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綿あめ、流しそうめん…親子で楽しめる、夏のおもしろ家電!おすすめを【家電のプロ】に聞きました

こんにちは、家電ジャーナリストの岩崎です。2020年まで“白物家電”専門サイト『家電 Watch』編集長を務めており、さまざまな家電製品に触れる機会がありました。この連載「家電のプロに聞く!失敗しない家電選び」では、家電を選ぶ時にチェックしておきたいポイントを詳しくお伝えしていきたいと思っています。
(写真はタカラトミーアーツの「アイスだヨーヨー」)

いよいよ暑くなってきて、そろそろ夏も本番を迎えますね。そこで今回は、“親子で楽しめる夏のおもしろ家電”をご紹介したいと思います。

夏休みは旅行や帰省といったイベントを入れても、まだまだたくさん日が残っていて、毎日をお子さんと過ごし続けるのが大変だというお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなときこそ、おもしろ家電の出番です。

今回は「アイスクリームメーカー」「かき氷器」「綿あめメーカー」「流しそうめんマシン」のなかから、お子さんと一緒に楽しめる製品をを選んでみました。また、買ってはみたもののお子さんがハマってくれず「数回しか使わなかった」という心配もあると思いますので、比較的安価なものをチョイスしました。

1:アイスクリームメーカーのおすすめ

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アイスクリームメーカーは、生クリームや卵などの材料を容器に入れ、冷やしながら混ぜることでアイスクリームを作れる製品です。

材料の撹拌は手動と電動があり、手動のほうが製品の価格は安いです。このかき混ぜの作業は子どもたちも楽しんでできるので、時間をもて余しがちな夏休みにはぴったりなのではないでしょうか。

容器の冷却は、容器が二重構造になっていて外側へ氷と塩を入れるタイプ、あらかじめ冷凍庫で冷やしておくタイプ、電動で行うタイプの3種類あります。紹介順に価格が高くなる傾向があり、特に容器の冷却が電動のタイプは撹拌ももちろん電動で、1万円以上のものがほとんど。さらに高価なものは、業務用に近く容量が数リットルのものもあります。

今回は、貝印「アイスクリームメーカー」と、タカラトミーアーツ「アイスだヨーヨー」をご紹介します。

 

貝印「アイスクリームメーカー」オープン価格。

貝印「アイスクリームメーカー」は、ECサイトなどでは2,000円前後で購入できるお値ごろ感もあり、人気の製品です。あらかじめ容器を冷凍庫で冷やしておくタイプながら、撹拌は電動で行ってくれます。上側に透明な窓があるので、アイスクリームが出来上がっていく様子を観察できるところも楽しいですね。

容量は300mlで、数人分のアイスクリームを作れます。コンパクトで置き場所に困らないところもいいですね。

タカラトミーアーツ「アイスだヨーヨー」2,640円(税込)、写真はシナモロール。(c)SANRIO CO.,LTD.APPROVAL NO.L641388

タカラトミーアーツ「アイスだヨーヨー」は、撹拌を「ヨーヨーの動作」で人力で行う製品。出来上がりは子どもたちの体力任せですが、夏休みを楽しむなら、子どもが「自分で作った!」たという達成感も味わえておすすめです。こちらは、二重容器の外側に氷と塩を入れて冷却するタイプで、外側に描かれたキャラクターは、シナモロール、ハローキティ、マイメロディ、クロミの4種類から選べます。

2:かき氷機のおすすめ

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家庭で作るかき氷のいいところは、氷とシロップさえあれば、すぐにできるところ。フルーツなどのトッピングを工夫したり、アイスや白玉と一緒に食べても美味しいですね。また最近は、ふわっとした食感の「ふわふわかき氷」も流行っています。

家庭用のかき氷器は、家庭の製氷機で作った氷を使えるタイプと、かき氷器専用の容器で製氷した氷を使うタイプがあります。製氷機の氷で作ったかき氷は、とても小さく砕いた氷のようなシャリシャリした食感が特長です。一方、専用容器の氷で作ったかき氷は、かつお節のように氷が薄く削られていて、なめらかでふわふわな食感になります。使える氷の種類は、食感の好みで選ぶといいでしょう。

また氷を削る動作は、手動のものと電動のものがあります。かき氷を作る工程そのものを楽しみたいのであれば手動がいいでしょう。手動タイプでは、氷を削る際のハンドルが、横回しのものと縦回しのものがあります。縦回しの方が力を入れやすいので、おすすめです。

