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夏休みはとくに心配…防犯ブザーにキッズ携帯は?「子どもの安全・防犯対策」を調査

朝、小学校の子どもが「いってきます!」と家を出てから、無事に帰ってくるまでの間には、たくさんの危険が待っています。横断歩道、交差点、ガードレールのない道路、そして、ほんのわずかな大人による悪意あるまなざし……。

成長の過程では、危険をある程度察知して回避する能力を身に着けることも大切なのでしょうが、それも限界があります。道路や通学路におけるリスクを軽減するために、親はどのような対策をとっているのでしょう。

今回、『kufura』では、261人の子育て中の女性に、子どもの安全や防犯のためにとっている対策についてうかがいました。

「防犯ブザー」を持つことが決まりの学校も

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小学生の子どもを持つ53人の女性が回答したのが、“防犯ブザーを持たせる”という対策。学校の決まりでランドセルにつけている家庭も多いようです。

「防犯ブザーをランドセルにつけている。登下校の安全のため」(41歳・総務・人事・事務/子12歳・10歳・6歳)

「防犯ブザーを持たせている 学校で全員が持つ決まりのため」(32歳・その他/子8歳・3歳)

よくあるのが、防犯ブザーの電池が切れていたり、気づかないうちに故障している例。“もしも”の瞬間のために定期的にチェックしておきたいものです。

GPS機能も活用!外出時には「キッズ携帯」持参で行動

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小学生の子どもを持つ女性33人は、子どもにキッズ携帯を持たせていました。

「GPS機能付のキッズ携帯を持たせている」(37歳・その他/子10歳・8歳・6歳)

「キッズ携帯を持たせている。何かあれば私の携帯にメールが届く」(44歳・主婦/子8才)

「出かける際は携帯を持たせている」(42歳・主婦/子11歳・9歳)

最近のキッズ携帯は、電池の残量が少なくなったり、防犯ブザーが鳴らされると、すぐに親の携帯にショートメールで知らせる機能などがあります。放課後どこかに行くときにはキッズ携帯が役立つのではないでしょうか。

防犯アプリも充実!「スマートフォン」を持たせる

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子どもの年齢がもう少しあがると、携帯ではなくスマートフォンを持たせている家庭が目立ちました。

「塾に行くとき、遊びに行くときにはスマホを持たせる」(45歳・総務・人事・事務/子12歳)

「スマホアプリのブザー音を入れている」(38歳・主婦/子16歳)

「スマホで連絡を取り合う」(46歳・主婦/子13歳)

スマートフォンの“持たせどき”は悩ましいものですが、防犯の目的で持たせている家庭も見受けられます。

家庭のルールを設けて「リスク管理」を

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家庭の中に安全を守るための“ルール”を設けている家庭も。

「遊びに行っても友達と近くまで帰ってくるように言ったりしている」(33歳・主婦/子8歳・11歳)

「学区内以外には行かない約束をしている」(37歳・/子6歳・8歳)

「門限を決めて寄り道しないようにしつけています」(47歳・主婦/子4歳・12歳)

一方で、“もしも”のために身を守る練習をしている家庭もありました。

「自分の身の守り方を時々一緒にやってみる。腕のつかみ方、背後から襲われたときの逃げ方と攻撃の仕方など」(46歳・主婦/子16歳・13歳)

相手は大人ですから、過度な自信を持たせるのは考えものですが、身を守る術を着けておくに越したことはないかもしれません。

どうしたら子どもを守れる?防犯チェックリスト

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今回のアンケートからは、各家庭ごとに子どもを守るための対策を打っていることがわかりました。とはいえ、対策は十分なのか、どうしても不安になってしまいますよね。

総合防犯対策サービスを提供している『ALSOK』は、共働き世帯での小学生の子どもの防犯について、以下のようにアドバイスしています。

外出前に親子で確認!子どもだけの外出、防犯チェックリスト

【外出前の基礎知識】

□通学・外出時の約束「いかのおすし」について十分に理解している。

□町に潜む危険な場所(入りやすく、見えにくいところ)について、親子で確認し、話合ったことがある。

「いかのおすし」とは、警視庁が考案した防犯覚え言葉です。

いか…知らない人についていかない

…知らない人の車には絶対にらない

おごえを出して助けを呼ぶ

…安全なところまでぐ逃げる

…すぐにおうちの人にらせる

【子どもだけで外出時の約束】

□友だちの家に行くときは、誰の家に行くかおうちの人に伝えてから行っている。

□行き帰りは、安全な道を選び、寄り道しないで、 明るいうちに家に帰るようにしている。

□行く場所が変わるときや、帰る時間が過ぎてしまったときはおうちの人に連絡している。

□防犯ブザーやGPS機能付きのスマホや端末を持って外出するようにしている。

子どもだけで留守番するときの約束事 「いいゆだな」を親子で確認!

また、夏休みは子どもだけで留守番させる機会も増えるご家庭もあるかもしれません。そんなときの約束事「いいゆだな」もあわせて確認しておきましょう。

「い」えのカギを見せない

…これから留守番することがわかってしまうので、家に着くまではカギは人から見えないところにしまっておく。

「い」えのまわりをよく見る

…家の近くに人が隠れていないか、または尾行されていないか、家に入る前に確認する。

「ゆ」うびん受けをチェック

…郵便受けがいっぱいだと、空き巣が家に誰もいないと思って入ってきてしまうかもしれない。留守番前に取り込むようにする。

「だ」れもいなくても「ただいま!」

…家の中に家族がいるように見せかけ、子どもだけで留守番していると悟られないようにする。

「な」かに入ってすぐ戸締り

…カギが開いていたら、悪い人が入ってきてしまうかもしれない。玄関だけでなく、家全体の戸締りを確認してから留守番を開始する。

低学年のうちから留守番を任せる機会は少ないかもしれませんが、留守番中の子どもを狙った犯罪も少なくありません。被害を防ぐためのポイントは、犯行者に「家に保護者がいるかもしれない」と思わせることです。そのためには、学校や外出先から家に帰るとき、すなわち「留守番する前」から気をつけておくべき約束があります。

ALSOKでは、この約束を「いいゆだな」という覚え言葉にして小学生に教えているそうです。

小学校低学年くらいだと、カギの使い方に不慣れなため、玄関扉の開錠に手間取ってしまう子が多いものです。 玄関先で手間取っていると、これから留守番するということがばれてしまったり、背後が無防備になってしまったりと、 防犯上よくありません。留守番を任せる前には、カギの開け方の練習をしておくこともおすすめしているそうです。

 

子どもが成長するにつれて、ひとりで経験させることが増え、親の目がどうしても行き届かなくなっていきます。防犯意識と対策をその都度、親子で確認しながら高めていきたいですね。

 

【参考】

小学生の子供の防犯に関する意識調査 – ALSOK

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