総務・人事・事務)
「たまごのおじやを食べた」(34歳女性/その他)
「揚げ物のころも」(58歳男性/その他)
「カロリーが担保された、プリン・豆腐・プロテインドリンク」(64歳男性/その他)
「具材をあまり入れない茶碗蒸しを食べました」(64歳女性/その他)
「ドラッグストアで売っている介護用の流動食 」(66歳女性/営業・販売)
また、歯が痛いと気持ちも落ちるもの。食べたいものが食べられないことがストレスの原因にもなるようです。そんな時は、自分が好きなものを食べやすくアレンジするのがおすすめ。牛乳で浸したり、ヨーグルトを混ぜたり、自分なりにレシピを工夫して栄養を考えている人もいるようです。中には「我慢してでも好きな物を食べる」「ゆっくり口の中で溶かして食べる」という意見もあがりました。
「蒸しパン、豆腐、おから、おかゆ」(31歳女性/主婦)
「フルグラをヨーグルトにひたして、バナナを潰して混ぜた」(58歳女性/主婦)
「ミルクビスケットと紅茶」(59歳女性/その他)
「コーンスープ。クロワッサンをコーンスープに浸して食べました」(66歳女性/営業・販売)
「バナナきな粉ヨーグルト。リンゴとバナナと小松菜のスムージー」(69歳女性/主婦)
ちなみに、実際に口内手術などで入院した場合は、細かく砕かれた食事や流動食が提供されるようです。
「歯科大学病院に入院中は、“刻みメニュー”の病院食だった。すべての食べ物(煮物も焼き物も)が、一品ずつ、ミキサーで刻まれて出た」(47歳女性/主婦)
口の中の痛みが短期間の場合は、みなさんがあげた簡単に食べられるものがベストでしょう。しかし、痛みが長期間になると栄養不足が心配になってくるかもしれません。そんな時は病院食のように刻みメニューを用意するか、介護用の流動食や栄養が管理された食品を取り入れるといいでしょう。手間はかけられないという場合は、おかゆや雑炊に具材をたくさん入れたり、野菜や果物を使ったスムージーやスープなどを用意するのも一度にたくさんの食材が摂取できておすすめです。
まずは口の中の痛みが出ないように、生活習慣に気を付けて生活することが大切ですが、もし痛みを経験する状況が来てしまったら、今回の意見を参考に乗り切ってくださいね。
エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。