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秋も油断大敵!知っておきたい「虫よけ・虫さされの基礎知識」

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全国的に気温が高かった今年の夏。9月に入っても厳しい暑さの日がありますよね。そんな秋に注意が必要なのが、蚊やブユなどの「虫さされ」。
実は、蚊の活動は気温25~30℃で盛んになるため、暑すぎると活動が鈍くなります。暑さのピークを越えてから10月いっぱいくらいは、まだまだ蚊などの虫さされ対策が重要なんです! 効果的な虫よけと、刺されてしまったときの手当について、専門家に教えてもらいました。

まずは虫に狙われないための対策を!

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虫さされの対策について教えてくれたのは、製薬企業に勤務、薬剤師でもある笠松 良治さん。まずは、虫をなるべく寄せ付けないこと、虫よけを効果的に使用することが大切だそう。そして、さされてしまった時の手当の方法についてもお話をうかがいました。

こまめに汗を拭いてニオイを断つ!

蚊は生物から発生する汗のニオイを感知して寄ってくるため、汗をかく人はさされやすくなります。まずは汗をかいたらこまめに拭きとりましょう。

黒い服より白い服!虫が多い場所では露出を避ける

蚊は光の波長で色を見分けていると言われ、ハッキリと識別できる黒い色のものに寄っていく傾向があります。逆に白は蚊にとって見分けにくい色になるため、虫が多い場所に行く際は白色の服を選ぶ方がよいでしょう。

もちろん、肌の露出が多い服は虫にさされる可能性が高まります。虫の多い場所ではできるだけ長袖・長ズボンを着用するのがおすすめです。

アウトドアでの飲酒はほどほどに

蚊は二酸化炭素に寄ってくる習性があります。アルコールが体内で消化・分解される際には多量の二酸化炭素が発生し、呼吸とともに吐き出されるため、飲酒時はより蚊に刺されやすくなります。

BBQで飲むビールがおいしい季節ですが、あまりたくさん飲むと虫が喜んで寄ってきてしまうかも!

虫よけスプレーの正しい使い方

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汗をかいたら塗り直しが必要

虫よけスプレーの多くは6-8時間ほどで効果が切れると言われています。ただし、それは汗をかいていない時の目安時間。たくさん汗をかいた場合には、数時間おきに塗り直す必要があります。

また、虫よけスプレーをする際は、吹き付けたあとに手で伸ばしてムラをなくすことも重要です。

虫よけスプレーの選び方

市販の虫よけ剤の表示例

虫よけスプレーといっても効果や品質、安全性は様々なため、厚生労働省の承認を受けた医薬品や医薬部外品が安心です。「ディート」「イカリジン」という成分が入ったものを選ぶのがよいでしょう。

「ディート」は最も多く使われている成分のひとつで、多くの虫に予防効果がありますが、濃度などの条件により子どもには使えない場合があります。「イカリジン」は、「ディート」ほど多くの虫に予防効果がないですが、年齢制限はありません。

製品により使用されている成分やその濃度、子どもが使える/使えない、作用時間などの点が異なるので、使う前に各製品の注意書きをよく読んでから使用しましょう。

虫にさされたときの手当て

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虫に刺された際はまず「洗う」!

すり傷などのけがをした際、消毒する前に水で洗いますよね。虫にさされた場合も、まずは水で洗って清潔にするのがおすすめです。

水で冷やしてかゆみを軽減させる効果もありますし、かゆみを引き起こす成分の一部も洗い流せます。石鹸があれば石鹸で洗ってもいいですが、水だけでも大丈夫。

その後、よく拭いてから虫さされ薬を塗りましょう。

虫さされの薬にも種類があります

虫にさされた場合は、症状や炎症の強さにより薬を選びましょう。かゆみには「抗ヒスタミン薬」が入ったかゆみ止め薬を、かゆみが強かったり、赤みや腫れがあったりする場合は「ステロイド外用薬」を使用することをおすすめします。いずれも、効能・効果に「虫さされ」と書いているものを選びます。

ステロイドが配合されたタイプは、妊婦又は妊娠していると思われる人は医師や薬剤師に相談して使用してください。また長期間は使用しない、手のひら2枚(顔では500円大)以上の広範囲に塗らないなどの注意点があります。製品の説明書きをよく読んで使用してください。

虫にさされると、まずかゆさがツライ! kufura世代は虫さされの跡が肌に残りがちなのも地味にダメージです。また、蚊が媒介する感染症も存在するので、とにかくまずは虫にさされないための対策を。そして、さされてしまったら、不快なかゆみを抑えるためにも適切に虫さされ薬を使用しましょう。

やっと少し涼しくなってきて、外遊びが楽しい季節! 虫に気を付けながら、充実したアウトドア時間を過ごしてくださいね。

 


【お話を伺ったのは…】

シオノギヘルスケア株式会社
安全・規制管理統括グループ
薬剤師 笠松 良治さん

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