さらに近年は、家庭で「ふわふわかき氷」を作れるモデルや、冷凍したフルーツをそのまま削れるモデルなど進化したかき氷器もありますよ。

今回はご紹介するのは、パール金属「氷屋さんシャリッとフワッと かき氷器」と、ラドンナ「Toffy 電動ふわふわかき氷器」です。

パール金属「氷屋さんシャリッとフワッと かき氷器」8,250円(税込)。

パール金属「氷屋さんシャリッとフワッと かき氷器」は、昭和っぽいデザインのかき氷器。製氷機の氷と専用容器で作った氷の両方を使えるタイプです。手動で氷を削るタイプですが、ハンドルが縦回しなので、小さいお子さんでも操作しやすい点はおすすめ。刃の高さをレバーで切り替えられるので、ふわふわ氷とシャリシャリ氷の両方を楽しめます。

ラドンナ「Toffy 電動ふわふわかき氷器」は、氷を電動で削るタイプ。かき氷の最新流行をふんだんに取り入れたモデルで、シャリシャリ氷、ふわふわ氷のほか、凍らせたフルーツを削ってかき氷として楽しむことができます。さらに氷を削る細かさは無段階で調節可能なので、シャリシャリとふわふわの中間を楽しむことも。こちらも製氷機の氷と専用容器で作った氷の両方を利用できます。

3 :綿あめメーカーのおすすめ

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綿あめは、熱で溶かしたザラメを糸状にして空中へ放出し、一気に冷ますことで、ふわふわ食感を楽しめるというお菓子。色付きのザラメを使えば、カラフルな見た目も楽しめます。また作った綿あめを、ケーキやアイスなどのスイーツに乗せて楽しむのもいいですね。

今回はご紹介するのは、ハック「あめから作れる わたあめメーカー」と、ライソン「スイートクラウド」です。

ハック「あめから作れる わたあめメーカー」5,480円(税込)。

ハック「あめから作れる わたあめメーカー」は、わざわざザラメを用意しなくてもキャンディで綿あめを作れる点が最大の特長。キャンディからできるとすぐわかるネーミングで、ECサイトなどで人気の商品です。カラフルなザラメを用意するよりも、手軽に色付きの綿あめを楽しめますね。もちろんザラメを使うこともできます。

ライソン「スイートクラウド」も、キャンディでもザラメでも綿あめを作れます。キャンディを使うと色付きの綿あめが手軽に作れるだけでなく、コーラ味やぶどう味などの味付きの綿あめも作れるので、食べても楽しいですね。こちらのほうが、サイズがやや小さいので設置や保管の場所にお悩みの方におすすめ。綿あめを巻きつけるスティックも付属しています。

4:流しそうめん機のおすすめ

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家庭用の流しそうめん機は、くるくる回る「流れるプール」のようなタイプと、本物の流しそうめんのように、そうめんがスライダーを滑り降りてくるタイプがあります。流れるプールのようなタイプは、直径と設置場所の兼ね合いで選ぶといいでしょう。スライダータイプは組み立てが面倒ですが、長さや高さがでるのでお子さんもきっと喜ぶはず。

今回はスライダータイプの流しそうめん機として、タカラトミーアーツ「ビックストリーム そうめんスライダー カスタムベーシック」と、ドウシシャ「二代目 竹の涼亭 流しそうめん」をご紹介します。

タカラトミーアーツ「ビックストリーム そうめんスライダー カスタムベーシック」7,678円(税込)。

タカラトミーアーツの流しそうめん機は、家庭用スライダータイプの代名詞とも言える存在です。なかでもご紹介する「ビックストリーム そうめんスライダー カスタムベーシック」は、テーブルの広さや人数に合わせてコースが組み替えられるタイプ。追加パーツが別売りされているので、さらに長いコースを組み立てて楽しめます。

ドウシシャ「二代目 竹の涼亭 流しそうめん」6,578円(税込)。

ドウシシャ「二代目 竹の涼亭 流しそうめん」は、大人のパーティーなどでも楽しめる竹のようなデザインが特長です。スライダーの長さと高さもあるので、大人数でも十分楽しめます。またスライダータイプの終点はプールタイプが多いのですが、こちらはザル形式を採用。終点まで流れ着いてしまったそうめんが、伸びにくいというメリットも。

今回は、「親子で楽しめる夏のおもしろ家電」をご紹介しました。時間を持て余しがちな夏休みですが、夏らしい食べ物を楽しめる「おもしろ家電」を取り入れて、お子さんと上手に過ごしてみてはいかがでしょうか。

岩崎綾
岩崎綾

家電ジャーナリスト、フリーランス編集者。2020年まで“白物家電”専門サイト「家電 Watch」編集長を務め、独立。以降、さまざまな編集やコンサルティング等で活躍中。https://iwasaki.works/

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