ミステリー作家から読者へのお願い!?
null読者の皆様、どうも、自称小説家の蘇部健一です。
たいしたことは書いてないので、読み飛ばしていただいて全然かまいません。
現在、日本の出版界は未曾有の大大大不況に見舞われており、小説にいたっては、完全に死に瀕しています。
そんななか、売れない作家が、本を一冊出すということがどれほどむずかしいか、おわかりでしょうか?(「知るかッ」という声が聞こえてきます……) 。
書き上げる作品は、売れる見込みがないという理由で何度もボツになり、私はこの数年間、時給千円の牛丼屋で、三十歳年下の女性店長に「○○さん(本名)は使えない」と罵られながら、なんとか糊口をしのいでおりました。
しかし、そんな苦しい生活の中でも、必死に歯を食いしばり、日々、小説のおもしろいアイディアを考える努力だけは怠りませんでした。そして、ついにこのたび、私は、日本じゅうをあっと言わせるような大傑作(自分で言うと、なんて嘘臭いのでしょう)を書き上げることに成功しました。いちおう、おもしろいと思ってくれる人は、私のほかにも何人かいるらしく、こんな大がかりなプロジェクトになっています。
ところがです。極貧生活から抜け出すため、本が大ヒットする最高のタイトルをつけなくてはいけないのに、なかなかピッタリのタイトルが思い浮かびません。この企画のための嘘だと思われるかもしれませんが、本当の話です。タイトルがダサ過ぎると、どれほど非難の嵐にさらされたことか……。
そこで、お願いです。皆様のお知恵をお貸しいただくわけにはいかなでしょうか。どうか曇りのない目で作品を読んで、ぜったいにヒットするいいタイトルを考えてください。もちろん、タダでとは言いません! といっても、私の預金はもう底をつきかけているので、賞金は小学館さんが出してくれるのですが……。
一時間ちょっとで読める短い作品なので、通勤、通学の電車の中などで、気楽に読んでいただければ幸いです。
最後に、ひと言だけ言わせてください。
ラスト一行に、命を懸けました!!
どうぞよろしくお願いいたします。
蘇部健一
先生からのお手紙に「ラスト一行に、命を懸けました!!」とあるように、作品を読んだkufura編集部も最後の展開にびっくり! あれはどういうことだったの!?とページを戻して色々と確認してしまいました。
タイトルは思いつかないかも……という方も、ぜひ読んでみてくださいね!(そして編集部といっしょに驚きを共有しましょう!)
■全文ためし読みはこちらからどうぞ!
小説丸 「小説X」キャンペーンページ
キャンペーン要項
null応募方法
専用フォームからご応募可能です。
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応募期間
2017年11月17日(金)~2017年12月7日(木)
選考方法
応募いただいたタイトルの中から著者・編集部にて最終選考タイトルを5本選定します。
その後最終選考タイトルをWEBに掲出し、一般投票によって最優秀タイトルを決定します。
賞金
最優秀タイトル選定者…5万円
最終選考5タイトル選定者…各1万円+小説Xタイトルが入った特装本