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40代ママが「肥満遺伝子検査」にトライしたら「だから痩せない!」のヒントがわかった

昨年、2人目の子どもを産んでから、運動はおろかストレッチさえもせずのほほんと過ごした結果、目を疑いたくなるほど崩れてしまったボディライン……。これはまずいと思った時、仲良しの先輩ライターが「肥満遺伝子検査」をもとに食生活を整え、ダイエットに成功、との話を聞き、即!試してみました。

「肥満遺伝子検査」でダイエットを効率的に!

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授乳中だから、と運動どころかストレッチすらせず、ご飯も甘いものも好き放題食べていたら、当たり前なのですが驚くほど体型が崩れていました(汗)。

40代も半ば、なかなか痩せられないお年頃。さてどうしようか、と頭を抱えていたとき、仲良しの先輩ライターから教えてもらった「肥満遺伝子検査」。検査結果をもとに食生活を整え、ダイエットを見事に成功させたという話を聞いたその場でポチッと購入しました。

「肥満遺伝子検査」は色々な会社から出ているようですが、今回使用したのは「GeneLife(ジーンライフ)」のもので4,980円(税込)。私は公式サイトから購入しましたが、Amazonなどからも購入できます。

「肥満遺伝子検査」で、具体的に何がわかるの?

この検査は、肥満のタイプ、つまり「太る原因」を探るため、エネルギー代謝に関与する遺伝子を調べるというもの。「頬の内側」をこすって採取した検体を送付して、検査を行います。

この会社(のサイト)によると、日本人は以下の4つのタイプに分類されるそうで……。

  • 遺伝的要素が無いタイプ(アダム・イヴ型)
  • 遺伝的に炭水化物の代謝が苦手なタイプ(りんご型)
  • 遺伝的に脂質の代謝が苦手なタイプ(洋なし型)
  • 遺伝的に蛋白質の利用が苦手なタイプ(バナナ型)

検体の遺伝子タイプから、糖質の代謝が苦手なのか、脂質の代謝が苦手なのか、筋肉がつきにくい傾向なのか、などを判断してくれます。

自分の体質の遺伝的な傾向がわかり、それに合わせたアドバイスももらえる! どうせダイエットをするなら、この検査をやってからの方が効果がありそうな気がしてきますよね。

もちろん、遺伝子検査キットを用いた遺伝子検査は医療行為ではありません。検査結果はあくまでも将来的な疾病の発症リスクや、体の特徴などを判定するためのもの、とされています。

頬の内側をこすって、採取した検体を返送するだけ!

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ネットで注文後、すぐに検査キットが自宅に届きました。

中身は採取棒と説明書、アンケート、返信用封筒など。検査結果を確認するためにサイトで検査申込登録をする必要があるのですが、そのIDとパスワードも同封されています。

検査はとても簡単。採取棒(長い綿棒のような棒)で頬の内側をこすって、同封の封筒に入れて返送するだけ(送料無料)。早速ごしごしした後、封筒に入れてポストへ。結果は約2週間後ということで、ワクワクして待っていたら……。

なんと再検査キットが自宅に届きました! きちんと採れていなかったよう。たしかに検査棒がしなって、うまく採取できているのかと若干不安はありましたが……。

再検査キットは同じ採取棒が、2本。前回は優しく転がしすぎたかな、と今回はこれでもかというほど頬の内側をごしごしごしごし。2本目、これでとどめだー! という気持ちで最後にこすっていたら、ポキッ……。採取棒が折れました(涙)。

折れた部分はそっとセロテープで繋ぎ合わせ、ケースに戻して返送しました。採取の際は、力加減にご注意くださいませ。

結果、食事の「勘違い」が浮き彫りに!

