1:プリントは子どもが帰ってきたらすぐチェック
お子さんは毎日カバンからプリントを出していますか? また、親はもらったプリントにすぐ目を通していますか?
プリントには、“個人面談の日にちの伺い”や“行事費の徴収”など、期日までに学校に返答すべきものが数多くあります。期日を守らないのは大体いつも同じ人……。常習しているうちに、「また○○さんは返事を出してくれない。プリントの管理ができていないのでは?」なんてダメ親認定されることになりかねません。
また、授業で使う持ち物がプリントで指示されていることも多々あります。きちんと見ていないと、自分の子だけいつも道具がなくて友達から貸してもらうなど、授業に差し障りが出てくる……なんてことも!?
低学年だと、プリント類が学校の机に入れっぱなしになっていることもあります。子どもが帰ってきたら、「今日はプリントない?」と親の方から確認するといいですね。
2:種類ごとに保管ルールを決める
学校からは数多くのプリントが配布されます。そのすべてを分かりやすく整理するのはかなりの手間がかかりますし、一度目を通せば後から見る必要がないものもあります。
そこで、プリントの種類別に保管のルールを決めるようにするとよいでしょう。
たとえば、
「チラシなどは読んだらすぐに捨てる」
「個人面談の日程や運動会の案内などは期日が来たら捨てる」
「テストや学級便りはとっておく」
など、種類ごとに分類をします。そして分類したプリントは、次のように保管するといいでしょう。
(1)とっておきたいもの・・・穴をあけてファイリング
(2)期日が来たら捨てるもの・・・いつでも見られるようにクリアファイルに保管し、用事が済んだものは捨てる
(3)処分に迷うもの・・・箱に入れて、たまったら整理する
(4)すぐに捨てるもの・・・捨てる、または裏紙として遊びや勉強に使う
後から捨てるものまで穴をあけてファイリングするのは、労力とコストの無駄! 種類や重要度に応じて、整理方法を変えるようにしましょう。
また、いったん裏紙として取っておけば、後から「やっぱり見直したい!」と思ったときの保険になります。裏紙は古いものが一番上になるように保管しましょう。
3:100点のテストや作品は展示する
効率的に整理したいからと、どんなプリントでももらってすぐファイリングしていませんか? 子どもとしては、テストや作品をすぐしまわれると、「せっかく頑張って100点をとったのに……」などと寂しい気持ちになります。
整理収納は効率も大切ですが、子どものヤル気がアップするように、“展示期間を設ける”のがいいそうです。
やり方は、子ども1人につき1枚のコルクボードを用意し、壁にかけます。そこは子どもが管理すると決めて、「テストや作品、写真などを自由に貼って良いスペース」にします。次の展示物が来たら、スペースに入らないものは剥がして、ファイリングするか処分していきます。
家族やお客様が目にしやすい位置に飾ることで子どもも満足しますし、親もふとしたときに子どもの成長を目にすることができます。
4:新学期は教科書と一緒にファイルも入れ替える
年度がかわったら、日々整理してきたプリントは、後は思い出として保管するのみ。教科書を新しくするタイミングで、ファイルの入れ替えも行いましょう。
ファイルはそのまま保存してもよいのですが、収納場所は限られていますよね。見返さないものや後日入手可能なものを処分するなら、このタイミングしかありません。
見返したいと思うものだけ厳選して、薄いファイルにお引越しさせます。今まで使っていたファイルには、新年度のプリントを保管するようにします。
ちなみに、古いプリントを入れたファイルは、後から見返すときのことを考えて、すぐ中身が分かるようにテプラを利用してタイトルをつけておくと良いそうです。
いかがでしょうか? 収集がつかなくなりがちなプリント類、スッキリ整理できそうですか?
子どものためにも、「もらっているのに知らなかった」「返事するのを忘れていた」なんて事態を避けるために、整理収納を心がけたいですね。
2017/5/11 WooRis掲載
執筆/大津留ぐみ