1:札幌グランドホテル「元祖ラーメンサラダドレッシング」
null「ラーメンサラダ」、通称“ラーサラ”をご存じですか?
北海道の居酒屋ではおなじみのメニューで、札幌グランドホテルが1985年に考案したのが元祖といわれています。
「サラダ感覚で楽しめるラーメン」として、道内の飲食店や家庭へと広まり、30年以上も親しまれてきました。「冷やし中華」よりも野菜がたっぷりで、“みんなでシェアして味わうサラダ”という位置づけです。
ドレッシングは身近な材料で手作りできますが、札幌グランドホテルから発売されている「元祖ラーメンサラダドレッシング」(190ml、584円)がオススメ。
作り方はドレッシングのボトルにも書かれていますが、いたってシンプル。中華麺と好みの具材を用意すれば簡単に作れるので、道民の愛するソウルフードをご家庭で再現してみてはいかがでしょうか。
茹で上げて冷水で洗った中華麺にドレッシングを絡め、具材をトッピングして、仕上げに再度ドレッシングをかければ完成です。
胡麻とマヨネーズのコクとまろやかさ、お酢とタマネギの深みを感じる絶品ドレッシングは、どんな具材にもマッチします。
アスパラ、パプリカ、カリフラワーなど彩りのよい野菜をふんだんに使い、ボイルしたホタテやエビをあしらうと、いっきに北海道らしくなりますよ。
簡単に作れて、美味しくてボリューム満点、野菜もモリモリ食べられます!
2:クレードル 「北海道コーンスープ」「北海道パンプキンスープ」
null7月下旬から8月ごろ、地元産が出回る黄金色の「とうきび」は、道民にとって待ちわびた夏の味。「とうきび」とは、北海道の方言でとうもろこしのことです。
そんなとうきびフードの中でも自信をもって推薦したいのが、甘みたっぷりの北海道産スイートコーンを使った、クレードルの「北海道コーンスープ」(250g、2~3人前、265円)。
乳製品や砂糖、バターも“北海道産”にこだわり、大地の恵みをギュッと詰め込んだレトルトタイプのポタージュで、北海道庁が推薦する「道産食品」にも登録されています。
同量の牛乳を加えて温めるだけで完成するので、忙しい日の朝食にも最適。
同じシリーズの「北海道パンプキンスープ」(同)もあわせてオススメしたい逸品で、甘味の濃い道産カボチャに感動します。
手軽なレトルトタイプですが、余計な添加物を使わず、道産素材の美味しさで勝負しているのがポイント。
リッチな味わいはおもてなしの一品にしても満足度が高く、冷製でも美味しいので、グラスに盛り付けて色味とともに楽しむのもオススメです。
今回、札幌の「丸井今井」が運営する道産食品のセレクトショップ「きたキッチン」で購入しました。北海道旅行のお土産としても、友人へのプチギフトとしても、喜ばれますよ。
3:オリオン食品「山わさび醤油漬」
null「山わさび」とは、ホースラディッシュの1種で北海道が主産地。地元ではスーパーの野菜コーナーにも並んでいます。
お肉の臭みを消し、旨みを引き立ててくれるので、ローストビーフの名脇役として有名ですが、北海道といえば! そう、郷土料理「ジンギスカン」と一緒に親しまれています。
すりおろして時間が経つと変色し、味も落ちてしまうので、おろしたてを味わうのがポイントです。
その味をいつでも手軽に楽しめる、オリオン食品の「山わさび醤油漬」(100g入、500円前後)。
お刺身なら、イカとの相性はお墨付き。生姜とはまた違った抜けるような辛さが、イカの甘味に程よくのって、箸がとまらなくなります。
他にもオススメの食べ方は、ほかほかごはんにのせるだけ。卵かけごはんに添えても、まろやかさに程よい刺激が加わり、手軽なご馳走レシピの完成です。
ひと手間加えるならば、「山わさび&クリームチーズ」のおにぎりを。
空港の売店で売っていた味に感動し、「山わさび醤油漬」で再現してみました。ふっくらと甘いお米に醤油がしみ込み、トロリとやわらかくなったクリームチーズに山わさびがピリリ、クセになる美味しさです。
“ごはんのおとも”として、和洋問わず使える調味料として、毎日の食卓にスタンバイしておけば、活躍すること間違いなしです。
札幌市内のスーパー(冷蔵品コーナー)で購入しましたが、新千歳空港の土産店でも幅広く取り扱いがあります。
いかがでしたか?
札幌グルメを家庭で再現できるドレッシングに、大地の恵みが詰まった加工食品、ご家庭で北海道グルメを気軽に楽しめる3品をご紹介しました。
北海道旅行のお土産の参考に、そしてネットでお取り寄せも可能なので、自宅にいながらにして“北海道へ行った気分”を味わってみてはいかがでしょうか。
※ 価格は購入店舗により異なります
※ 価格は全て税込です
ライター、J.S.A.ワインエキスパート。札幌の編集プロダクションに勤務し、北海道の食・旅・人を取材。夫の転勤で上京後、フリーでライティングや書籍の編集補助に携わる。小学生のころから料理、生活、インテリアの本が好きで、少ない小遣いで「憧れに近づく」ために工夫し、大学では芸術学を専攻。等身大の衣食住をいかに美しく快適に楽しむか、ずっと大切にしてきたテーマを執筆に生かしたいです。小学生のひとり息子は鉄道と歴史の大ファン。