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今すぐ試したくなる!手を汚さずに「卵を上手に割る」方法

朝食にお弁当に欠かせない卵ですが、皆さんは手を汚さずに上手に割ることができますか? たまに殻が入ってしまったり、手に卵がついてしまったりすることってありますよね。その場合、間違った割り方をしている可能性があります。知っているようで知らない、“手を汚さずに卵を上手に割る方法”を食生活アドバイザーの資格を持つ筆者が、農林水産省のサイトも参考にしつつお伝えします。あわせて茹で卵の殻を上手く剥く方法もご紹介します。

卵の上手な割り方

卵を割るときは、一番初めに卵をどこかにあててヒビを入れますよね。実はこのヒビの入れ方がとても重要なポイントになるのです。

「卵を割るときは、テーブルの角や卵を入れるボールの角に卵をあてている」という方が多いと思いますが、これはNGです。

角に卵をあてることで一点にヒビが集中してしまい、そこに指を入れて開け割ることで手が汚れたり、指で押し開く時に殻が卵の中に入り込んでしまう場合があります。さらに、これでは卵に殻や指が入ってしまい不衛生ですよね。

平らなところを使う

卵を上手に割るためには、平らなところに卵の側面をあててヒビを入れるというのが正解です。卵にヒビが広がるので指を押し入れたりすることなく、簡単にパカっと割ることができます。

そして卵を2つ以上割る場合は、卵同士をぶつけてヒビを入れるとちょうど良いヒビの入り具合で割りやすくなります。

茹で卵の殻を上手くはがす方法

茹で卵を作った時に殻をなかなか綺麗に剥くことができずに、白身まで剥がしてしまいイライラしてしまうなんてことはありませんか? そこで茹で卵の殻を綺麗にはがす方法をご紹介します。

〈ゆで卵を熱いうちに水に入れて冷やすと簡単(かんたん)にはがすことができます。

水で冷やすとカラと身の間で収縮(しゅうしゅく)の差、いわゆる「ずれ」ができます。

また、外側から冷やすとまだ熱い身のほうから出た蒸気(じょうき)が冷えて水になり、ずれているカラと身の間に水がたまった状態(じょうたい)になり、密着(みっちゃく)を防(ふせ)ぐので、はがしやすくなります。〉

そして茹で卵を作る時は、賞味期限が近い卵、つまり古い卵を使ったほうが殻も剥きやすく、美味しく食べることができるのだそうです。

卵の殻を再利用

最後に、卵料理をした後に捨てる卵の殻ですが、捨てないで再利用する方法があります。卵の殻にはカルシウムが豊富に含まれているので、細かく砕いでガーデニングの肥料に使うことができます。

それにお掃除にも大活躍してくれます。茶渋で黒ずんだコップなどに砕いた卵の殻を入れてスポンジで洗えば、漂白剤を使わなくてもコップについた茶渋を綺麗に落とすことができるのです。

水筒などスポンジで手の届きにくい形のものは、殻と水を入れてよく振れば汚れを綺麗に落とすことができます。ぜひこれからは、殻を捨てずに再利用してみてくださいね。

 

卵を上手に割れるか試してみたくなってきましたか? 卵を上手に割るためには、力加減も大切なポイントです。これは是非練習して、ちょうど良い力の入れ方を習得してください。

そして子どもにも卵を割る練習をさせることで、手指の力のコントロールや感覚を覚えるのにとてもいい訓練になり、お手伝いにもなりますので、親子で上手な卵割り練習をしてみるのもオススメです!

 

【参考】

※ 畜産の不思議 北陸農政局 – 農林水産省

2017/3/6 WooRis掲載

執筆/やまさきけいこ

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