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活動量計で生活習慣の「癖」を発見!健康に前向きになれる「Fitbit」をkufura編集部が使ってみた

「健康のために、もうちょっと歩いたほうがいいのかな~」「運動しないとな~」……健康について、そんな風に漠然と考えている人は多いはず。筆者もその1人でした。

そこで気になっていたのが「活動量計(アクティブ・トラッカー)」。身に着けていると、歩数だけでなく、心拍数や睡眠ステージなども計測してくれるんです。

そもそも普段の生活でどのくらい活動しているのか? 健康のためにはあとどのくらい運動が必要なのか? それらが簡単に計測できてすぐにわかる活動量計。今回は、健康が気になるkufura編集部が、ウェアラブル活動量計「Fitbit(フィットビット)」を実際に着用し、体験してみました!

おしゃれで便利!リストバンド&スマートウォッチ型活動量計

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今回身に着けたのは、kufura編集部の3人。

副編K(女性):仕事と育児に追われる40代。子どもが寝た後のビールで疲れを癒やす毎日。

編集F(男性):不摂生を改めたいと、ぼんやり思う40代前半。体重計にはあえて乗らず、今の自分から目を背けるタイプ。

編集M(女性):生活リズムの乱れを直そうと思っても直せない、体力の衰えを感じる30代後半。

副編Kと編集Mは『Fitbit Alta HR』を、編集Fには『Fitbit Versa』を着けてもらいました。

副編K「もっと大きいのかと思っていたけど、スマート。これなら着けていても気にならないな」

編集F「普段から腕時計は着けているので、気になりませんね。Versaは完全防水なので、むしろ普段の時計より、気にしなくてもよくなったぐらい」

編集M「普通に腕時計として使えて便利! ふとした時に自然と目に入るから、いつもは歩かない距離を歩きたくなっちゃう(笑)」

それぞれ1週間着用して、データを集めてみました。

「心拍数」「歩数」「睡眠時間」から、さまざまなデータを算出

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着用していて計測できるデータは、主に以下の3つ

(1)心拍数

(2)歩数

(3)睡眠時間

です。

このほか、事前に体重・性別などを登録することで、歩数や心拍数から消費カロリーを算出してくれます。

また、アプリ内には自分で記録していくことで健康を管理できるツールも用意されています。

摂取カロリーや摂取した水分量は、自分で入力していく形。同じく体重などから摂取カロリーの目安が算出でき、目標体重を登録することで、ダイエットの進捗を管理することもできます。

そのほか、女性が月経の日付けを記録することで周期や排卵日の予想をしてくれる、女性の健康サポート機能などが備わっています。

これらの記録から、編集部3人の傾向と生活習慣の“癖”を洗い出してみました!

副編Kの場合:睡眠不足→寝落ちコース

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副編Kの生活習慣の“癖”は、睡眠時間にあらわれていました。

副編K「睡眠が、短い日と長い日、交互になってることに気付けたのが収穫。これは短い睡眠が数日続いた後、耐えられなくなって寝落ちっていうパターンですね(笑)」

また、摂取カロリーにも習慣が現れているようで……。

副編K「カロリー的には夜のビールが余計だな。このビールさえなければいい感じなのに!という日が多かったので、ちょっと反省」

編集Fの場合:健康的?心拍数は高くないが…

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編集Fの“癖”は心拍数にあらわれていました。心拍数が定期的に上がってはいますが、あまり高い数値までは記録していません。

編集F「歩数で見ると、3人の中では歩き回っているほうみたいなのに心拍数があまり上がらなかったですね。お2人のを見てみると、結構上がっているのに」

編集Mの場合:睡眠不足から体調不良に…

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編集Mは、生活リズムがガタガタ……! ちゃんとした睡眠がとれていないことがグラフからも分かります。結果、この計測中に体調を崩してしまった編集M。

編集M「生活リズムが安定しないのが悩み。睡眠がとれていない日が続いた後、あっという間に体調を崩しました……」

体調を崩す前の、心拍数の上昇が続いている時間はというと……。

編集M「お酒を飲んでいました(笑)。飲酒した日はその後ずっと心拍数が高くて驚き。これって酔っぱらっている間なのかな?」

記録から見えてくる「健康」な状態とは?

