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4位スキンケア、3位資格取得…40代女性が振り返る「30代の頃にしておくといいこと」1位、2位は

ライフスタイルが多様化する30代。キャリア形成、結婚、妊娠・出産、貯蓄、住み替え……など、人生のターニングポイントとなるできごとが集中する年代です。

1人1人置かれた状況が異なるために、これまでよき相談相手だった友達や家族とも悩みを共有できないまま、慌ただしく駆け抜けた方もいらっしゃるかもしれませんね。

一転、40代は生活の変化が少なくなり、近過去のハイライトと近未来の輪郭が少しずつ見え始める頃ではないでしょうか。

そこで今回は40代の女性141人にアンケートを実施。「30代の頃にしておけばよかった」「30代の頃にしておいてよかった」と感じていること、30代の女性にアドバイスしたいことについて伺いました。

さまざまな声が寄せられた結果はランキング形式でご紹介します。

「30代にやっておくといいこと」6~10位の結果は?

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まず、6~10位の結果をご紹介します。

10位:恋愛(4人)

「恋愛。仕事ばかりで恋愛してこなかった。年齢が上がると難しい」(40歳・コンピュータ関連技術職/山形県)

同率10位:脱毛(4人)

「VIOの脱毛。今、始めたら白髪交じりになってて一掃できそうもないから」(49歳・総務・人事・事務/東京都)

9位:仕事(5人)

「しておいてよかったのは、個性的な上司・同僚に揉まれて仕事をしたこと。そのおかげか、他の職場に行ったときさまざまなタイプの同僚を肯定的に受け入れられるようになり人間関係のトラブルも格段に減ったように思う」(42歳・営業・販売/埼玉県)

「子育てが大変で社会復帰ができない30代だった。数時間でもよいので時間を作って、働きに出るべきだった」(43歳・主婦/島根県)

8位:やりたいことをする(6人)

「自分自身の自由な時間があるときに好きな絵を描き続けていればよかったと思ってる」(47歳・デザイン関係/北海道)

同率6位:ボディメンテナンス(7人)

「筋肉をつけること。40代になるとそんなに食べなくても太る。運動してもなかなか痩せない」(44歳・主婦/新潟県)

6位:出産(7人)

「子どもを授かること。あと回しにしていて欲しいときになかなか授からないので」(46歳・営業・販売/長野県)

恋愛・結婚・出産に関しては、40代に入るとハードルが上がってしまうという声が寄せられました。

仕事に関しては、30代の頃にキャリアアップに励んだ女性からは「がんばってよかった」という声が、出産や育児を理由にいったん職場を離れた女性からは「働いておけばよかった」という声もありました。

他にも、加齢が進むことを踏まえたボディケアなど、さまざまな回答が集まっています。

続いて上位5つの回答をご紹介します。

5位:投資(8人)

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「長期積み立て投資信託。早く始めればよかった。時は金なり。投資金額が少なくても、時間が味方してくれる」(40歳・主婦/北海道)

「投資。若いころから始めておけば、知識も資金も身につけられて今後が楽だったのにと思う」(40歳・その他/静岡県)

「積立投資は時間が必要なので、30代初めからしないともったいないと思います」(47歳・その他/東京都)

投資に関しては「やっておいてよかった」よりも「やっておけばよかった」と後悔する声がほとんどでした。

短期で利益を得ることを目指すためではなく、長い目で見てコツコツと投資額を増やしていけばよかったと悔いる声が聞かれます。

4位:スキンケア(10人)

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「お肌のケア。顔のシミなど最初は小さなものでも、気づけば大きく濃く目立つようになってしまい、結局レーザーのお世話になった。そうなる前にきちんとケアしておけば良かったと後悔しているので是非とも気を付けてほしい」(48歳・主婦/東京都)

「スキンケアをしっかりする。日焼け止めをしっかりする」(46歳・公務員/神奈川県)

「スキンケア。怠れば後悔する」(40歳・総務・人事・事務/香川県)

一生を通じて“肌の曲がり角”は何度か訪れると言われていますが、40代になると加齢のサインが一気に目立つケースも。30代のうちに将来を見据えた“先取りケア”をしておくと、肌の状態が違ってくるかもしれません。

3位:資格取得(11人)

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「資格を取れるものは取っておくこと。記憶力が違ってきて、資格も役立つ」(43歳・主婦/宮崎県)

「資格の勉強を早くからしておけば良かったと思う。仕事で自分を追い詰めすぎないで、ワークライフバランスは大事にした方がいい。仕事で体を壊しても、会社は何もしてくれない」(44歳・総務・人事・事務/東京都)

「資格の取得。何か一つ手に職をつけたかった」(47歳・主婦/福岡県)

仕事に直結する資格を望む声です。資格を取得することで再就職に活かしたり、仕事の幅を広げたり、キャリアアップをしたいと考えている女性が多く見受けられました。

2位:勉強(14人)

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「英語の勉強をしておけばよかった。今よりもまだ頭が柔軟だったような気がする」(46歳・主婦/兵庫県)

「お金持ちになるための知識と実践。自分がしたいことへの勉強」(45歳・主婦/兵庫県)

「大学院に行ってよかった。新たな友人を得ることや様々な知見を広げることができた」(45歳・企画・マーケティング/神奈川県)

仕事ですぐに役立つ資格でなく、外国語や世界情勢などの教養を身につけておきたかったと望む人が見受けられました。

吸収力が今より高かった30代、「学ぶことにもう少し貪欲でありたかった」という悔いる声があった一方「思い切って大学院で学んでよかった」と過去を肯定する声もありました。

1位:貯金(29人)

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40代の女性が自分の経験を踏まえて「30代のうちにやっておけばよかった」「やっておいてよかった」と感じていることとして、最も多くの回答が集まったのは“貯金”でした。

「貯金。子どもの成長とともに、ものすごい勢いでお金がかかるから」(47歳・総務・人事・事務/大阪府)

「もっと貯金しておけばよかった。老後の資金は若いうちからしっかり貯めておいた方が良い」(49歳・技術職/秋田県)

「お金をもっとためておけばよかったと思う。子どもが小学生の時がお金を貯めるチャンス」(43歳・主婦/広島県)

「服をあまり買わずにお金を貯めておけば良かった」(48歳・主婦/岡山県)

今回のアンケートでは、主に子育て世代から「貯金をしておけばよかった」という声が多く寄せられました。というのも、子どもの年齢があがると同時に必要な教育費が膨らんでいくからです。40代後半の女性からは、老後資金を案じたり、過去の浪費を悔いる声も聞かれました。

 

以上、今回は、40代の女性が「30代のころにやっておけばよかったこと」「やっておいてよかったこと」についてお届けしました。

年をとるとともに、本気でアドバイスをしてくれる人、叱ってくれる人はだんだん少なくなっていきます。と同時に、自分を律し、自分で考えなければならないシーンも増えてきます。40代の女性たちが自分の過去を振り返った声は、たくさんの選択に迫られた30代の女性にさまざまなヒントを投げかけているのではないでしょうか。

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