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忙しくても「夫婦の時間」を持つためにみんながしている工夫は?子育て中の男女328人に聞いた

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子育てが始まると、これまで当たり前のように存在した「夫婦だけの時間」と「ひとりの時間」は激減します。ときには夫婦間で「ひとりに“なれる”時間」を譲り合ったり、「ふたりで過ごす時間」を作り出す場面もあると思います。いずれにしても、お互いが満足する時間の使い方をするためには協力と工夫が必要になりますよね。

今回は、子育て中の“夫婦の時間”に着目。

2人だけで過ごす時間を持つためにしていることについて、育児中の男女328人に聞きました。

子どもを寝かせて「リビングデート」

夫婦の時間として最も多かったのが、子どもの就寝後でした。皆さん、寝た後にどんなことをしているのかというと……

「子どもが寝てから2人で晩酌する時間をもうけている」(31歳・公務員・団体職員・女性)

「子どもを早めに寝かしつけて、夫婦でゆっくりする時間を作っている。ストレスの発散になっている」(34歳・主婦・女性)

「子どもたちの寝かしつけの後に2人でゲームしたり映画を見たりします。2人だけで話す時間があるので、いつまでも仲良くいられる気がします」(31歳・主婦・女性)

「子どもが寝たあと、いろいろ話をする。互いの理解につながるので、コミュニケーションは大事」(39歳・主婦・女性)

“自宅デート”という短期的な目標を夫婦で共有して、晩御飯の後片づけと“寝かしつけ”というミッションを完了したら、ようやく訪れる2人の時間。

映画視聴、ゲーム、晩酌、会話。「急げ急げ」と過ごしてきた1日の最後に“急がない時間”を過ごすことで、落ち着いた気持ちで眠りにつけそうですね。

親に子どもを預けて夫婦で「2人きりデート」

アクセスしやすい距離に夫婦いずれかの実家がある場合には、親に預けて夫婦のデートをしているケースも。

「年に1度の結婚記念日は、毎年子どもたちを親に預けて、2人だけで食事に行っている。2人だけの特別な時間を持つことで、また1年頑張ろうと思える」(32歳・その他・女性)

「両親に子どもを預けて、2人だけでドライブをする」(38歳・その他・男性)

「定期的に近くにいる両親に子どもを預けて食事に出かけるようにして時間を作っている」(39歳・営業・販売・男性)

定期的に親に子どもを預けられる家庭、“スペシャルな記念日”限定で預ける家庭など、その頻度は様々でしたが、こころよく子どもを預かってくれる人がいることは、ありがたいことですね。

ちなみに、今回のアンケートでは、親に預ける人は22人でした。一方、2人と少数派でしたが、夫婦時間を捻出するためにベビーシッターを活用している人もいました。

「1カ月に1回ベビーシッターを雇っています。映画館とかレストランとか2人でデートしています。2人の時間も増えてゆっくりできる時間もあって1カ月の疲れが吹っ飛んでまた頑張ろうと思います」(32歳・その他・女性)

夫婦の休みを合わせて「ランチデート」

続いて、子どもが小学校、幼稚園、リフレッシュ利用制度がある保育園に行っている間に短時間のランチデートをする、という声です。

「平日有給の日を合わせてランチに行く」(30歳・研究・開発・技術者・技術者・男性)

「お互いシフト勤務で休みがあったら旦那さんとランチをしたり外で遊ぶようにしている」(40歳・総務・人事・事務・女性)

「お互い平日休みの日はデートに行く」(35歳・総務・人事・事務・男性)

先日、子どもが小学校に入学した筆者の友人が「7年ぶりに2人で映画に行って『トップガン マーヴェリック』を観たの!」と目を輝かせていました。子どもが小さい頃には2人だけの外出はなかなかハードルが高いものですが、そんな日もやってくるんですね!

子どもが成長した家庭では、習いごと・留守番の間の「束の間デート」

子どもが10代になって家庭外に自分の居場所を持ち始めると、夫婦の時間が自然と生まれるという声がありました。

「夫婦の時間をわざと持たせている訳ではないけど、子どもはクラブに忙しいので、結局2人で出かけることが多く、嫌でも2人の時間になってます」(48歳・総務・人事・事務・男性)

「高校生になってようやく夫婦だけで出かけられるようになりました。安く映画を見たり、行きたいレストランをネットで探して食べに行ったり。息子には、食事代を渡して出かけます。子離れの練習のつもりです」(49歳・主婦・女性)

「子どもたちが留守番できるようになったので、食材の買い物などはだんなと2人で行くことが増えた」(42歳・主婦・女性)

「休みの日は2人で散歩や買い物に行くようにしている。特別に2人の時間を作ろうというわけではないが、一緒に過ごすことが普通になっているので夫婦仲は良い方だと思う」(47歳・パート・アルバイト・女性)

子どもが少しずつ家庭から離れていく準備をしている時期は、夫婦の時間がポッと舞い込んできます。子どもが習いごとをしている間に1杯だけ生ビールをやコーヒーを飲んだり、家の近くで外食をしたり。

少しずつ2人の時間に戻っていく準備段階です。

「50代の夫婦時間」はどんな感じ?

子育てがひと段落した50代の男女の声です。

「1人っ子の息子も中3になり、家に1人でいる事を喜ぶ様になったので、週末には夫婦2人でウィンドウショッピングや買い物、ランチなどを楽しんで夫婦の時間を大切にしています」(57歳・総務・人事・事務・女性)

「子育て中は、子ども中心の生活をしていました。子どもがちゃんと育ったので子どもが家から巣立った後はゆっくり夫婦の時間が持てています」(59歳・その他・女性)

「子育てが終わったので今は夫婦水入らずで旅行に行っています」(58歳・主婦・女性)

「朝は一緒にウォーキングをしています」(58歳・研究・開発・技術者・男性)

「子どもたちは独立して夫婦2人暮らしです。夫婦の時間を作ることよりもお互い干渉せず自由に過ごすほうが私には大事です」(55歳・主婦・女性)

育児のあわただしい時期が過ぎ、旅行や共通の趣味など、長時間一緒に過ごすことができるようになっています。

中には「1つ屋根の下で、めいめいに好きなことをしているのがいい」という意見もありました。時の流れとともに時間の使い方の選択肢が増えていくのは楽しみですね。

長年のすれ違いの帰結?ちょっぴり悲しい回答も…

最後に、ちょっと考えさせられる3つのエピソードをご紹介します。

「いつか2人だけの時間がくるので、今は家族全員で過ごせる幸せを味わうと決めています」(43歳・広報・広告・デザイン・男性)

「2人の時間を作ろうとして作ってみたが、意思の疎通がうまくいかなくて、2人で過ごした甲斐がなかった」(54歳・公務員・団体職員・男性)

「転勤族で親きょうだいが近くにいなかったし、夫は拘束時間が長く休みもままならず休みはもっぱら起床も遅かった。結局子どもも成長していつでも出かけられるようになると、私に2人で出かける気がなくなってしまった」(54歳・主婦・女性)

仮に「2人の時間はなくてもいい」という意識をお互いに共有している場合はいいのですが、一方が不満を抱えている場合、将来の“冷たい関係”に帰結する可能性があるかも……。

相手の思いを見て見ぬふりしていると、いざ時間ができたときに「2人でしたいことは何もない」という結果が待ち受けていることもあるようです。

今、子育てで忙しい家庭では、将来2人の時間が増えることを見越して、協力して時間を捻出する方法を話し合ってみるといいのかもしれませんね。

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