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Fitbitが記録してくれたこれらのデータから、我々はなにを振り返ればよいのでしょうか? Fitbit広報ご担当の方にお話を伺いました。

――1週間着けてみましたが、とても面白かったです! 生活していて心拍数が上がるタイミングなど、意外でした。

「そうですね。駅の階段の上り下りなど、ちょっとしたことでも心拍数が上がる人は、心肺機能があまり鍛えられていない人かもしれません。逆に、あまり心拍数が上がらない人は、心肺機能の強い人といえそうです」

――継続的に記録を取ると、後から見返したときに発見がありますね。私は睡眠不足が続いた後風邪を引いてしまい、風邪を引いてからは心拍数が若干高めです。

体調が良いときも悪いときも…継続して記録することで見えてくる

「体調を崩したときの数値の変化をみれば、また同じようなことがあったときに“このままだと体調を崩すな”と事前に対応することもできますね。私も以前、とても仕事が忙しかった月は、他の月に比べて心拍数が高めだったことがわかりました」

――緊張が続いていたんでしょうね……。

「おそらく(笑)。日々の計測では気付かないことでも、長期的なデータを取ることで、“他の月の平均よりも高い”ということに気付くことができるんです」

――良いときも悪いときも、まずは自分の体調や生活リズムの傾向や“癖”を知ることが大事なんですね。

「はい。そのために、Fitbitは、なるべく少ないアクションで計測ができるように考えられています。歩数や心拍数は着けているだけで計測ができますし、充電回数もなるべく少なくて済むよう、電池の持ち時間も計算されています」

離れている家族と一緒に「チャレンジ」してモチベーションアップ

――他にも、継続のための工夫はありますか?

「Fitbitアプリ内には、同じくFitbitアプリを利用しているユーザーと友達同士で歩数を競う『チャレンジ』や、歩数で目標を目指す『アドベンチャー』など、ゲーム感覚で楽しめるコンテンツも用意されています。これも、楽しく目標をクリアしてもらうことで運動を継続するモチベーションにしていただくためです。

家族で使えばお互いの健康管理にも役立ちますし、離れて住んでいる両親など、普段顔を見ずに過ごしている相手の様子もわかります」

――実家の両親と一緒に使うのは良いですね! 着けているだけで測れるから、難しい操作も必要ありませんし。

「また、Fitbitアプリ内の『コミュニティ』には、ヨガやランニングなど同じアクティビティにチャレンジしている人たちのグループがあり、そこに参加することができます。

参加したら、その日の成果をグループ内で報告し合いましょう。スポーツだけでなく『オフィスでの健康づくり』など身近なアクティビティのグループもありますよ」

 

計測することで「生活習慣の癖」が見えてくると、改めるべき部分を発見できたり、体調の予測ができたりと、生活に対する向き合い方が変わってきますよね。

「なんとなく運動しなきゃ」のような漠然とした感覚も、「1日10,000歩」や「1週間で2回は30分以上運動する」など、具体的な目標に落とし込むことで無理なく達成できるようになっていきます。

そうやって、自分の身体と生活に目を向けるためには、「活動量計」はとっても便利なツールでした! せっかくの運動の秋、皆さんもチャレンジしてみませんか?


【取材協力】

Fitbit オフィシャルサイト

『Fitbit Versa』

希望小売価格:28,490円(税込)

スマートウォッチタイプ。完全防水でプールや雨天でも着用が可能。全3色。

『Fitbit alta HR』

希望小売価格:21,384円(税込)

着けていても気にならないスマートなリストバンドタイプ。一度の充電で最大7日間動作可能。生活防水対応。全4色。

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