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新作ゲーム『ポケモンフレンズ』はギルトフリーで楽しく遊べる良作だった!大人は脳トレに、子どもは知育に

ゲームは楽しいけれど、ついつい没頭しすぎて時間があっという間に過ぎてしまいます。そんな時に感じる罪悪感……でも、楽しいゲームが頭や思考に良い効果を与えるとしたら? 親も子も有益な時間が持てる、画期的な知育ゲームが「ポケモン」の世界観で登場します!

ポケモン社と知育コンテンツ会社がタッグを組んだ!

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左から本作のプロデューサーとディレクターを務める株式会社ポケモン 押野洋介さんと、ワンダーファイ株式会社 代表取締役 CCO 川島 慶さん。

7月22日にリリースされたゲーム『ポケモンフレンズ』は、ポケモンたちが登場する知育ゲーム。スマートフォンアプリ(無料・ゲーム内一部課金あり)と「Nintendo Switch」(有料)にて展開します。

ポケモン社が今回タッグを組んだワンダーファイ株式会社は、思考力が育つ知育アプリ「Think!Think!(シンクシンク)」を開発した企業です。この「シンクシンク」は2016年にリリース、現在世界150カ国、累計300万人が利用しています。ゲームの内容はパズルや迷路で楽しく“考える習慣”を身につけるもの。空間認識・論理・数的処理など思考の土台を育てることにつながります。

ワンダーファイ社が2018年にカンボジアの子どもたちに対して行った調査によると、実際に「シンクシンク」を活用した児童は、偏差値ベースで算数の成績が+5.6ポイント、IQ+7.0ポイントの向上が見られ、学ぶ意欲や自己肯定感といった非認知能力にもポジティブな影響が確認されたそう。こんなゲームなら、親御さんも安心ですね。

この「シンクシンク」の問題を基に、ポケモンの世界観で新しい遊びに昇華させたものが『ポケモンフレンズ』。

「ポケモンを通して子どもたちの成長に、遊びの中で考えることが身につくよう設計しました。大人が遊んでも手ごたえがある、おもちゃ感のある世界観です」(株式会社ポケモン・押野洋介さん)

「ワンダーファイは“考えるって楽しい”ということを、世界中に届けたいと思っていて、今回株式会社ポケモンと同じビジョンを共有し、エデュケーショナルアドバイザーとして関わりました。私たちはこれまで、1万人以上の子どもと接してきました。
子どもは面白くないと続けられません。『ポケモンフレンズ』には3つのポイントがあります。1つ目は“問題が直感的で面白い”こと。2つ目は“考えること自体が楽しい設計である”こと。3つ目は“様々な子どもへの配慮がある”こと。刺激的すぎない表現、コレクション性、保護者によるゲーム回数設定調整機能など、とても満足度が高いものになっています。私も毎日夢中になって遊んでいます」(ワンダーファイ株式会社・川島慶さん)

問題を解いて、糸をほぐして、ぬいぐるみを作る

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「ポケモンフレンズ」の基本的な内容は、問題を解く→「イトダマ」を手に入れる→ぬいぐるみを作る、というもの。こうして作ったぬいぐるみを「フレンズミッション」というイベントで使ったり、自分好みの「ぬい(ぬいぐるみ)部屋」を築くという形で展開します。

問題のひとつ「ひとふでピカチュウ」。一筆ですべてのでんきゅうをつないでいく。
問題を解くと、それぞれのポケモンのイメージに近い「イトダマ」を入手できる。
「イトダマ」を「ぬいマシン」に入れると……。
ぬいぐるみができた!
「ぬい部屋」では、ぬいぐるみや家具を置いて自分好みにアレンジする楽しみも。
「フレンズミッション」では、街の人たちの声を聞いて悩みを解決していく。
解決することによって家具などがもらえることもある。集めた家具などを「ぬい部屋」に置く楽しみもある。

実際に遊んでみた!

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kufura編集部員も実際に『ポケモンフレンズ』で遊んでみました! 

