前回の【女性編】に続き、今回は男性側のデオドラント事情を探ってみました。
自分の体のニオイ「気になったことがある」男性は約8割!
null最初の質問で「自分の体のニオイが気になったことはありますか?」と聞いてみました。
ある・・・79.5%
ない・・・20.5%
「気になったことがある」と答えた人はおよそ8割。女性の回答でも「気になったことがある」は79.7%でしたので、男女ともにニオイを気にしている方が大半であることがよくわかります。
デオドラント製品を使っている人の割合は?
null次にデオドラント製品の使用状況について聞いてみました。
よく使う・・・22.2%
たまに使う・・・27.2%
ほとんど使わない・・・25.1%
使ったことがない・・・25.4%
「よく使う」と「たまに使う」を合わせると49.4%と、半数の男性がデオドラント製品を使っていることがわかりました。ただ、女性の回答と比べると、デオトラント製品を使う人の割合は男性の方が低く、「使ったことがない」という人については、およそ4人に1人にのぼりました。
どのタイプのデオドラント製品が人気?
null断トツ人気は「スプレー」
では、どんなタイプのデオドラント製品がよく使われているでしょうか??「デオドラント製品を購入するとき、どんなタイプを選んでいますか?」という質問に対する回答は次の通りです。(選択制/複数回答可)
- スプレー・・・65.1%
- シート・・・35.7%
- ロールオン・・・16.5%
- ウォーター・・・7.1%
- スティック・・・6.3%
- パウダー・・・3.1%
- クリーム・・・2.7%
男性に圧倒的に人気だったのはスプレータイプで、65.1%の人が回答しました。次いでシートタイプ、ロールオンと続きます。
では、それぞれのタイプを選ぶ理由について見てみましょう。
スプレー派
「単純に気持ちいいから」(41歳/その他)
「使い方がわかりやすいのですぐ使えて便利だから」(39歳/コンピュータ関連技術職)
「スプレーなら、手の届きにくい所に届く」(34歳/営業・販売)
「スプレータイプが最も即効性と爽快感があると感じるから」(41歳/コンピュータ関連技術職)
「スプレータイプ以外あることを知らない」(32歳/学生・フリーター)
「昔はスプレータイプしかなかったので、習慣的にスプレータイプを購入する」(48歳/コンピュータ関連技術職)
スプレーを選んだ人の回答は、「気持ちいい」「使いやすい」という理由が多数。ただ「昔から使っている」「スプレーしか知らない」などといった、特別にスプレーにこだわっているわけではない人も少なくないようです。
シート派
「使った後に、すぐにゴミとして捨てられるから」(46歳/その他)
「夏は氷冷タイプでクールダウンしたいから」(41歳/その他)
「持ち運びが便利であり、使いやすいため」(43歳/営業・販売)
「シートタイプなので汗だけでなく汚れも同時に取れるから」(43歳/その他)
シートタイプについては、汗も一緒に拭けて、持ち運びが便利という回答が多く寄せられました。ポケットティッシュをバッグに入れる感覚で、外出先にも持っていける手軽さが魅力ですね。
ロールオン派
「しっかり塗れて効く感じがするので」(41歳/その他)
「ワキ下の大量の発汗でも効果が続くから」(50歳/公務員)
「ロールオンは塗り込むのが楽で、捨てるのも楽」(37歳/その他)
「ロールオンタイプは手を汚すことがない」(28歳/公務員)
ロールオン派については、「しっかり塗れる・塗りやすい」といった声の他、その効き目からも支持する声が寄せられました。また、「手が汚れない」ことも魅力のようです。
ウォーター派
「ウォータータイプは手軽だから」(30歳/その他)
「気になる部分に適当な量を使用できるので」(57歳/その他)
パウダー派
「長持ちするから」(54歳/その他)
「使いやすさと効果の持続性です」(49歳/コンピュータ関連技術職)
クリーム派
「クリームタイプはスプレー式よりも持続力があるから」(38歳/その他)
「ムラなくきちんと塗ることができるから」(57歳/コンピュータ関連以外の技術職)
スティック派
「簡単に塗れるから」(56歳/総務・人事・事務)
「割り安だから」(53歳/金融関係)
今回のアンケートでは少人数だったウォーター派、パウダー派、クリーム派、スティック派それぞれに愛用ポイントがあるようです。
「使い分け」は面倒!? デオドラント製品の使い分け事情
null最後は、デオドラント製品の使い分けについて聞いてみました。男性は、2種類以上のデオドラント製品を、シーンなどによって使い分けしているのでしょうか?
約半数は1種類のみを使っている
「特に使い分けない」(29歳/その他)
「顔以外はどこでも使用しています」(54歳/その他)
「ワキや顔を拭くのに、シートタイプで一括して使用できるので、便利である」(43歳/営業・販売)
最も多い回答は、「使い分けしていない」というもの。ひとつのタイプをいつも使っている方が多いことが分かりました。
部位によって分ける
「ワキはロールタイプ、首はスプレータイプ」(38歳/金融関係)
「ワキは無駄なく確実に塗れるロールオンタイプ、ほかの部分は手でたっぷりと塗り広げられるウォータータイプを使用」(44歳/総務・人事・事務)
「スティックはワキ、首や顔はシート、背中はスプレー」(33歳/コンサルタント)
「ロールオンタイプはワキに、シートタイプは全身に使う」(28歳/公務員)
「主にワキ汗などを拭くのにシート、首などひんやりしたい時はウォータータイプを使う」(21歳/学生・フリーター)
「脇はスプレータイプで足の指はパウダータイプです」(49歳/コンピュータ関連技術職)
「シートタイプのみで、顔用と体用に使い分けている」(55歳/公務員)
一方で、こまめに使い分けている方もいました。女性は外出前・外出先とシチュエーションに応じていくつかのデオドラント製品を使い分けている人もいましたが、男性は、体の部位によってタイプを選んでいる人が多い傾向に。なかには、1種類のデオドラントを顔と体で使い分けているという方もいました。
デオドラント製品の愛用タイプや使い方は人によってさまざまですね。
毎日のように汗をかく季節ですから、自分にあったデオドラント製品を賢く使って汗やニオイによる不快感が軽減できるといいですね。
文/佐藤まきこ