1:やりたいことリスト、目標・願い事、座右の銘を書いておく
年齢を重ねるほど体力は低下するのに、忙しさだけは増していくもの。限られた時間を充実させるためには、“やるべきこと”と“やらなくてもいいこと”を決め、“やるべきこと”だけに集中するのが大切です。
そこで、その判断の基準となる“目標”や“願い事”、“座右の銘”、そして“やりたいことリスト”をメモや手帳に書いておきましょう。
ビジネスインストラクターの鈴木真理子氏の著書『仕事のミスが激減する「手帳」「メモ」「ノート」術』(明日香出版社)でも、やりたいことリストや座右の銘をメモすることを勧めています。
<国の政策も企業の経営も中長期的な目標があって計画が決まります。(中略)私は起業したとき、やりたいことを5つ挙げて名刺の裏に刷りました。5つのうち、すでに経験があったのはたったひとつ。それなのに、数年後には全部実現して不思議なくらいでした。理由は、文字にして見えるようにしたからだと思います>
「わざわざメモに書くのは恥ずかしい、頭の中でその都度思い出せばよいのでは」と思われるかもしれません。でも、常に頭の片隅に置いておき、必要に応じていちいち思い出さなければならないというのは、意外と頭に負担がかかるもの。さらに、忘れてしまうリスクもあります。
2:ライフハックやご褒美リスト、欲しいモノも記録
もちろん仕事のメモが最優先ですが、プライベート時間のお楽しみに関するメモもできる限りたくさんしておきましょう。プライベート時間を楽しく過ごして上手にリフレッシュできれば、仕事にも好影響をもたらします。
記憶だけを頼りに行動するというのは、意外と精神的に疲れるものです。「あ~あれ何だったっけ……」「次は何をしようかな?」と考えるたびに、小さなストレスが蓄積。作業ははかどらないわりに、一日の終わりにはドッと疲れが押し寄せることに。
ほんとうはやりたいことがたくさんあるけれど、仕事で疲れるともう何も考えられなくなり、「本当はたいして見たくないのにこれしか思いつかない」という理由でスマホを見ながら、「本当はたいして食べたくない」ものを食べてダラダラ……という経験をした方は多いのではないでしょうか。
これを防ぐために、面白いライフハックや簡単に作れて体に良い時短レシピ、時短美容法、便利な商品・サービス、自分への小さなご褒美……その他“心から良いと思ったもの”は何でもメモ。
たとえほんのわずかなすき間時間でも、メモを活用して積極的に自分自身に幸せを与えましょう。
3:素早くメモをとるには“カタカナ”を活用する!
忙しい中で、素早く確実にメモをとるためには“カタカナ”を活用しましょう。
同著によると、
<漢字→ひらがな→カタカナの順に画数は減るため、カタカナにすると速く書けて、余白も目立ち読みやすくなります。上司から指示を受ける時、電話を聞きながらメモするときは、「総務」よりも「ソーム」のほうが速く書けますよね>
各職場で使用されている頻出の業界用語や固有名詞については、自分オリジナルの略語を作っても良いかもしれません。
筆者も、たとえば○の中にカタカナやアルファベットの頭文字を入れたり、タレントのDAIGOさんにならってアルファベットの母音だけを省略したりして“マイ略語”を作っています(もちろん人前では使いません)。
以上、毎日がラクになり願いも叶う“メモ・手帳活用術”でしたが、いかがでしょうか?
メモとペンだけでできるので、さっそく取り入れてみてはいかがでしょうか?
2017/1/16 BizLady掲載