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ちょっとの意識で劇的変化!アナウンサー直伝「話し方のコツ」3つ

会社のプレゼンで、習い事の発表の場で……人前で話す機会って意外にありますよね。
なんだか思うように喋れなかった! と、ヘコんだ経験がある人もいるでしょう。そこで今回はアナウンサーである筆者が、ちょっとしたコツで楽に、そして綺麗になる話し方のコツ、教えます。

1:恥ずかしくても、相手を見る! 味方を見つけよう

少人数相手でも、面と向かうとけっこう緊張してしまうもの。まして1対複数、という構図は心細さが増しますよね。

ですが、緊張するからといって下を向きっぱなしではいけません。なるべくひとりひとりに目を向けましょう。

つまらなそうな顔を見つけたら、その人のことは見なくてもいい。ひとりでもいいから、興味深そうに聞いてくれる人を見つけることです。

見つけたら、その人に向けて話しましょう。

もちろん、他の人をないがしろにしていいという意味ではなく、“そんな気持ちで”ということです。

すると熱心さが伝わり、その人はますます自分の話に耳を傾けてくれるはず。

そんなふうにしてひとりでも味方を見つければ、その人の好意的な反応が周りに伝染し、より多くの人を惹きつけることも可能になるはずです。

2:「えー」「あー」の連呼はNG! 人前では、“別人”になって

今度は実際の話し方について。

人の印象は、ほんの数秒で決まります。これは主に見た目に関して使われる表現ですが、筆者は“話し方”についても当てはまると思っています。

自信をもって挑みたいなら、ぜひ“話し始め”に気を付けてみてください。

「えー、今回のプロジェクトは……」

「あー、ということで次ですが……」

上記のセリフ、何が問題かおわかりですよね。「えー」「あー」などと、会話の最初にやたらと唸ってしまうのは、“その間に考えを纏めよう、間を埋めよう”、という姑息な思考が働いている証拠。

沈黙を自らの声で埋めたい気持ちは、よくわかります。ですが、安易にこれを使ってしまうのはキケン。

だって、わかってしまいますよね? 「あ、この人いま、テンパってるな」って……。

そう思わせては損です。人前に立つときは、別人になった気持ちでいましょう。

3:もう一歩進んで! 鼻濁音と語尾への意識で、“美しい話し方”を

これまでに挙げた2つのコツ、“そんなの、カンタン!”と思ったあなたに、最後にもう一つ上のテクニックを。

ぜひ、“耳に綺麗に届く”話し方を心掛けてみましょう。まずは、“鼻濁音”。

「こんな私ですが、あなたが好きです」この文章には、助詞として2回“が”が出てきますが、それを“ガ”ではなく、“ンガ”と、鼻のてっぺんから抜けるように濁らせて発音してみる。そうすると、“ガ”とハッキリ発音した時よりも相手の耳に綺麗に届きます。

もうひとつ、文章の終わりにも注意してみましょう。「~です」「~でした」と締めくくる時、最後の文字、“ス”や“タ”を際立たせ過ぎず、前歯に舌を軽くつけたあと素早く話し、上下の歯の間から息を「スーッ」っと漏らすように発音してみる。

そうすると、強すぎず、また平坦過ず、文章に適度な強弱が付き、美しい話し方に聞こえるはずです。

 

以上、アナウンサーである筆者が実践している話し方のコツについてでしたが、いかがでしょう?

いまいちピンと来ない……という方は、テレビやラジオで、好きなアナウンサーの話し方に、改めて耳をそばだててみてください。

「綺麗な話し方だなー」と思ったら、早速研究してみましょう! 次はあなたがそう思われる番かもしれません。

ほんのちょっとの意識でも、だいぶ違うはずですよ!

2016/7/11 BizLady掲載

執筆/袰川有希

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