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失敗しない「ささみの筋取り」全解説!筋だけきれいにスッキリ取れる【沼津りえの神ワザ下ごしらえ #3】

kufuraの連載「ちょこっと漬け」でおなじみ、料理研究家・沼津りえさんの新シリーズ。ちょっとしたひと手間で料理の腕前がグンとアップする「下ごしらえ」を紹介します。 

第3回目は、「ささみの筋取り」。うまくできず、身がボロボロになってしまう人必見! この方法なら、ストレスなく、筋だけスッキリ取れるんです。今回は、観音開きのやり方も、一緒に解説していきます。

筋を左右に動かすと、身がボロボロにならない!

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ヘルシーで価格もお手頃な「ささみ」は主婦の強い味方。でも筋取りが面倒ですよね。私もささみは大好きでよく使うのですが、筋取りをすると身がボロボロになってしまうこともしばしば……これってどうにかできないのでしょうか?

「よく包丁の背を動かして筋を取る方法がありますが、これだと初心者の人は逆に力が入りすぎて、身がボロボロになってしまう場合も。

筋に沿って切り込みをしっかり入れたら、包丁は斜めに軽く当てるだけ。筋を左右に動かして引き抜くと、筋だけきれいに取れます。身がボロボロにならないので、観音開きまでできますよ」(以下「」内、沼津さん)

(1)薄皮が付いていたら取る

薄皮が付いていたら取り除き、筋がある方を上にして置きます。

(2)筋に沿って切り込みを入れる

筋に沿って包丁を入れ、切り込みを入れます。切り込みは筋の両側に入れましょう。

「この作業を丁寧に行うのがポイント。ここでしっかり切り込みを入れておくと、後で筋が抜きやすくなります」

(3)包丁の刃を斜めに当てる

ひっくり返して筋がある面を下にして置き、筋の先を持ち、筋に対して包丁の刃を斜めに当て、固定します。

「包丁の刃を真下に向けると筋が切れてしまうので、包丁の刃は必ず斜めに当ててください。軽く当てるだけでOKです」

(4)筋を左右に動かしながら引っ張る

包丁の刃を斜めに固定したら、筋を左右に動かしながら引っ張ります。

(5)筋取りが完了!

身がボロボロになることなく、筋だけきれいに取れました!

観音開きもカンタンに!

さらに筋に沿って切れ目を軽く入れ、包丁を横に入れて厚い部分を開けば、小さなささみでも観音開きができました。チーズと大葉を入れて巻いたり、フライにしたり、料理の幅も広がりますね。

実際にやってみたところ、驚くほど筋だけスッキリ取れて気持ちいい! 今までは包丁の背を動かして筋取りをしていたのですが、うまく筋が引き抜けず、ささみの真ん中に穴が空いてボロボロになることが多く、地味にストレスを感じていました。

今回5本やってみたのですが、どれもうまくできてスッキリ! ささみを使うのが以前より気軽に&楽しくなりました。ぜひ試してみてくださいね。

次回は、ヌルヌルしない「長芋」の切り方を紹介します。

取材・文/岸綾香

【取材協力】

沼津りえ

料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『いろんな味で少しだけつくる ちょこっとだけ漬けもの』(学研プラス刊)、『55分焼きたてパン 粉100gの食べきりレシピ。手も道具も汚さずパパッとかんたん』(主婦の友社)、『野菜まるごと冷凍レシピ』(主婦の友社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu  YouTube  管理栄養士  沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」

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