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再検査から約2週間で「結果を確認できます」というEメールが届きました。事前に登録してあるIDとパスワードでログインすると、検査結果とレシピブックが確認できます。

まずは検査結果をクリック。表紙、裏表紙含めて16ページもあるファイルだったので、出力してみました。

最初の数ページは、遺伝子検査で何がわかるのか、この肥満遺伝子検査とは……などの説明。

5ページ目で、ずばり検査結果です! 私は「洋なし型とバナナ型に変異が見られる複合型」という診断で、遺伝子型ダイエットタイプは、洋なし型という結果でした。

ちなみに、日本人は約56.8%がこの洋なし型に当たるようです。

「洋なし型」ということは、遺伝的に脂質の代謝が苦手なタイプ!

診断結果には、洋なし型の特徴が書かれていたのですが……。なんだか思い当たることばかり。

  • 脂質の過剰摂取により下半身中心に脂肪がつきやすいタイプ。
  • 太るのは下腹部・おしり・太ももから。
  • 食べないダイエットはNG! 食べないと体温が下がり、リバウンドを招く。
  • 大好物は脂質。おかずが大好き、唐揚げやフライ、クリーム系のこってりしたものが好きな傾向。

なんだか首を縦にふることばかり書いてあります。

どうして脂質で太るのか、脂肪燃焼を助ける栄養素なども書いてありました。また、皮下脂肪を溜め込むから、子宮関係の病気にも注意が必要とも。

これは放置できないな、と気が引き締まりました。

この検査で、いちばんの収穫は…

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加えて、食生活のアドバイスも。

ここで私は目を疑いました!私の場合、脂質の摂取量を減らすことがダイエットのポイントで「おかずよりご飯を食べること」と。減らすべきは「おかずだったんです。

「炭水化物を抜けばいいやー!」とお気楽に考えていた私は、ご飯を減らし、その分もりもり揚げ物を食べる、なんて食べ方を疑いもせずにしておりました(滝汗)。

もしこの検査をしなかったら、今後もきっとそんな食べ方を続けていたと思うと、この「自分の体質に合った」食べ方がわかっただけでも今回の検査、私にはすごく有効だったのではないかと思います。

その他にも、診断結果ページには、そもそも脂質とは? どんな種類があるのか、目標摂取目安量や、ダイエットの落とし穴、運動アドバイス、食べ方の法則などが紹介されています。

サラダでの野菜の切り方や、揚げ物で油を抑える秘訣などこまかなポイントも。役に立つ情報が満載です。

最後には、各タイプの特徴、ダイエットの必要性と目安の適正値(BMIや体脂肪率)が紹介されていて、裏表紙、という報告書でした。

また、同時に見られるレシピブックは、各型それぞれの献立のポイントなどが書かれていて、表紙、目次、裏表紙等を含めて計16ページ。献立を考える上での、ちょっとした工夫が書かれていて、参考になりました。

特に「ナムルや油揚げなど、何気なく油を使った料理を食べていませんか?」という言葉にドキッ! ナムルは大好きでよく作っていますし、油揚げも好んでよくお味噌汁に入れています。何気なく脂質を多く摂っているんだな、と自覚できました。

はじめての「肥満遺伝子検査」でしたが、私はやってよかったと思っています。揚げ物はNGという診断で、家族が大好きな(もちろん私も)唐揚げやコロッケ、フライを食べられないのはツライ……。まあでも、たまには揚げ物も解禁しながら、無理せずできる範囲で食事に気をつけて、運動も少し意識して(運動に関しては消極的……笑)、ゆるんだ体型を戻していきたいと思います。

ダイエットを意識している方は、一度チェックしてみるのはいかがでしょう。食事の取り方の、思わぬ勘違い、思い込みに気がつくかもしれません。

小池百々子
小池百々子

エディター/ライター。『Oggi』『Domani』(小学館)などのファッション誌を中心に、ウェブサイト、ブランドカタログなどで編集・ライティング・ディレクションを担当。毎日笑顔をモットーに、6歳男の子と3歳女の子、2児の子育てに奔走中の40代ママです。2021年春に都内から湘南へ移住。インスタグラム(@mocco_photo)でもゆるりと日々のあれこれをアップしています。

 

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