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夫婦で一緒?ベッドor布団?ちょっと気になる「寝室事情」を既婚男女249人にリサーチ

普段あまり意識することはないけれど、睡眠は1日の約3分の1を占める活動。ベッドで寝るのか布団で寝るのか、また夫婦の場合、一緒に寝るのか別々に寝るのかはライフスタイルに大きく関わるテーマともいえそうです。

そこで、『kufura』では、20代~50代の既婚男女249人を対象に、夫婦の寝室事情についてアンケート調査を実施しました。ベッド派、布団派、多いのはどっち? 一緒に寝ている夫婦の割合は!? リサーチの結果をご紹介します。

夫婦で一緒に寝ている?ベッドor布団!?

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まず、夫婦で寝室を分けているのかどうか尋ねたところ、約3分の2が夫婦で同じ部屋で寝ているとのこと。

「同室で寝ている」・・・160票(64.3%)

「別室で寝ている」・・・89票(35.7%)

さらに、「同室で寝ている」と回答した160人に、もう少し具体的な状況を質問したところ、下記のような実態が明らかになりました。

「ダブルサイズ以上のベッドに夫婦一緒に寝ている」・・・56票(35.0%)

「ダブルサイズ以上の布団に夫婦一緒に寝ている」・・・16票(10.0%)

「シングルサイズ以下のベッドで夫婦別々に寝ている」・・・ 35票(21.9%)

「シングルサイズ以下の布団に夫婦別々に寝ている」・・・43票(26.9%)

「その他」・・・10票(6.3%)

ベッドと布団と合わせて、“夫婦で一緒に寝ている”のは72票、他方、“夫婦別々に寝ている”のは78票とほぼ拮抗。また、「その他」と回答した人からは、以下のようなコメントが寄せられています。

「寝室が狭いのでシングルサイズの布団で夫婦一緒に寝ている」(50歳男性/その他)

「ダブルとシングルのベッドをくっつけて子どもと3人で寝ている」(33歳女性/主婦)

「私はダブルベッドで子どもと一緒に。夫はシングル布団で夫婦別々」(38歳女性/主婦)

自宅の広さや構造、子どもの有無や年齢なども、夫婦の寝室事情に影響を及ぼすのかもしれません。

続いて、「同室で寝ている」と回答した160人に、現在の状況に対する率直な感想も聞いてみました。皆さんのコメントをご紹介!

「ダブルサイズ以上のベッドに夫婦一緒に寝ている」

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「一緒にくっついて寝れて幸せです」(33歳女性/主婦)

「喧嘩しても一緒のベッドで寝れば、次の日にはケロっとしています」(28歳女性/総務・人事・事務)

「夫婦ともに独身時代から寝るのはベッド派だったので、1番手頃で場所を取らないダブルベッドを使っている。今のところ特に不満も不便もなく」(25歳女性/営業・販売)

「新婚の頃からダブルベッドに一緒に寝ている。別々に寝るスペースも新しいベッドを購入する余裕もないので、長年そのままの状況です。たまに夫のいびきがうるさく感じることもありますが、冬は暖かく感じるのでまあ良いかと思っています」(52歳女性/会社経営・役員)

「本当は別々に寝たいし、2つシングルベットを置きたいんですが、単に言い出せないまま今の状況に至っています……」(53歳女性/主婦)

「ベッドが壊れていないので、捨てられないが別々でゆっくり寝たいときもある」(44歳女性/主婦)

最大派閥である“ダブルサイズ以上のベッドに夫婦一緒に寝ている”人たちからは、結婚・同居のタイミングでダブルベッドを購入し、そのまま今日に至るとの声が少なからず寄せられています。

一緒のベッドに眠り、スキンシップをとることが夫婦円満に一役かっている面もあるようですが、他方で、配偶者のいびきや寝相が安眠の妨げになり、「本当は別々に寝たい」という不満もちらほら。ベッドはサイズ的にもお値段的にも大きな買い物になるので、抜本的な改善に取り組むこともできず仕方なく現状に甘んじているという悩みも見え隠れしました。

「シングルサイズ以下のベッドで夫婦別々に寝ている」

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「それぞれ自由な時間に寝起きができて良い。同じ布団で寝るという意識が最初からなかった」(33歳男性/その他)

「最初はダブルベッドで一緒だったが、布団の取り合いになるので分けました」(41歳女性/主婦)

「一緒には寝たいけど、狭いと安眠できなそうなので、ベッドをくっつけて寝てる」(31歳女性/その他)

「お互いに寝返りをよく打つし、自由に寝たいから」(37歳女性/主婦)

「マットレスや布団の好みが夫と違うから」(39歳女性/公務員)

決して夫婦仲が悪いわけではないけれど、寝るときにはパーソナルスペースを確保したいのであれば、ベッドを2つ並べるのがベター。寝室がある程度広くなければ実現不可ですが、睡眠環境としてはかなり理想的なようで、このグループからは不満の声が聞かれませんでした。

「シングルサイズ以下の布団に夫婦別々に寝ている」

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「ベッドを買うとじゃまなので、それぞれ一人暮らしの時にもっていた3つ折のシングルマットレス+布団で寝ている」(36歳女性/その他)

「夫は時間や曜日に関係なく働いているので、お互いの睡眠サイクルを邪魔しないためです」(46歳女性/主婦)

「部屋が狭くてベッドが使えないから。また、子どもたち(二人)も同じ部屋で一緒に寝ている」(53歳男性/研究・開発)

「子どもたちと一緒に寝ているので布団が便利。家族で同じ部屋で寝ているので温かくて心地よいです」(45歳女性/主婦)

「別の部屋で寝たいけど、なんとなくそれもできずに同じ部屋でそれぞれの布団で寝ている」(52歳女性/主婦)

“ダブルサイズ以上のベッドに夫婦一緒”の次に多かった“シングルサイズ以下の布団に夫婦別々”。実は、筆者宅もこのスタイルなのですが、限られたスペースで夫婦が安眠できるというメリットがあります。

「ダブルサイズ以上の布団に夫婦一緒に寝ている」

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「夫婦仲もよく分ける意味が見当たらないので一緒に寝ています。シングル2つを並べたかったのですがスペースが足りずダブル1つで寝ています」(34歳女性/主婦)

「布団だと立てかけて干せて衛生的だし、一緒に寝ることでスペース確保できる」(38歳女性/主婦)

「2人でテレビを観たり、話をしたりしやすいから」(54歳女性/主婦)

「ベッドを置くと部屋が埋まってしまう」(51歳男性/コンサルタント)

“ダブルサイズ以上のベッドに夫婦一緒”からは、「本当は別々に寝たい」との本音が漏れ聞こえたのに対し、“ダブルサイズ以上の布団に夫婦一緒”からは不満の声はゼロ。

対象者が16人と少ないせいもあるかもしれませんが、ただ、布団の場合、何か不都合があれば、ベッドよりも買い替えや買い足しが容易で別々に寝ようと思えば寝られるはず。一緒に寝ているのは本当に現在の睡眠環境に満足しているからとも推察されます。

夫婦ともに寝相などに癖がなかったり、睡眠サイクルが一致していたりなど、一緒に眠るに適した条件が揃っているのかもしれません。

 

皆さんは現在の寝室の状況について満足していますか? 睡眠環境を見直すうえで、今回のアンケート調査結果もぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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