まず、操作がわかりやすい! 最初にチュートリアルで説明があるのはもちろん、直感的にゲームができる設計なので小さな子どもでもすぐスムーズに遊べそう。

編集部員が遊んだのは「ひとふでピカチュウ」、「ヤミラミのくねくねトロッコ」、「とおるのどっちでショー」、「ポッチャマのこおりすべり」、「ヒバニーのジャンプでめいろ」、「ゼニガメの水やり」、「ころころタマザラシ」。

どれもすぐにゲームが理解できて、頭を少し使う内容でした。「ひとふでピカチュウ」「ヤミラミのくねくねトロッコ」「ゼニガメの水やり」はゴールに向かうためのルート確保系ゲームで間違えても時間内にルートを確保できれば成功。回数を重ねるごとに慣れてくるので、毎日遊ぶことで「このパターンには、こう対処すればいいな」と積み重なる知識が得られそう。

「ヤミラミのくねくねトロッコ」はレールをつなげてヤミラミの乗っているトロッコをゴールまで進めるもの。
「ゼニガメの水やり」は四角いパネルを動かして水をつなげてゼニガメが通れるようにする。
「とおるのどっちでショー」にはバリヤードとバリヤード(ガラルのすがた)が登場。ゲームと合ったポケモンを出してくるところがさすが。

「とおるのどっちでショー」は頭の中で図形をイメージするゲーム。これは将来的に幾何などの問題を解くのに役立ちそう。大人になると滅多に使わないジャンルの能力だったので、海馬が刺激される楽しさがありました。

そして「ころころタマザラシ」や「ポッチャマのこおりすべり」のようなスマートフォン(または「Nintendo Switch」)本体を動かして遊ぶゲームは、指先を動かすだけのゲームの合間に出てくると、少し目先が変わって凝り固まった姿勢を変えてくれるところが良かったです。こういったゲーム内のバリエーションがあるのは、夢中になりすぎる子どもをほぐしてくれるメリットがありそう。

ゲームのレベルは9がマックス、レベルが上がると結構難しいです。

「ころころタマザラシ」はスマートフォン(または「Nintendo Switch」)本体を動かして、転がしていく。
「ポッチャマのこおりすべり」もスマートフォン(または「Nintendo Switch」)本体を動かしてゴールを目指す。

また、「フレンズミッション」では困っている人を助けるという形式をとっているので、情操教育にもつながりそう。人に親切にすることを子どもが覚えてくれると、嬉しいですよね。

毎日遊んだら「カレンダー」にスタンプを押せるので、ラジオ体操のカードのような達成感も得られます。子どものモチベーションにもつながりますね。

なお、保護者によるゲーム回数の設定も可能。遊びすぎを防ぐこともできるので安心です。スマートフォンの場合は課金することでゲーム回数が無制限になり、ぬいぐるみや「かべがみ」の種類も増えるそう。

遊んだ日にはスタンプが押せます。

大人は思考のリフレッシュになる!

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遊んでみて一番良いと思ったところは、
・「トライアンドエラー」体験ができる
・「視点を変える」体験ができる

この2つでした。

「トライアンドエラー」…「これがダメなら、あれをやってみよう」という挑戦をしていくことは、いろんなシーンで応用できそうです。

「視点を変える」…図形を上から見るか、横から見るか、という視点を変えることは、問題解決時に多様な考えが持てそう。

こういった体験を遊びながらできるのは、知育ゲームならでは。大人が遊んでも楽しく、凝り固まった思考がほぐされた気がしました。

なお、言葉系のゲームが無いところもポイントです。ノンバーバルなゲーム設計はワンダーファイ株式会社による、世界中の人が遊べるものを実現するうえで大切なところ。直感的に遊べて、かつ柔らかな思考を体験できるのです。ゲームのジャンルが「あたまをほぐす、ひらめきゲーム」とあるように、柔らかな発想力、思考力が得られそう。

ゲームに熱中すると時間があっという間に過ぎてしまい、少し罪悪感を感じてしまうことがありませんか? この『ポケモンフレンズ』だったら、ゲーム時間も自分の思考をほぐすことにつながる有益なものになる!と思えます。まさに、ギルトフリー!

ぜひ、夏休みに親子で遊んでみて!

(概要)
『ポケモンフレンズ』
配信日:2025722
対応言語:日本語/英語/スペイン語/フランス語/ドイツ語/イタリア語/中国語(繁体字)/中国語(簡体字)/韓国語
■スマートフォン版 ・対応機種 :iOSAndroid
販売価格:基本プレイ無料(ゲーム内課金あり)
開発・販売:株式会社ポケモン
■Nintendo Switch
版 ・対応機種 :Nintendo Switch  
※Nintendo Switch
Nintendo Switch 2 のどちらでも遊ぶことができます。       
※Nintendo SwitchにはNintendo Switch(有機ELモデル)やNintendo Switch Liteも含まれます。
販売形態:ダウンロード専用
販売価格:『ポケモンフレンズ』 1,400円(税込)、『ポケモンフレンズ まとめてパック』 4,700円(税込)
CERO:A
販売:任天堂株式会社
発売:株式会社ポケモン

 

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