7位:どこに何があるか一目瞭然!「見せる収納をする」
null「見える収納を心がけています」(57歳/主婦)
「中の見えるケースに収納」(72歳/主婦)
本来物がないように片づけるのが“収納”の王道ですが、あえて「見せる」ことによる逆転の発想! メリットはどこに何があるか一目瞭然なので、「どこにしまったか分からない」ということが防げること。使いたいときにすぐ物が手にとれるので、それだけで時短になります。
逆にデメリットは、見せ方に工夫が必要なこと。ただ物を雑然と置くだけでは単なる「散らかった状態」となってしまいがち。それなりにテクニックが必要となる上級技といえます。
6位:しまう場所がすぐ分かる!「分類ごとに収納して、ラベルを貼る」
null「ケースや収納袋の上などにシールを貼り、入っているものの名称を記入して収納するようにしている」(67歳/主婦)
「置き場所を決めておく。置き場所に迷った時は、ひとまず置いておく場所を作る」(53歳/その他)
収納ケースなどにラベルを貼って何が入っているかを明確にすることを「ラベリング」といいますが、この方法は収納術で必ず登場する基本技といえます。
ラベリングをすることで物を収納する場所の住所をはっきり定め、さらに後でラベルを見返すだけで自分の持ち物を俯瞰してみることができるのも利点です。ただし、ラベルを作って貼る手間はかかります。
5位:ピッタリアイテムを探せ!「収納グッズを活用する」
null「100均の収納ケースを活用する」(33歳/主婦)
「暇があるとホームセンターに行き収納グッズを買うようにしている」(58歳/総務・人事・事務)
100円ショップやホームセンターは、アイディア収納グッズの宝庫です。それがハマるかハマらないかは人それぞれだと思いますが、自分にピッタリのものが見つかる快感は格別です。
ただし買いすぎて「収納グッズで散らかる」という本末転倒にならないよう注意してくださいね!
4位:キッチンツールなら!「吊り下げ、壁掛け、縦置き収納をする」
null「調理中によく使うキッチンツールは壁掛けにして、探す手間を取らないようにしている」(51歳/主婦)
「キッチンツールの吊り下げはもちろん、食器棚もダイニングテーブルの側に置き、各自取って使う」(44歳/主婦)
「どこに何があるかわかるように縦におく、重ならないようにする」(55歳/主婦)
キッチンツールなどの収納で時間をとられるのが「どこにしまったか分からない」と「取り出しにくい」ケース。それを解消してくれるのがこの「吊り下げ」「壁掛け」「縦置き」による収納です。
これらの収納が可能となるにはS字フックや突っ張り棒、縦置き用ラックなどが必要となりますが、ほとんど100円ショップで入手可能です。
3位:しまう場所を明確に!「物の置き場所をきちんと決める」
null「場所だけは間違えず、中身は揃えず放り込むだけ」(49歳/主婦)
「仕分けして物に住所を持たす。違う場所には移動しない」(44歳/その他)
それぞれの物ごとにしまう場所を明確にすることをよく、「住所を決める」と表現しますが、これは片付けの鉄則とされる方法。場所さえ決まればあとはそこに収納するだけなので、迷うことがありません。コツは収納する住所を片付けやすい場所にすること。でないと面倒になってそのままになりがちです。
2位:アクションを少なく!「よく使うものを出しやすい場所に置く」
null「よく使うものは出しておく。使う頻度が高い順に引き出しの手前に入れていき、頻度が低いものは奥にしまう」(47歳/主婦)
「取り出すとき、しまうときのアクションが少なくなるような収納にする」(45歳/主婦)
よく使うものを出したりしまったりするのは大変です。そこで使う頻度が高いものはすぐに取り出しやすくしたり、収納しないで出しておく。ちょっとしたことですが、確実に収納の時短につながりそうです。
特に押入れや戸棚の奥など、奥行きがあって死角になりやすい場所が多い収納には、この方法が便利です。
1位:収納する物自体を減らす!「物を増やさない、捨てる」
null「食器の数を必要なぶんだけに減らす」(54歳/公務員)
「すっきりと余計なものは置かない」(46歳/金融関係)
「要らないものを見極めて処分する」(41歳/営業・販売)
1位は「物を増やさない、捨てる」。実は今回の調査で圧倒的多数となったのがこの方法でした。収納するものが少なければ、時短になるのは当然のこと。収納や片付けを簡単にしたいなら、とにかく「捨てる」と「増やさない」が絶対的なセオリーといえそうです。物を増やさないことは余計なものを買わないことにつながり、節約にもなるので一石二鳥! 心がけたいですね。
ほかにも続々!ちょっと変わった時短テク
nullさらに少数意見の収納時短術をご紹介! なかなかユニークなものや、「それって本当に時短?」と感じてしまうものなど、いろいろあります。
「洗い物を少なくするために牛乳パックの底から10㎝位を切り、器にして使う」(54歳/その他)
「カーテンで隠す」(60歳/主婦)
「筒状に巻かれているキッチンペーパー。トイレットペーパーみたいに取るのが面倒なので、収納も含めて一枚一枚全部切って使えるように袋に入れてある」(31歳/主婦)
「できるだけ小さくたたんで一箇所に多くしまう」(63歳/主婦)
こういった意見をみると、どんな収納が面倒か便利かという感覚は本当に人それぞれだと感じます。
大切なのは自分にとってピッタリだと思える収納方法を見つけ、着実に実行すること。それこそが効果的な時短への近道になりそうです。