今回Kufuraでは、20代~60代の男女500人に「ラジオ体操」についてのアンケートを実施。ラジオ体操の思い出について調査してみました。
夏休みのラジオ体操、地域で開催「している」約3割
nullまずは住んでいる地域で夏休みに「ラジオ体操」を開催しているかを尋ねたところ、「している」と答えた人は約3割。3人に1人以上が「わからない」と答えていることがわかりました。最近では、共働きの家庭の増加や、開催場所確保の問題、騒音問題などから、開催を辞めたり、短期間だけ実施している地域も多いのだとか。小学生の子どもがいたり、自宅の近所で行われていない限り、開催されていることに気が付かないのかもしれませんね。
あなたの住む地域では夏休みに「ラジオ体操」を開催していますか?
「していない」……168人(33.6%)
「わからない」……179人(35.8%)
ラジオ体操を「したい」は約3割。半数近くが「したくない」
null子どものころ早起きして行かされたイメージもあってか、大人になってからラジオ体操をしたいという人は少ないのかも!? 今、日常的にラジオ体操をしたいか尋ねたところ、「したい」という人は約3割。「したくない」という人が圧倒的に多く半数近いことがわかりました。そして「すでに習慣にしている」人はわずか5%でした。
あなたは日常的に「ラジオ体操」をしたいと思いますか?
「したい」……148人(29.6%)
「したくない」……245人(49.0%)
「わからない」……81人(16.2%)
「すでに習慣にしている」……26人(5.2%)
ちなみに「したい」と答えた人はどの年代に多いのか、年代別に見てみましょう。意外なことに、20代が最も多く44%、次いで60代以上で33.8%でした。
20代……「したい」 44%(25人中11人)
30代……「したい」 24.5%(53人中13人)
40代……「したい」 27.9%(111人中31人)
50代……「したい」 25.8%(151人中39人)
60代~……「したい」 33.8%(160人中54人)
「友達が増える」…いい思い出という意見多数
null昔は、夏休みの代名詞とも言えた「ラジオ体操」。昔から賛否両論ありましたが、みなさん、どんな思い出があるのでしょう。「夏休みのラジオ体操について、思い出や意見を聞かせてください」と尋ねたところ、予想以上に「いい思い出」という意見が集まりました。当時は辛かったけど、今となっては懐かしい思い出という人が多いようです。
「毎日友達に会えるので楽しかった」(24歳女性/その他)
「ラジオ体操のあの音楽が聞こえると夏休みなんだなと感じます」(41歳女性/営業・販売)
「小学校の頃、夏休みになると近所の広場に早朝集まるのは、友達とも、気になる女の子とも会えるし、楽しかった」(62歳男性/総務・人事)
「朝起きてラジオ体操の後にすぐ宿題を終わらせて、プールに行くのが楽しみだった」(30歳女性/主婦)
「毎日スタンプを貰えるのが嬉しかった」(28歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「スタンプカードを可愛くデコるのが好きだった」(32歳女性/主婦)
「朝靄の中歩いて会場まで行く時の、今では感じられない夏の朝の爽やかさが懐かしい」(65歳女性/その他)
「私の地域ではなかったので羨ましかった」(60歳女性/主婦)
「高学年になるにつれてスタンプを押す係が当番になり、責任感が増しました」(27歳女性/その他)
お目当てはご褒美! お菓子、文房具…賞品に地域差あり!?
nullやっぱりモチベーションは大事! スタンプを集めるだけではなく、ご褒美がもらえるから行っていたという人も多数。しかもこの賞品には地域差があることが判明。中にはこんな景品も……
「体操のあとにお菓子やジュースがもらえて嬉しかった」(38歳男性/その他)
「全日程参加すると景品がもらえた。その景品が市販されていないものだったのでどうしても欲しくて頑張って参加した」(34歳男性/デザイン関係)
「印鑑を押してもらい、最終日に文房具がもらえた」(67歳女性/主婦)
「ハンコ押すカードにロッテリアのポテト引き換え券が付いていてそれが嬉しかった」(40歳女性/総務・人事)
「小学校低学年のころ、夏休みのラジオ体操に最後の日にもらえるおやつセットを楽しみに通ったことを思い出す」(53歳女性/主婦)
「参加してヤクルトをもらったこと」(53歳男性/会社経営・役員)
「ポンカンがもらえるのでうれしかった」(60歳男性/その他)
景品欲しさにこんなズルをした人もいました。
「はんこ偽装した思い出がある」(52歳男性/営業・販売)
「寝坊していけない日があり、最終日にこっそり押してもらいました(ズルしてすみません)」(66歳男性/その他)
「辛かった」「行かなかった」…嫌な思い出という人も
nullもちろんいい思い出という人ばかりではありません。早起きが苦手な人にとっては、早朝エクササイズは苦痛でしかない思い出だったようです。
「朝が苦手で地獄だった」(37歳男性/営業・販売)
「終わったら二度寝していた」(32歳男性/その他)
「自分の時は強制参加だったのに、うちの子どもたちは一度も行ったことがないのでずるいと思った」(56歳女性/主婦)
「やらされる感が強く、ほとんど参加しなかった」(61歳男性/その他)
「子どものころは、楽しみにしていましたが、今は、朝からうるさいので、やってほしくないです」(65歳男性/総務・人事)
「強制参加だから当たり前のように行ってました。早く起きてラジオ体操、終わったら寝る。なんのためにやっていたのか分かりません」(49歳男性/会社経営・役員)
全身運動になる!大人になって再開した人も
null少数派とはいえ、ラジオ体操の良さに気づき、今でも継続している人や、最近やり始めた人もいるようです。
「毎日の習慣にした。達成感と健康が得られそう」(38歳/学生・フリーター)
「今でも、準備運動として行っている」(66歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)
「子どもの頃はただめんどくさいだけだったけど、ラジオ体操の動きは利にかなっていて健康に良いと聞いたのでやりたいです」(49歳女性/総務・人事)
「高齢になってラジオ体操の良さを知った」(68歳女性/学生・フリーター)
「今やってみると、なかなか完璧な全身運動だと気付いた」(55歳女性/その他)
みんなの「ラジオ体操」の思い出、いかがでしたか? 「納得!」という意見も多かったのでは!?
子どもたちの夏休みが始まり、近所でラジオ体操をしている場面に遭遇し、自分の小学生時代を思い出したり、保護者として、自治会員として参加し、改めてラジオ体操の魅力に気づいたという人もいるかもしれません。1回3分でできるラジオ体操(第1、第2、それぞれ3分ずつ)。体を動かしたいけどなかなか運動をする機会が持てないという人は、この夏から始めてみてはいかがでしょうか!?
エディター・ライター歴20年以上。女性誌やアウトドア雑誌、情報誌、スポーツ誌(自転車雑誌、水泳雑誌)などで執筆。2017年から主人の仕事に帯同しアメリカに移住。小学生の男児、中学生の女児とともに、異国の地での生活に奮闘しながら、執筆活動も継続中。現在はニュースや海外生活情報などを担当。アウトドアと旅行が大好き。趣味はパン作り。