1:トレンチコート
<ダウンジャケットほど寒さをしのげるアイテムではないことは承知の上。しかし、それだけで一気にエレガントで女性らしい雰囲気にしてくれるトレンチコートを、パリジェンヌは年中手放さない。>
前のボタンは全て開けたまま、ベルトも締めずに羽織るように着るとよりエレガントな印象が出せる。
上質なトレンチコートを一つ手に入れ、長年愛用して味を出すのがパリジェンヌ達のステータスなのだ。
2:小さめのシルクのスカーフ
<羽織りにしたり、膝かけにしたり。急な雨の時には頭に巻いて、フード代わりに。どんな時もバッグの中に忍ばせている、秘密のアイテムがスカーフ。>
スカーフの使い道はとても多様。だからこそ、目的がハッキリしていなくとも、一つ持っておくととても便利なアイテムなのだ。そして毎日持ち歩きたいものだからこそ、質の良いシルクを選ぶのがパリジェンヌ風だ。
3:メンズの大きめのシャツ
<パートナーのクローゼットからしっくりくるシャツを拝借しよう。メンズのシャツがサイズ感としてもぴったりで、尚かつパートナーのものだと愛着も湧きやすいはず。>
メンズのシャツを着る場合は、一番上のボタンは開けておくことで、少し隙のある女性を演出しよう。
あえて大きめを着ることで、より一層女性らしさが増し、どこかセクシーでエレガントに見せることができる。
以上、パリジェンヌに学ぶ、さり気なくエレガントにグレードアップしてくれるアイテムを紹介したが、いかがだっただろうか?
同書で著者は「自分の良さを引き出してくれる、上質で汎用性があって長く使えるものを愛するのがパリジェンヌ」と語っている。
流行に流されることなく、いつも“自分を持つ”というフランス人の国民性はファッションにも現れているようだ。
“真似”ではなく、あくまで“参考”に。 自分に似合うアイテムを武器に、仕事中もプライベートもいつも女性らしく美しい自分でいられるようにしよう。
【参考】
※ キャロライン・デ・メイグレ(2014)『How To Be Parisian Wherever You Are 』(DOUBLEDAY)
2015/1/2 BizLady掲載
執筆/井上エリ